少佐の記憶-Memoirs of a major-

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zoom RSS デトロイト美術館展(大阪市立美術館)

<<   作成日時 : 2016/09/11 19:56   >>

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 クソ暑い中また来たぜ大阪市立美術館(8/18来訪)。一年ぶりなのか。そして大サプライズが待っていた。なんと、曜日限定だが全作品写真撮影可能! 一部SNS掲載不可作品もあったのはなんなんだろ。画家の意向というよりは、利権が絡むんだろうなあ。今後売りに出す? 掲載不可作品とされたものには、頽廃美術とナチスに烙印を押されたドイツ人作品がなぜか多かった。ピカソにも多かったのはやっぱりオークションを意識したものかな。

 でもそれなら不可になってないやつはブログに載せてもいいんだよね? 文句つけられたらいやだからあんまし載せるつもりもないけど。

 フラッシュ禁止は当然として、なぜか場内での「記念撮影」が禁止らしい。よくわからん。まああちこちで「ピース! バシャ!」とかやられてたらウザいけど。監視員さんは普段より神経余計に使ってただろう。こっちもパシャパシャシャッター音がうるさくて集中出来ん(自分も撮りまくってんのに勝手なもんだ。ただ私はデジカメのシャッター音は消してたよ)。

 それに写真に撮っちゃうと安心してしまい、この絵には二度と逢えないかもしれないから目の奥に焼き付けておこうという気合も薄れるね。(やっぱり来訪記のポストも一ヶ月ほど遅れてしまった)


ピエール・オーギュスト・ルノワール
《白い服の道化師》 1901-1902年
 最初に目に入る作品。モデルは息子さんだとか。ピカソなんかも好んで描いたコスプレ。
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フィンセント・ファン・ゴッホ
《オワーズ川の岸辺、オーヴェールにて》 1890年
 ほんとにゴッホは後から後から見たことない作品にお目にかかる。写真だとわからないだろうが、現物は薄緑がとてもきれい。絵の具を盛ってモコモコさせることで乱反射の効果も計算していたんだろうか。
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フェリックス・ヴァロットン
《膝にガウンをまとって立つ裸婦》 1904年
 ヴァロットンにまで逢えるとはなあ。冷たい炎の画家である。密かに神話題材をモチーフにしていた人だから、これもアフロディーテとか元ネタがあるのかな。写真で気付いたが右上に署名する人も珍しい。
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アンリ・マチス
《ケシの花》 1919年
 ケシと書くと危ない感じがするけど要するにポピーだよ。
標題はケシだが白色の表現を描きたかったのか。白磁の花瓶。白が際立つ。一様な純白ではなく所々塗りを変えている。東洋的な背景? 屏風だけど日本の屏風っぽくはないな。中国っぽいかも。
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《コーヒータイム》 1916年
 昔アラブの偉い お坊さんが〜♪(これいいたかっただけであるw)
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パブロ・ピカソ
《アルルカンの頭部》 1905年
 これはSNS掲載不可作品。でも強く印象に残った作品なので触れておく。襟なし幾何学模様柄のシャツを来た若い短髪の道化師の頭部というか上部トルソー。うつむき加減のその表情を陰と陽で分け合う。後のキュビスムの異様な二つの顔の組み合わせは、この頃から萌芽が見えるのだ。


アメデオ・モディリアーニ
《帽子を被った若い男性》1919年
 最晩年の作品の一つ。それまであっさりしすぎた背景の塗りが最終的にセザンヌのような深みにまで深化した。命燃え尽きる瞬間になにかに開眼しかけていたのではと惜しまれる。
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おまけ
 こないだあべのハルカスの展望台から見えて「なんだあれ?」と思ってた変な建物。ラブホテルだったのか。関西テイスト…w。
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 ホテルといえば今回は京都でお気に入りのアンテルーム京都に宿を取った。

 ここは最近知らぬ間に改築(増築)され、なんでも、「コンセプトフロア」とかいう、複数の現代アーチストとのコラボルームが加わった。その中に宮永愛子さんの名前を発見し、これはいちど体験してみたいと申し込んでみた。けっきょく宮永愛子さんの部屋は利用できなかったのだが。

 アーチストによってはあまりにケバケバしくて落ち着いて寝れねーんじゃねーのか?ってのもあったが、私が当たった部屋はまったく常識的な意匠であった(ってかせっかくだったのに物足りねーw)
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 3年前の写真と見比べてみると自慢の朝食、パワーアップしてるんじゃないかな?
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 「デトロイト美術館展」は来月からいよいよ東京にやってくる。関東の皆様(私もそうなんだけど)カメラ磨いて乞うご期待!


