木梨憲武展(佐川美術館)

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 最初にとんねるずのノリさんを絵描きとして認識したのはもう大昔に日テレ「とんねるずの生ダラ」の企画で、芸術家 ’のりたろう‘ というキャラクターに扮してセーヌ川を臨むパリの風景をスケッチした時であった。
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 何が凄いってノリさん、鉛筆とかで大雑把な下書きの位置線とかも無しに、川から見える塔(ノートルダム聖堂だと思うんだけど?)の一番高い先端からおもむろに描き始めてそのまま描き直すことなく建物の細かい部分や川辺までキッチリし上げてしまった。 描き始めた瞬間に全体の構図が頭の中にもう入っていたのかな。北斎でもしないぞそんなこと。

 しかしまさかこれがゲージツ家になる第一歩となり、数十年後に現物を美術館で見れるとはねえ。やっぱり才能ある人なんだ。
*行ってきた数日後このノートルダム大聖堂のまさに塔の先端が焼け落ちるとはなあ…。


 会場ではそのセーヌ川の絵が二枚展示される。オリジナルの白黒とそれを転写して色付けしたバージョン。

 こっちのカラーの方がいいなとは思ったけども、一つ気になかったのが薄暮の明るさの表現。夕焼けの方向に太陽があるのだからそこから日が差しているのでセーヌ川の辺りは逆光になってもっと暗いはず。なのにノリさんはどこも同じ明るさで描いてる。街灯もついてるけどあんな明るくなるかな。

 それがいいところだけどノリさん計算がないよね。正式な絵画技法の勉強なんかしてる訳がないw。思うがままに描いてる。展示された作品の中では「窓」(ジグソーパズルになってたやつ)と「花」が良かったかな。妖精も見える人なんだな(なんかキモい妖精だったけど)。

 「花」とか「窓」とか細かい作業を飽きもせず延々繰り返すあたり、これも立派なアウトサイダーアートじゃないんだろうか。病的なものは感じないが。正当な芸術院とかなら完全に無視されるものと思う。

 とんねるずも「みなさん」が終わってすっかり落ち着いてしまった。最近はラジオの「木梨の会」を楽しんでいる。まあなにが飛び出すかまったく先の読めない番組だw。なるほどとんねるずのあの「そうくるか?」みたいな発想はノリさんが考えてたんだよね。

 そのラジオで知った「木梨憲武展」は全国を巡回中でどこかで見れればいいなと思っていたところちょうど関西にいる間に滋賀の佐川美術館に回って来ていることに気付き寄ってきたのであった。

 けっこうな数の人が来場していた。これがとんねるずの木梨憲武でなかったら、果たして集客できただろうか? でもこの作品展は最初とんねるずの知名度なんてゼロに等しかろうロンドンで開催されそれなりに成功したらしい。日本だってもう子どもたちにはそれほど馴染みないかもしれない。滋賀のお客さんは小さい子も来ていて、ある子はお母さんに「仮面ノリダー知らへんの? 正義の味方やで」と言われていたよ。



デスマスク取ったのかねえ?これはww。
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