『成功はゴミ箱の中に-レイ・クロック自伝』

When you see your competitor drowing, grab a fire hose and put it in his mouth.

 IBMの伝説的経営者ルイ・ガースナーの著書『巨象も踊る』で引用されていたレイ・クロックの言葉。ググっても出典はわからなかった。クロック自身の言葉とされていたがいかにも彼がいいそうなこと、というジョークかもね。だってライバル会社のゴミ箱漁って相手の弱みを見つけるのが成功への道だ、なんて本を出す人なんだから。

 レイ・クロックはあのマクドナルドを世界的規模で成功させた経営者として名を馳せた人だが、マクドナルド・ハンバーガーやフライドポテトのオリジナルメニューをもともと考えて実現していたのはマクドナルド兄弟である。スティーブ・ジョブスのように、その企業の技術的な核となる部分は自分で作っていない人なのだ。(後のマックシェイク?)ミキサーのセールスマンに過ぎなかったクロックは彼らからそのノウハウ権利を買って、発展させたに過ぎない。って、その発展させ方がすごいんだけど。しかも始めたのは52歳だったというのだから。

 プロデューサーというかタフネゴシエイターというか、自分の美学を信じて(他人の迷惑顧みず)突き進むタイプなんだな。相当強引な人だったんだろう。ソフトバンクの孫さんとユニクロの柳井さんが絶賛しているのもさもありなん。自伝だからその辺のキャラクターはあまり表に出していないものの、メジャーリーグのオーナーになった最初の試合で、アナウンサーのマイクつかみとって、選手達はだらしがないとかどうのこうの普通演説ぶたないぞ。

 私は食い物にうるさい割に、けっこうマクドナルド好きだ。アメリカでの創業当初、一番の店の「売り」が実はハンバーガーでなくポテトだったという逸話は意外ながら、納得出来たこと。マックのポテトは他のファーストフードのものと比べ確かに一番よくできていると思っていた。時間がたってへにゃへにゃになったポテトは絶対に出てこない。この品質の高さは確かに工業製品っぽいノリだけど、こうしたストイックな品質管理の心意気って私は痺れるのだ。そもそも工業製品のどこが悪いのさ。みんな少なからず恩恵受けているのに。神は細部に宿ることを知り、細心にして大胆なのが偉大なる経営者に求められる資質なのか。








成功はゴミ箱の中に―レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男-マクドナルド創業者

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  • 今週の言葉31-レイ・クロック-

    Excerpt: 「何事も小さな仕事に分けてしまえば、特に難しいことなどない。」Nothing is particularly hard if you divide it into small jobs.大きくて困難そ.. Weblog: 中年サラリーマンお父さんの日記 racked: 2010-02-07 13:05