少佐の記憶-Memoirs of a major-

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zoom RSS すみだ北斎美術館

<<   作成日時 : 2016/12/04 14:43   >>

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 2015年オープン!…がずれ込んだすみだ北斎美術館。ようやく開館にこぎつけたらしい。早速偵察に。何を隠そうわざわざ信州の小布施くんだりまで行ったり、筋金の北斎追っかけである私のお眼鏡にかなうのだろうか? どうなんだろ。

 最寄りはJR両国駅。国技館や江戸東京博物館のあるところだ。いつものノリで(国技館とかのある)西口から出てしまったが、東口から出るのがいいのだろうな(帰りはそうした)。


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 公園で遊ぶ子どもたちなめのなんともシュールなシルエットである。設計は世界で活躍中という妹島和世さんとかいう方。んー、なんかザハってるかも(この言葉流行らせようかw)。北斎との関連が見いだせん。

 最初飛び込んできたのが長蛇の列である。思わず引き返そうかと思ったが、入場制限ではなく、チケット売り場がもたついているだけだという。自販機とかでも対応すればと思うけど、まあ混雑も最初だけだろうしね。

 中は…狭い! 導線として各フロア会場の入口と出口がいっしょだったり三階からしか階段移動が出来ない(非常階段はどっかにあるみたい)のは今日みたいな混雑時はどうなんだろか。やっぱりザハってるぞ。


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 さて肝心の展示物である。写真撮影が可能なものもいくつかある。ってか江戸時代の作品に今更誰の著作権が絡むのだろうね? ヽ(`Д´)ノプンプン
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 ただ後で知ったが撮影可能品はレプリカらしい? 浮世絵は痛みやすい紙の作品なので仕方がないのかも。そしたら撮影禁止作品はすべてオリジナルなのかな? というのも、撮影禁止作品のひとつに、かの遺作「富士越龍」が飾ってあるのだ。これぞ小布施の北斎館にある貴重な一品である。「所蔵:北斎館」となっていたけど長野になくていいのかな?

 一番の見ものは(これもレプリカだけど)「須佐之男命厄神退治之図」だろう。最初再現品と知らずにボケっと眺めていた。周りでパシャパシャ写真撮ってるし、色合いも「なんかへんだな」と思いキャプションを見ると、「関東大震災で焼失したものを再現した」とのこと。
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 館内ではその再現に至るドキュメンタリーをビデオで上映していた。唯一残された資料である白黒写真を元にカラー再現したそうだ。なんか偉そうに先生方やメーカーさんが説明してたけど、とっくに世界では過去の名作白黒映画とかを「動画」でカラー化してるもんなあ。一時流行ったがそうした試みももう今では下火になってるし。そんなにすごいもんだろうか?

 あ、よく考えたらあっちはオリジナルの色の忠実な再現は別に目指してないのか。なんかそれっぽい色が付いてればいいわけだ。だいたい白黒映画時代に俳優の服の色とか気を使っていたわけがない。きっと地味な色目の服とかセットとか使っていただろう。それをきっちり再現してもつまんないことになりそうだw。

 こっちはそうはいかない。北斎がどんな色使いをしていたのか正確に検証してこそ再現である。ひとつの工夫として説明されていたのが、白黒写真の濃度を見て色を推測し、一旦デジタルで色付けてまたそれを白黒写真撮って再度オリジナル写真と比べて検証していく方法。ほえぇ、なるほどな。

 この美術館は、北斎や江戸文化の保存・継承というよりもその先に進むテクノロジーの追求も目指しているのだろうか。


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 テクノロジーという意味ではこの北斎親子再現ロボット(?)も大したものである。葛飾応為(阿栄と表記されていたけど)と北斎、絵描きバカの親子のありし日々。さすがに絵を描くまでのことはしないのだが、たまに筆や煙管を持つ手がピクッと動く(笑)。


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 このロボットの製作元は特に張り出されていないのだが、なぜか煙管関連の協力者はクレジットされていた。煙管というか葉巻やパイプなんかも扱っているところみたいだね。
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 こんな調子でまた新たなテクノロジーの発信基地にでもなってくのならザハった建物も喜ぼうというものだ。空いてきたらまた訪問しようか。混雑であんまりじっくり鑑賞する気にもならなかったよ。

 基本理念:地域へ、世界へと北斎に関する情報を発信し、成長し続ける美術館(HPより)

 実現に向け邁進してほしいものである(墨田区民じゃないけど)。


***

 ところで「須佐之男命厄神退治之図」の中で一番気になったのがこのヒト(?)
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 首からつる下げてるのはなに?? やっぱ男根なのかな? デカすぎるし形も変なんだが。何の病気だったんだろうか? (ちなみにこのヒトの上にいるクモみたいなのは鬼太郎に出てきた気がする←調べたらたぶん「牛鬼」だ)

 もともとこの絵は「厄神退治之図」ということで須佐之男命さまが世の中のあらゆる疫病を退治してくれるというご利益ありがたいもの。その下に「もう悪いことはしましぇん!」と手形を文証に押しているのも見える。いろいろおもしろいなあ。











第6話 暴走!鬼太郎牛鬼
2015-07-01


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
あそこが巨大になって足が3本あるみたいになったの見たことあります! 確かフィラリアだったような。象皮病ともいうんだっけ・・・・と思ったら、北斎、象皮病、描いてるみたいだから、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%A1%E7%9A%AE%E7%97%85 中二病の妄想ではないかも(笑)

中二病的発想・・・→ http://korokoroblog.hatenablog.com/entry/2016/12/02/123931#5眼差し帰郷  ブログ、移動しました〜
コロコロ
2016/12/06 00:14
コロコロさん

おお、ご存知の方がいたとは! 象皮病、エレファント・マンもそうでしたっけ?(Wikiで見たら今では違うと考えられてるみたい)
ただ神事の絵に男根載せるのは結構あるので(そんなのもここで展示されてました)そういった意味合いもあったのかも。

それと、祝新ブログ開設👏 そうですよね、食べログにあの内容のブログはヘンでしたよねw 私の愚ブログのリンクも貼って頂いてありがとうございます。
いきなりネタバレ記事があるのであまり読めてませんが近い内に庭園美術館行って読めるようにします。
少佐
2016/12/06 07:55

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