 タイアップ作品なのかな?


デトロイト美術館の奇跡
新潮社
原田 マハ


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 てかデトロイトで検索するとこっちの方が引っかかってくるな。Unlimitedに入ってるよ!(例のスッタモンダで外れちゃった…)


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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは
最近、写真撮影可の美術展が軒並みふえました。おそらく若冲ブームがネットによって拡散した前例にあやかろうという目論見があると思われるのですが、そうなると今までの撮影禁止は、いったいなんだったのか・・・・と疑問を感じているところです。

写真撮影可のブロガー内覧会に参加しておりますが、最初は、あれだけ禁止してきた写真撮影を単なる一般人のブロガーに開放しちゃうの? 映り込みがあったり、人が入ってたり、ブレブレ動画で素人丸出し写真を垂れ流されて、国宝が泣いちゃう・・・・と思ったのが昨年の京都の琳派展でした(笑) 方や私たちは、行列で2時間並び、イモ洗い状態で鑑賞。なんだかなぁ・・・って。プレスが優先されるのは理解できますが、ブロガーだからって何でそんなに優先されるのかと・・・・

そんなわけで、いかなるものかと先入してみようと思ったのですが、ミイラとりがミイラに(笑)

レンブラントのリクリエイト展では、学生さんらしき方が、全ての写真を端から端までカシャリ、カシャリ。単なる収集か、研究なのか・・・ ちょっと音がうっとおしいなぁ・・と。

そして、某美術館の浮世絵展では、一枚の浮世絵全体を端からマクロ撮影。しかも、かなりの枚数・・・ というか、すべての作品、全体のマクロ撮影をしているようでした。ご本人はご満足かもしれませんが、見てる方はちょっと・・・・

と言ってる私も、新しく購入したカメラ、設定がよくわからず、一回シャッターを押すと、2枚、条件を変えて撮影するモードになっていて、その解除の方法がわからず、音は消していたけど、なんか回りに迷惑かけているのかなぁ・・・と。

黒船のように突如、解禁となりつつあるカメラ撮影。今後、いろいろ軋轢がありそうな予感が・・・
コロコロ
2016/09/13 09:33
コロコロさん

箱根のポーラ美術館も所蔵品のカメラ撮影オッケーになったみたいだし、ほんと急に黒船来航ですね。何があったんだろ? 美術館への来場者が減退気味なのでカンフル剤?(根拠レスです)
楽しいけどウザいっちゃあウザいですよね。やっぱ曜日か時間限定のタイムサービスが無難かな。
ブログに感想上げることをなりわい(仕事じゃないけど)にしている私みたいな人にとっては、絵の前で堂々とスマホいじれるのが最大のメリットかも。聞きてるか世■谷美術館!

サントリーの鈴木其一は内覧会とか行かれたんですか? 浮世絵を除いて日本画はそんな興味ないんだけど、鈴木其一は特別です!

山種美術館のも行ってみたいです!(あ、バラしちゃった?)
少佐
2016/09/13 20:47
ポーラも許可になったんですね。
私が想像するに、若冲展が空前絶後の入館者を記録。美術館の客観的評価というのは、内容では判断しにくいため、数字で表せる入場者数が露骨な判断材料となり、入館者数争いというのが、おきているのではないかと思っています。国立系美術館も体制が変わったと耳にします。

横浜そごうで行われた国吉展は、写真撮影OK、拡散してくださいという主催者のアナウンスがあり、それに加えて、主催者もしっかりフォローした結果、最初はガラガラ、最終日までには異例の入場者数になったという実績がありました。

https://ja-jp.facebook.com/yasuo.kuniyoshi.pj/
上記の6月ぐらからの様子を見ると、次第に盛り上がっていく様子が見てとこれます。この企画が、とても好評を得たようで、これが前例となり、写真撮影OKが増えそうと思っていたら、まさにそのような傾向を今、感じているところです。(続)

コロコロ
2016/09/15 11:18
(続)
最後の方で、「どこかのお偉いさんが、こんな展示は最悪・・・と触れ回っているらしい・・・」と語られていて、センセーショナルな企画だったことが見てとれます。露骨に拡散希望と、アナウンスされ時は、あら・・・と思って、結局は、それが目的なのよね。と思っていたのですが、主催者も志を持ってこの企画をされていることが伝わってきたので、決していやみではありませんでした。

ところがこの撮影許可した意図は、集客もあったと思うのですが、「作品をどう見るか」ということに意識的になるためという意図があったのだそう。「何を撮影するか、それは、その人が何に興味を持ったかの現れ、それをどのように切り取ってカメラに納めるか」それは対象をどう見ているかについて、客観視できる・・・・と言われ、恐れ入りました・・・でした(笑)

