少佐の記憶-Memoirs of a major-

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zoom RSS 進撃のAmazon

<<   作成日時 : 2015/12/13 16:13   >>

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 最近Amazonの進撃(暴走?)が止まらない。今年に入って、「Amazonプライムに入会せよ!」のプッシュが激しくなったと思うのは私だけではあるまい。縛られるのが嫌いな私はよほどのことがない限りなにかの「会員」になることはない。しかも「有料」なんて以ての外だ。その私をしてついに加入させてしまった怒濤のがぶりよりはまさに常軌を逸している!

 きっかけはクレジットカード。かつてのAmazonカードは利用していた。他と比べポイントが多く付くかなりお得カードだった。しかしリーマンショックからのCiti騒動でなくなってしまったのだ。クレジット機能はまったく普通のCitiカードに引き継がれ、いつかポイントシステムも復活するかと惰性で続けていたが叶わず。ここに来てCitiとは別のところと提携したようだ。


Amazon MasterCard


 年会費無料の「クラシック」と会費が掛かる「ゴールド」と二種類がある。どちらにするかもかなり迷ったのだが、「ゴールド」は年会費10,800円ながら、アマゾンプライム3900円の年会費タダ! 還元率2%(から)!

 通常クレジットカードのポイントサービスはだいたい0.5%バック。2%になるのはAmazonで買い物し時だけとはいえこれは破格である。かなり興味が出てきた。

 そしてAmazonプライムの年会費(3900円)が無料になる。すると入会すればカード年会費は実質10,800-3900=6,900円相当か。さらにWEB明細書利用他を申し込む(これはカード会社との手続き)ことにより最大6,480円の割引が加わり残る負担は420円。さらにさらに〜「入会ボーナスとしてAmazonポイント3,000ポイント(3,000円相当)プレゼント」。もうこの時点でお釣りが来るジャマイカ。

 そしてAmazonプライム本来の「特典」。これがすごい。

1.限定Kindle本月一無料読書(*注1)
2.配送関連のプライムサービス(お急ぎ便・宅配便コンビニ受け取りサービス無料)
3.プライムナウ(限定地区当日数時間内配達)
4.プライムビデオ(限定Amazonストリーミングビデオ見放題・DLも可能)
5.プライムミュージック(限定AmazonMP3音楽聴き放題・DLも可能)
6.Audible(通常お試し一ヶ月のところ)3か月お試し試聴可能(*注2)
7.(特売)タイムサービス先行(非会員よりも30分早く注文できる)
8.Amazonパントリー 単品ではいちいち送料の掛かる小物を指定の箱(パントリー)単位にまとめることでお得にあれこれ発注できる(送料自体は掛かるが)
9.その他各種優待値引き(Fire端末 4000円引きとか)

 なんだこれは? これだけあって入会を断ったら漢がすたる!(ただのケチ)

(*注1)Kindle本月一無料読書はちょっとややこしいので、解説が必要だ。これは、
@月一冊Kindle本(限定分)がもらえるわけではなく、読む「権利」が毎月一冊分得られるということ。一ヶ月経つと読めなくなる訳ではないが、次の月の分をDLするには前の月の本を端末から消去する必要がある(その本につけたアンダーラインやメモはクラウドに残る)。
ADLはKindleやFire端末に限られる。ゆえにスマホやiPadなどのアプリでは読めない。


(*注2)Audibleもいいよ。今のところ毎日聞いてるわ。



 その人のライフスタイルや趣味嗜好によるが、これらをフル活用されたら、3900円/年もらったところでとてもAmazonは賄いきれるものではない。まさに出血大サービス。Amazonは何をしようとしているのだろうか? そんなに顧客の囲い込みをしたいのだろうか。

 まずはビーグデータ収集だろう。東京地区に住み、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が好きでエリック・クラプトンを聴くおっさんは家電製品の○○を買う傾向があるので(おいらのことだよ〜)、広告は××を打てばかなり高い確率で購買アクションを起こすだろう、みたいな提案が山程出来そうだ。以前から精度抜群だったレコメンデーション機能は更に精度の優れたものになっていくだろう。

