村山槐多展(おかざき世界子ども美術博物館)

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 岡崎に村山槐多を見に行ったのもずいぶん昔のことになった。あれから新発見もあったそうで、その全貌が見られる回顧展があることをネットで知り関西出張のついでに寄ってみた(訪問日6/16)。

 豊橋で降りて名鉄の美合駅が最寄り駅。そこからはタクシー移動しかないようだ。行きも帰りも同じ運転手さんになっちゃった。「へ~、東京から? でもこないだもそんなひと乗せたよ。そんな人気あるんだ」みたいな会話。

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 なんと太っ腹なことに撮影可能! さすが地元岡崎。前回の岡崎市美術博物館ではNGだったのに。だがプロモーションには苦労してそうだ。特設HPみたいなものはなく、市役所のお知らせレベルのメモ的紹介ページしかない。低予算なんだろうなあ。

 にしてもこのキャプションはどうなんだ?w
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 最初は最初期の作品が並ぶ。なんと中学生の頃のものだ。


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《山村風景》 1910年
 これに限らず蔵の絵が多い。まあ中学生なんだから、目に入る近所の風景を描いてみたってことなんだろう。にしても14歳でこれをかいたがかいたのはすごい。とてつもない空間構成力ではないかいた? まわりのおとながびっくらこいて本格的な絵の勉強を勧めたのも頷ける。

 地味にふしぎだったのは、これなんで大きな画用紙一枚じゃなくて短冊みたいなパーツで組み合わせてるんだろ? いくら昔でもそのくらいの大きさの一枚紙はあったろうに?(なかったのかな?) 絵の全体に方眼に線を引いてるのは位置取りをちゃんとしたかったんだろう。


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《神社と川の風景》 1912年
 自作?クレパス(自分で工夫してたらしい)による色付けがスゴい。背景の林の描き込みはまるでダ・ヴィンチといったら褒め過ぎだが、すごいよ。ちゃんと木々を描き分けてるし。


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《日曜の遊び》 1915年
 以前行った時の記事であれこれ書いた。にしてもやっぱり変な絵だw。


デスマスク
 作品ではなくデスマクスそのもの。本当に死後に取ったものだろうか。病死の割にはふくよかで満足げに微笑んでいる表情に見える。やるだけやった人生ではなかったと思うが。さすがに写真を撮るのは躊躇ったな。


 図録代わりに館内に置いてあった(図録を制作する予算もなかったんだろう…)『もっと知りたい村山槐多』によれば、「村山槐多の到達点は《尿する裸僧》みたいなアニマリズムではなく、自然の美を追求していたのでは」という指摘。それって、考えてみれば絵を描き出した子供の頃の無垢で素直な風景画の精神に戻ったってことかな。



 アニマリズムってのもあまり聞かない言葉だしもうひとつわかってないけど、私は《尿する裸僧》は森羅万象が巡回するアニミズムだと思ってた。つまり万物が巡回する自然美の追求と思っていた。まあそれはそれでそんなに外してはいないよね。

 いずれにしろ今回の企画、村山槐多のほとんどの作品が一挙に見れるのは貴重な機会だ。すげー不便なところにあるけど、多少なりとも槐多に興味ある人は足を運ぶべきだろう。



 ここおかざき世界子ども美術博物館とはちょっと大きめな公民館って感じかな。ピカソのデッサンとかメジャー画家のマイナーな作品なんかも飾られていた。
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 立体作品もあり、民泊でみたようなやつがここでも。
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おまけ:まわりの公園(?) 「岡崎地域文化広場」ってことか。
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 この緑の玉何だったっけ?

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 小山を登ると見晴台。もうちょっと行けば名古屋だしそこまで田舎ではないねw。
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無理無理無理 feat.岡崎体育 ?BASIN TECHNO ver.?
Living,Dining&Kitchen Records/Pacific Records
2015-07-08


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