きっと、今の黒船来航は、みんなが渡っていくから、うちも、そうしましょう・・っという流れになっているような気がしています。

サントリーの内覧会、行く予定でしたが、日にちを勘違いして、過ぎてました。前期、後期、入れ替えがあるようなので、2度は見たいと覆っています。其一、人気のようで、友人から見たいと声がかかりました。

バレてしまった美術館の一般撮影は(笑)、さすがにお高くとまっていて、拡散して下さいとは言わず、「撮影してもいいわよ。ブログに乗せたいなら載せてもいいけど、これこれを守ってね」というスタンスでした。ある写真家が、どんどん拡散して下さいと、許可した2年前の撮影許可の時は、すごい違和感を感じていたのですが・・・隔世の感があります。
http://tabelog.com/rvwr/000183099/diarydtl/130943/
(続)
コロコロ
2016/09/15 11:22
某内覧会のレポートの最後のまとめの部分で、かつての浮世絵が風刺的要素を含みながら瓦版としての役割があったように、特別講師の方の、「みなさんのレポートによって評判が変わる」というのは、浮世絵と同様の情報の拡散方法で、時代は今と変わっていないといういう、わたしなりの風刺でした(笑)
しかしながら、講師のその言葉には、嫌みも含みもなくさわやかで思いは伝わると思ったのでした。

そして、少佐さんが迷われた、掲載していいのか。それを明確にしその条件をきちんと示すことが、今後必要という提言をされている方がいらっしゃいました。
http://www.misho-blog.com/social_media_4/

それにしても以前の写真禁止は、ポストカードの売れいきに影響するからなど、まことしやかに言われていましたが、ここ数年でSNSの広告効果にそれを上回る価値を見ているというおとの現れなのかと・・・・

しかしながら、今後問われるのは、許可してアップしたあとの主催者のフォロー体制のような気がします。丁寧にフォローして、さらに他の人を巻き込んでいくマネージメント力が必要。許可しただけでは、なかなか話題にはなりにくそうだと国吉展で感じたのでした。
コロコロ
2016/09/15 11:31
コロコロさん

日本の美術館は、そもそもが見世物興行なんですよね。その昔はデパートの客寄せ展覧会がほんと多かったです。
美術館と名打ってるところでも(ポーラとか富豪・企業系のとこは除いて)自分とこで保有している作品はほとんどなく、やっぱり公立のただの展示場なんですよ。自分とこのじゃないから異常に作品保護の意識も硬直して、変なとこで役所意識が高くなり、利用者無視の運営になる。究極の作品保護は「誰にも見せない」ってことだから。
オランダじゃ、フェルメールなんて、柵もなく、触ろうと思えば触れるくらいの距離で鑑賞できるとか聞いたこともありますね。

新しい試みにもなかなかチャレンジしない。英国で盛況だった春画展も「日本でもやろうよ」のオファーに、「けしからん!とか来たら大変だ」とビビっちゃってどこも手が上がらなかったと言います。でもこれもやってみたら大成功だったわけで、少しずつ意識も変わっていくのかもしれません。

山種も行ってきました。「6大ったって、広重ばっかじゃん」と思ったけどw。
サントリーの鈴木其一もよかったです。其一はなんか、あの世とこの世というか、アナザーワールドを目の前に出現させるんですよ。展示替えのころまた行かなくちゃ。でも三連休初日の昼間なのに空いてたな。まだまだ知名度は低いか。
少佐
2016/09/18 09:34
其一は、開館まもない時間帯はあれ? 状態でしたが、次第に混んできました。それでも、鑑賞にストレスはありませんでした。10月に日曜美術館で放送されるらしく、その後が混みそうとの予測を立てている方も・・・

写真撮影について、こんなことも語られていて・・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/sakura_2sxy/47111654.html

サントリーは、内覧会の写真撮影は、報道関係者の内覧会のみにしており、今のところは、他の美術館に追随はしていないようですね。

ブロガー内覧会の撮影も、いろいろな受け止め方があるよう。一部撮影許可も、さらに撮影側の意識の温度差があり軋轢を生みそうです。妙な方向にいかないといいのですが・・・・
コロコロ
2016/09/20 10:51
コロコロさん
鈴木其一の知名度が上がって会場が混雑するのは嬉しいような悲しいような…。

写真撮影可能な展覧会は賛否両論、どちらの意見もよくわかる。やっぱり、曜日や時間限定が落とし所でしょうね。
少佐
2016/09/20 21:34

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