少佐の記憶-Memoirs of a major-

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zoom RSS 『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。』(カレン・フェラン)

<<   作成日時 : 2015/02/22 17:07   >>

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 こりゃ「コンサルあるある」だなw。少しでもその手の人たちと仕事をしたことのある人ならば出てくるエピソードはもう抱腹絶倒である。サラリーマン世界はどこも大変なのねえ。アメリカとかもっとスパッと割り切って仕事しているのかと思ったけどやっぱりけっこうドロドロしてるもんだ。

 これは当然アメリカでの事例に基づく本なのだが、日本でもこの翻訳版にAmazonレビューが60件も入っているのは、それなりに中身のあるお固い翻訳ビジネス書としてはかなり多いほうだと思う。それだけ日本にも同感する(コンサルにメチャクチャにされて泣かされた)人が多いんだろうな。ってか、本国のAmazonに付いてるレビュー数より多いじゃないかw。

 ここで書いたように、そもそも私はコンサルなる人種がキライである。あまり役に立った記憶がない。

 コンサルが山ほど提案してくるような評価規定。とても達成できない数値目標を与え、「現場の智慧を絞ることを期待」するやり口はけっきょく現場が都合のいい(≒嘘)の報告しか考えださなくなる(?)。締め付ければ締め付けるほど必ずや打開策(ズル)を編み出すのが労働者諸君である。

 それに気付いた管理側は負けじと「評価項目が無限に増えていく!」。オペレーションマニュアル作成時の陥りやすい現象だ。永久にイタチごっこである。でもそこには性善説も性悪説もない。お互い生き残るためにはしかたのないことなのだと私は思う。

ビジネスは数字では管理できない

 普通のコンサルならまず言わないセリフである。女性らしいと言えばそれまでだが、著者は人と人との繋がりをとにかく大事にする。

 こうした提言はデータ中心で(一見)非人間的な『データの見えざる手』と好対照である。でも芯の部分は共通すると思う。事実上、企業=人なのだから、その人達をいかに有効に活用できるかに腐心することに企業の戦略は尽きるような気がする。それがいわゆるウェットなハートベースなのかドライなフィギュアベースなのかのアプローチの違いである。両方から行うことはそれほど無茶な話ではない。

 この本で出される提案は個人プレーよりも協同やチームワークを重んじるからどこか日本っぽい。アメリカ人には新鮮かもしれないが日本人の私にはどこか懐かしいにほひも感じるのだ。隣の芝生は青く見えるというように、ジョブ・ディスクリプションが往々にしていい加減(無きに等しい場合も珍しくない)な "以心伝心" で仕事を進める弊害については日本に一日の長があるのでw、ぜひ著者には日本のオヤジサラリーマン文化も研究して頂いて、「やっぱダメだこりゃ」と何度目かの挫折を味わっていただきたいものだ。







申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。
大和書房
カレン・フェラン


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