棟方志功展 府中市美術館

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 青森の棟方志功記念館。二度の青森遠征ではスルーしてしまった。近頃棟方志功に少し興味が出てきたので今度行こうと思ってたけど地元でたっぷり見れちゃったな。ってか、同館のブログによればあの大作を一気に展示することはスペース的に無理らしい。本家よりいいんじゃん。でも版画だけじゃないだろうからそのうちきっと行こう。

 棟方志功には牛乳瓶の底みたいなメガネかけて這いつくばってノミで版画を削る姿のイメージがある(個人の感想です)。「わだばゴッホになる」が有名だが、計算なし、天からおりてくるイメージ優先で一気に描き下ろすあのプリミティブさはどちらかというとピカソの方が近いと感じる。

《華狩頌》1954年
 これお気に入り。全体に原始的な雰囲気。でも狩人たちの馬でトライアングルを作る計算。いろんな線が行き交う絵って好きなのよね。

《大世界の柵・坤 人類より神々へ》1963年
 こんなでっかい版画作品はみたことないよ。すごい。倉敷国際ホテルにあるそうで、ググったらすぐ出てきた。知ってたら去年行った時こっちに泊まったのに。ってことは今現地にはないのかな? 楽しみに行った人はガッカリだろな。


 棟方志功堪能の後、いつものように常設展も覗いてみる。また掘り出し物が見つかった。

猪熊 弦一郎
《窓》1947年
 猪熊先生は仙台で偶然見かけたやつで惹き込まれた。でもその時の記事とググって出てきた作品「葉を持った女」?を見比べるとだいぶ違うので記憶の改変があるのかも。もう十年近く前のことだしなあ。
 で、今回ふと見かけたこの作品、実は棟方志功よりもよかったかもしれない。猪熊先生はマチスに憧れ影響を受けているらしい。なるほど、あの《赤いハーモニー》のテイストがある気がする。だから私が気に入ったのだろう。
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 ガラスの付いたドアと壁上部半分の両開き窓による逆L字の構図。基本的には女性の肖像画。背もたれなしのスツールに腰掛け左手を後ろに回し重心を置く超微妙な体の線のねじれが見える。女性の右上には閉じた傘が掛けられているのかな。更にストライプ柄のカーテンが右端に流れ落ちる縦の線。おいしい見どころが詰まっている。途中戻ったりして30分くらい見てたかな。監視のおねえさんに変なやつと思われたかも。
 ちょうどこれの絵葉書が売ってたので(ってことは人気作品で前から飾ってあったのかな?)思わず買ってきてしまった。値段は70円だって安っす~。
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