ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道(国立新美術館)

画像



 千葉の江戸から六本木のウィーンへ。2019年は日本に於けるクリムトイヤー? 大挙して押し寄せるクリムト作品。もう開幕している東京都美術館のクリムト展は特別鑑賞券を入手しているのであとのお楽しみ、前座(?)のウィーン・モダンへ赴いたGW(5/5)。

 とその前に。YAMAHAがこんなピアノを作っていたのか。
画像



 うーむ、ウィーン観光臭満載の序盤である。

マクシミリアン・クルツヴァイル
《黄色いドレスの女性(画家の妻)》1899年
 でかい女の絵。食われちまいそう。開いたスカートが蝶を思わせる。


グスタフ・クリムト
《旧ブルク劇場の観客席》 1888年
 移転のため記念に旧劇場の様子を描き残してくれんかのお、とクリムトに注文があったらしい。全部で100人近くいるのではないか、劇場にいる一人ひとりの観客の顔をどれが誰だかはっきりわかるくらい精密に描いている。彼らはブルジョワの皆様らしく、スポンサーさまでもあるのかな。恐らく全員の顔写真を元に描いたのではと思われる。まるでサージェントペッパーズのアルバムジャケットみたい。



 ところで二階席の右下にいるおじさんはリヒャルト・ワーグナーに似てる気がするのだけど違うかな。あ、でも1883年に亡くなっているのか。生まれる前じゃなきゃ記念に描き込むのもあり得るだろうが、ウィーンにゆかりがあったっけ?

《パラス・アテナ》 (1898年)
 この作品を見て思い出した。確か前に銀座のデパートで見たような。シーレも。

 やっぱそうだ。
ウィーン・ミュージアム所蔵 クリムト、シーレ ウィーン世紀末展(日本橋 高島屋)

 前回140周年記念だったのが今回は150年記念にちゃんとなってる。十年ごとにキッチリやって来られるのかな。



画像
 なぜかこの作品は撮影可能になっていた。キャプションによればモデル本人はあまりお気に召さなかったそうで、だから撮影可能なのか?


エゴン・シーレ
《自画像》1911年
 高島屋で見たのはこれだったか。まるで人面疽だなこれ。全体に不気味なんだが、双眼鏡で拡大するとステンドグラスみたいな明るくてカラフルな画面になった。これもシーレの新しい試みなのか。
画像




 最後エゴン・シーレコーナーの紹介パネルに、「未成年誘拐罪他のスキャンダルが…」云々書いてあってギョッとした。念のため下に併記されている英文を読んでみると該当箇所は “rumor of underage sex“ となっている。rumor と 未成年誘拐罪じゃだいぶ違わないか? 「それはあくまでもうわさであって…」ってやつだよね。まるで刑が確定したみたいじゃん。…って、確認したらタイホされてるじゃんかよ。どっちがオリジナルか不明だが英文の方がぼやかして擁護していたわけか。


 おみやげ屋で今回はザッハトルテなかった。そのかわりクリムトスモックTシャツが! あんま欲しいとは思わんが。











よくわかる光化学スモッグ (MyISBN - デザインエッグ社)
デザインエッグ社
2016-07-11
宮本 潤


Amazonアソシエイト


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック