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zoom RSS 『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』(河合 雅司)

<<   作成日時 : 2019/02/07 22:05   >>

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 いつも思うが、数十年前には、「人口爆発を抑制せねばなんねーぞ!」みたいな趣旨の本が論じられていたはずなのにどうなっているんだここ十数年くらい前からの日本の少子化問題。

 妙に右寄りなのは産経新聞掲載記事をもとに新書化したからなのか。2300年には日本人がほとんどいなくなるシュミレーションをしている。しかし今から300年後の時代を予想していったいどうしろというのか。

 例えば逆に今から300年前ったら江戸時代がはじまった頃だよ。それからどれだけ世の中が変わったと思うのか。その頃の人は300年後に日本人がそのうちいなくなるかも知んねーぞと憂うことになるとか想像だにしなかっただろう。っていうか、今の人口を見たら「え?? 日本人っていちおくにんもいるの??」とびっくりするぞ。もう十分大杉と思うが。

 これから300年後なんて、人口以外の問題の方が多そうだ。そこに至るまでに、エネルギーや食料が足りているのだろうか。そもそもグローバルに全人類のことを考えれば、人口爆発のほうが問題であることは明らかだ。少子化で役に立たない日本人がいなくなる。別にいいじゃないか。

 とはいえ今生きてる日本人にとって喫緊の課題であることに異論はない。「労働人口がどんどん減っているどうしよう…?」と同時に巷では「AI が! 移民が! 仕事を奪う!」と戦々恐々。足りないのか足りるのかどっちなんだろうか?(どっちに転んでも先行き暗いのね)

 著者はAIや移民で労働力不足には追いつかないだろうと冒頭で楽観者に対して釘を刺している。でもこれは見方によって違うのだ。つまりは、3Kのきつい仕事をする人間(若い人)は足らなくなるが、(エライ人≒年取った人のする)楽チンで儲かってかっちょいい美味しい仕事はどんどん AI が取っていってしまう。そういうことなのだ。

 筆者はあれこれなるほどと思うような悪くない対策を提案はしている。ただ結局少子化問題とは遠い未来ではなく、今いる年寄りがこの先生き伸びる(ほんの短い)間のことをどうしようかという近視眼的な危機感に過ぎないところに違和感があるのよね。デービッド・アトキンソンさんの著作でのグローバル志向(短期移民=海外からの観光客!とか)の方が遥かに未来を見ていて好感度が持てる。













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