オリエント急行殺人事件(三谷幸喜脚本TVドラマ)
ミステリーの女王の代表作。それを元にした映画も一級品である。これをフジテレビと三谷幸喜がどう料理するか楽しみであった。
実際見てみるとクリスティの原作小説というよりもシドニー・ルメット監督の映画をかなり意識した作りになっていた印象。ただ、その印象は私が小説の方を(英語も含めて2回は読んでると思うのだけど…)かなり忘れているせいもあるのかもしれない。
映画と小説については一度記事にしているんだけどね。
あの映画での豪華な往年のハリウッドスターたちと比べるのはあまりに酷だけど、三谷幸喜(とフジテレビ)人脈(?)の出演陣も面白かった(かのイングリット・バーグマンの役を八木亜希子さんが演じるとはなあw)。西田敏行はコミカルなのもいいけど、ああした耐える父親(これ以前映画の「相棒」でやった役柄だよな)もうまいね。玉木宏も好きな役者。声がいい。
野村萬斎氏のダミ声はツイッターでは違和感の方が多かっただろうか。私は特に気にならなかった。お能や狂言をされてる人だから元々ああした声で演じてる人なんだよね? むしろ第一夜最後のポアロ(勝呂)の謎解きの一人講釈はさすが見事な立ち回りだった。すごい。思わず聴き入ったよ。
『オリエント急行殺人事件』はアンフェアぎりぎりのトリックで有名な作品だが、これがミステリー史上に残る名作となったのは、(最近よくあるような)トリックのためのトリックではなく、ああした形で殺人をせざるを得なかったその必然性がロジカルに(冷静に考えるとそりゃムリありすぎだけどw)かつ人情味のあるドラマで見事に積み上げたクリスティの手腕にある。
これは『そして誰もいなくなった』(出てくる登場人物の背景はそのまま短編小説になりそうなほど中身が濃い)や私のお気に入りの『ホロー荘の殺人』と同系統のものだ。
それを見越して三谷幸喜が第二夜で裏舞台をオリジナル脚本でチャレンジしたのは冒涜ではなく敢えて深いリスペクトと考えたい。むしろもっと大胆な解釈やもう一捻りをしてもよかったのでは(よくわからない役柄だったパインさんがかわいそ過ぎたんだけど…。あれは要らんと思った)。
Amazonの本売上チャートではクリスティの原作が上がってきていた。ドラマの視聴率もよかったのではと思う。ほんと、これを機にクリスティ人気がまた盛り上がって欲しいね。『五匹の子豚』みたいな隠れた名作ももっと読まれるべきだよなあ。
この表紙評判悪いなあ…w
実際見てみるとクリスティの原作小説というよりもシドニー・ルメット監督の映画をかなり意識した作りになっていた印象。ただ、その印象は私が小説の方を(英語も含めて2回は読んでると思うのだけど…)かなり忘れているせいもあるのかもしれない。
映画と小説については一度記事にしているんだけどね。
あの映画での豪華な往年のハリウッドスターたちと比べるのはあまりに酷だけど、三谷幸喜(とフジテレビ)人脈(?)の出演陣も面白かった(かのイングリット・バーグマンの役を八木亜希子さんが演じるとはなあw)。西田敏行はコミカルなのもいいけど、ああした耐える父親(これ以前映画の「相棒」でやった役柄だよな)もうまいね。玉木宏も好きな役者。声がいい。
野村萬斎氏のダミ声はツイッターでは違和感の方が多かっただろうか。私は特に気にならなかった。お能や狂言をされてる人だから元々ああした声で演じてる人なんだよね? むしろ第一夜最後のポアロ(勝呂)の謎解きの一人講釈はさすが見事な立ち回りだった。すごい。思わず聴き入ったよ。
『オリエント急行殺人事件』はアンフェアぎりぎりのトリックで有名な作品だが、これがミステリー史上に残る名作となったのは、(最近よくあるような)トリックのためのトリックではなく、ああした形で殺人をせざるを得なかったその必然性がロジカルに(冷静に考えるとそりゃムリありすぎだけどw)かつ人情味のあるドラマで見事に積み上げたクリスティの手腕にある。
これは『そして誰もいなくなった』(出てくる登場人物の背景はそのまま短編小説になりそうなほど中身が濃い)や私のお気に入りの『ホロー荘の殺人』と同系統のものだ。
それを見越して三谷幸喜が第二夜で裏舞台をオリジナル脚本でチャレンジしたのは冒涜ではなく敢えて深いリスペクトと考えたい。むしろもっと大胆な解釈やもう一捻りをしてもよかったのでは(よくわからない役柄だったパインさんがかわいそ過ぎたんだけど…。あれは要らんと思った)。
Amazonの本売上チャートではクリスティの原作が上がってきていた。ドラマの視聴率もよかったのではと思う。ほんと、これを機にクリスティ人気がまた盛り上がって欲しいね。『五匹の子豚』みたいな隠れた名作ももっと読まれるべきだよなあ。
この表紙評判悪いなあ…w


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