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zoom RSS 『そしてドイツは理想を見失った』(川口マーン惠美)

<<   作成日時 : 2019/03/31 21:10   >>

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 ドイツ 再生エネルギーの発電量が 従来の火力発電などを上回ったという報道を聞き、本当かな?と思っていたんだけれどもやっぱりからくりがあったようだ。補助金がたんまり出るのならばそりゃ参入する所も多くなるだろうさ。日本と同じだ(日本は即破綻しちゃったけど)。凪や曇りの日が続くなら結局旧来の CO2を吐き出す火力発電に頼らざるを得ない。当然補助金は血税から充填され、電気料金はうなぎのぼりになる。

 この著者はドイツのマスコミにかなり不信感でいっぱいになってる。曰くドイツのメディアはメルケルマンセーで批判的な記事を書かないと。再生エネルギー大成功の話もその文脈での宣伝のようだ。うーん、そうなのかなあ。もちろんこの本に書かれた内容を全て鵜呑みにするというのもちょっと問題がありそうだ。

 メルケルマンセーの真逆がトランプに関する報道だろう。私はトランプサポーターではないけど、冷静に振り返るとそんなひどいことはしていないと思うのだが、とにかく何をしても悪く書かれる。最近の「ロシア疑惑」も結局証拠が出てこないのであれば責めることは出来ない。「何らかの手を使ってもみ消したのだ!」ってことはあるだろうけど。

 トランプアメリカは京都議会を離脱したがそれにはそれなりの理由があると著者も解説している。アメリカはCO2排出の少ないシェールガスへの転換などによりもうすでに CO2を削減しているというのだ。(シェールガスを調べるとCO2排出が少なくなるのは事実だが、メタンガスとか出して温室効果についてはやはりよくない、と見つかるんだけどなあ…)

 対してドイツは原発止めて足らない分は火力発電を(再生エネルギーが不安定な煽りを食って極めて非効率な方法で)可動させているので CO2出まくりだとか。(ドイツは自分のところの原発電力を止めて足らない分はフランスの原発で発電した電気を買い取っているという噂もあったけどそれについては触れられてないな)

 移民問題も深刻なのだが、それ以前から話になっているトルコ人労働力について触れられてない。そのせいでドイツ人が 仕事にあぶれている。外国人労働力には大いなる恩恵もあるのにそれを恨みに思う人も少なくない(『ドイツ病に学べ』 (熊谷 徹) 参照←しかしこれももう13年前か…)。これにも全く触れられてない。

 「メルケルはプーチンとの会談でくつろいだ表情を見せることは決してない」とあるが、この後読んだ池上彰さんの本では「メルケルとプーチンはどちらもドイツ語ロシア語を話せるのでサミットなどで仲良く雑談してる」と言っている。会談中と雑談は違うかもしれないが、にしてもどっちなんだ? 犬をけしかけた事件もWikiでは「(メルケルが犬が苦手だと知らず)プーチンは後に謝った」と書かれてるんだよな。

 うむ、この手の本はなにを信じたらいいのか、やっぱりよくわからなくなる。











そしてドイツは理想を見失った (角川新書)
KADOKAWA
2018-03-09
川口マーン惠美


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