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zoom RSS 特別展「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」(国立科学博物館)

<<   作成日時 : 2016/12/31 19:52   >>

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 世界遺産ラスコー洞窟。フランスの田舎で遊んでいたこどもたちが偶然発見した二万年間忘れられていた洞穴。中に描かれた古代人(クロマニョン人)の手による壁画はただのイタズラ書きではなく、かなり技術のある選ばれた人物(たち)がなんらかの重要な意図を持って制作したのではと推測される。そのラスコー壁画がなんと東京上野で見れてしまう!

 とはいえもちろんやってくるのは実際の壁画をもとにした精巧なレプリカである。それでも太古の昔に思いを馳せるまたとない機会である。

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 このマネキン(?)がクロマニョン人ということだ。なんだかすごく美男美女に作られてるな。原始人といったらギャートルズみたいなイメージが浮かぶが、意外に縄文人くらいの文化レベルに見える。装飾品や化粧なんかもいちおう専門家の検証のもとで再現しているらしい。


 まず会場にあるのはラスコー洞窟のミニチュア。内部の空洞を再現する。
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 外側のパネルに模倣デッサンが描かれる。
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 次に進むとまるでテーマパークばりの実物スケールのラスコー壁画!
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 「黒い牝ウシ」、「背中合わせのバイソン」、「井戸の場面」など有名かつ数々の謎を秘めた壁画が実寸大で暗闇の中鑑賞できる。短いがムード満点☆


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 青いレーザーで浮かび上がらせているのは、経時劣化で色落ちした壁画の筆筋(彫刻の跡?)を示している。


 なんだってこんなものが作られたのか。ほんとうのところは誰もわからない。しかし宗教的な意味合いが強かったのではないか。今ではそんな見方が大半のようだ。深い洞窟に絵を描くなんて特別なんの実用的なメリットはなかったろう。だがその技術は信じられないくらい高いものがあった。絵画テク的にも、また彩色に用いる顔料調合のテク、はたまた暗い洞窟内で作業をするための作業テク(獣脂によるランプなど)。

 絵画テクで言えば明らかに近いものと遠いものを描き分ける遠近法が使用され、動物の足を複数描くことで動きをも表そうとしている(アニメーション効果?)。もっと後世の例えばエジプトのペタンとした二次元絵画なんかと比べてもよっぽどモダンな絵画技法を用いている(エジプト絵画はあれはあれで意図的かもしれないけど)。

 描かれたのは動物が中心で、その数は600頭と言われている。私が不思議なのはなぜ人間の姿を描かなかったのか(いるのかな?)。普通なら真っ先に自画像や家族を描かないか?(あくまで子供のイタズラ書きレベルでの話だが) もしや、写真が出来た時「撮影されると魂が吸い取られる〜!?」と忌み嫌われたようなものだろうか。壁画に描かれた動物は同じ生き物というよりも食べ物?あるいは道具や衣服を得る資源としての位置付けだったかもしれない。何かに捧げたもの? だが神様の概念も果たしてあったのだろうか。


 唯一(?)描かれている人間(?)が謎の「鳥人間」。なんでオトコと断定されてるのかと思ったら、チンコ勃ってるって…。こんなのを描ける人はかなり特殊でかつ尊敬された存在。シャーマン説もあるみたいだし。男に限られていたのか?
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 「井戸の場面」と呼ばれるこのシーンはなにからなにまで謎だらけらしい。鳥人間は何なのか? なんで倒れてるんだ? 右の(腸出してる)バイソンと戦って破れたのだろうか。左のサイには後方に6個の黒い点(糞か?)。様々な学説が唱えられているんだろうなあ。

 過去という泉は深い。有史って「文字による記録のある時代から」ってことだから3000年くらい前からを言うのかな? 3Kの年月で現代のテクノロジーに辿り着けるのなら、20kの期間では7周出来る計算だ。まあトンデモオカルティストが唱える論法だけど、クロマニョン人が予想外に高い文明を持ち得ていた事はこれからも明らかになっていくのだろう。







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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
先日、行ってきました。
やっぱり、あそこ、チェック入ってますね((笑))
そのあとの解説で知って、わざわざ戻って、拡大アップで撮影してきました。
凹の方はないのかなぁ・・・と思いながら。

この企画をされた海部先生の解説によると、人間を描いたのはここだけだそうです。
コロコロ
2017/01/30 16:22
>コロコロさん
いつまでもチ○コネタから脱却出来ない私…orz
現在まで残っている洞窟画がこれだけなのでなんとも言えませんが、それこそ便所の落書きレベルのものもたくさんあったのではとも思いますね。
少佐
2017/01/31 07:58

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