 基本的にプッシュの営業がいない(販促CMもそれほどない)ネット小売業が生き延びるには、常に顧客の関心を引いてアクセス率やリピート率をいかに上げていくかがキーになる。(楽天の迷惑メール攻撃は逆だと思うけど) これらはすべて販促策なのだ。

 そもそも冷静に計算すれば、過去の大企業のようにテレビスポンサー料とかに巨額の販促費を掛けることを考えれば、上で挙げた付帯サービスは実は大した金額でもない。見放題、聴き放題の中身はもう減価償却の終わった古い映画や旧譜が中心。Fire 8Gはアメリカでは普通に5000円程度で売られているし。

 いわばテレビ局とラジオ局の番組をいくつも持って、「提供はAmazonでした!」ってのと変わらないわけか。むしろそういうのより安いかも知れない。

 アメリカ本国ではドローン配達やお隣さん配達のようなトンデモ企画も検討・実施されているし、電子書籍のサービスも、Word Runnerとか読書の常識をひっくり返すような新提案も出てきている。「ものを売る」アイディアについては今のところAmazonより進んでいるところはないのでは?と脱帽である。

 しかしながら周知のようにAmazonは実際ぎりぎりの線で商売をしている。利益をほとんど上げていない。株主らステークホルダーたちはいわば「ネットビジネスの将来性」を担保にして投資し続けている。これはつまり、マーケットプレイス(手間掛からない分Amazonは自分の本業より儲かるらしいが)出店者や私のようなVineレビュアーを始めとした運命共同体は、自分たちがその盤石のプラットフォームに乗っかって、どんなことが出来るようになるかに関心がある。だからAmazonには儲けて貰う必要はあまりなく(ジェフ・ベゾスを除き)、とにかく潰れない程度に攻めの姿勢で最前線を走り続けて欲しい、というスタンスがあると思う。

 疾走を続けるAmazonもいつか失速する時が来るのだろうか(失速したら終わりなのだ。Microsoftは止まりつつある印象だ)。伝統的な「モノを売る」形態はいつか終着点がある気もするが、最近流行りの「モノのインターネット(Internet of Things、IoT)」を考えた場合、まだまだ天地驚愕の大進化を遂げる余地がいくらでもありそうだ。Amazonはそれも視野に入れているはずだ。

 妄想を果てしなく広げれば、フリー化やシェアリングがますます横行しそうな今後、旧来の貨幣を用いた購買行動自体もはや意味を成さなくなる日が来るのかもしれない。定額サービス=ベーシックインカムみたいな構想と重なっていきそうだ。


追記:米国のAmazonではアート作品まで売り出すようになったのか。別に初の試みではないだろうが、将来的にはこれまでの画商のポジションをそっくり奪ってしまいそうな気がするな…。新人画家を "発掘" して紹介して売り出すような作業も画家が直接AmazonにUPして、目をつけたアートファンが早もの買いをすると。オークションはまた別の話かな。それも取り込むのは容易な気もするが。















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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
Amazonすごいですよね〜。
私ですらプライムミュージック来たときにプライム会員になろうかと検討しましたよ。クレジットカード持ってないからなれなかったけど(旧人類)(・_・;
Sphere
2015/12/13 18:43
Sphereさん
Amazonミュージックはそれ程惹かれましたかねw? Audibleには今ハマってますけどねえ〜。無料期間終わっても(コンテンツ充実していってくれれば)続けるぞ!
少佐
2015/12/13 22:34
Audibleは通勤してた頃なら移動時間に活用してたと思うんですが、ほとんど移動しない生活で聴く時間がなくて…音楽なら”ながら”で聴けるんですけど。でも目を使い過ぎなので、読書やめてAudibleにした方がいいのかも(^^;;
Sphere
2015/12/14 07:22
Sphereさん
私は通勤時もそうですが、犬の散歩とか炊事の時(調理時はさすがに気を取られると危ないので食器洗いとか)聞き読書するのに目覚めました!(ㆁωㆁ*)
ただ水作業だと雑音も多いのであまり聞こえない、また前屈みなる時に線があるととてもジャマだとわかったので、Bluetoothのワイヤレスヘッドホンを使ってます(そこまでするか?w)
アメリカ並みにコンテンツ充実してくれるかなあ。私も御他聞に漏れず目が…、
少佐
2015/12/14 08:11

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