『暗証番号はなぜ4桁なのか?』(岡嶋 裕史)
この本を読んでいて、星新一に「鍵」と題された掌編があったのを思い出した。他人を疑う意識を持たない未開の異星人に、訪れた地球人が数々の「文明」を伝授する内容だ。
「これは鍵です」「どうしてそんなものが必要なのか?」と訝る異星人に「これがあれば他人に物を盗まれる心配がないでしょう」「え…? あ、そうか」「そしてこれは…」
と、こんな具合に無垢な星に邪悪が蔓延りだしたみたいなオチだったと記憶している。
驚くなかれ、会社で使用している私のパソコンは、朝イチ立ち上げてメールチェックできるようになるまで5分かかる。あまり詳しいことは書けないがID・パスワード入力(数種類)はもちろんのこと、認証用のカードやら何やらが数工程あって待ってる間にそれこそ星新一のショートショート二編くらい読めてしまうのではないかという長さだ。なんとかしておくれ。
インターネットサービスでこれは便利だなと思うものは日々遭遇するが、「パスワード入力」の欄を見た瞬間諦める今日この頃。不可能だ。そんなにたくさんのパスワードを産みだし、変化させ、クライアントが記憶し続けるなんてサービス提供者は本気で考えているのだろうか…。
『さおだけ屋はなぜ潰れないか』にあやかったような題名(同じ光文社新書)からわかるとおり、この本はコンピューターにおける暗証番号を始めとしたセキュリティ管理システムの基礎についてとてもわかりやすく書かれている。「さおだけ屋」と同じくかなり若い方が著者で、非常にカルい文体とあちこちコント風のケーススタディが披露されるのは一部の人には引かれるかも知れない。
実際にセキュリティ関連のお仕事をされているだけあって、管理者側の心理がとてもよくわかるようになる。題名の「暗証番号がなぜ4桁なのか」の謎は随分あっけないものだったが、要するにセキュリティとは人類の歴史そのもの。管理する者と管理されたくない者とのいたちごっこ。使う方のことをもっと考えて欲しいというのは根本から間違っているのかも知れない。暗号の歴史の本もそういや持っていたな。読まなきゃ。
☆ついでに星新一さんについてはここでも触れています。
暗証番号はなぜ4桁なのか? セキュリティを本質から理解する
「これは鍵です」「どうしてそんなものが必要なのか?」と訝る異星人に「これがあれば他人に物を盗まれる心配がないでしょう」「え…? あ、そうか」「そしてこれは…」
と、こんな具合に無垢な星に邪悪が蔓延りだしたみたいなオチだったと記憶している。
驚くなかれ、会社で使用している私のパソコンは、朝イチ立ち上げてメールチェックできるようになるまで5分かかる。あまり詳しいことは書けないがID・パスワード入力(数種類)はもちろんのこと、認証用のカードやら何やらが数工程あって待ってる間にそれこそ星新一のショートショート二編くらい読めてしまうのではないかという長さだ。なんとかしておくれ。
インターネットサービスでこれは便利だなと思うものは日々遭遇するが、「パスワード入力」の欄を見た瞬間諦める今日この頃。不可能だ。そんなにたくさんのパスワードを産みだし、変化させ、クライアントが記憶し続けるなんてサービス提供者は本気で考えているのだろうか…。
『さおだけ屋はなぜ潰れないか』にあやかったような題名(同じ光文社新書)からわかるとおり、この本はコンピューターにおける暗証番号を始めとしたセキュリティ管理システムの基礎についてとてもわかりやすく書かれている。「さおだけ屋」と同じくかなり若い方が著者で、非常にカルい文体とあちこちコント風のケーススタディが披露されるのは一部の人には引かれるかも知れない。
実際にセキュリティ関連のお仕事をされているだけあって、管理者側の心理がとてもよくわかるようになる。題名の「暗証番号がなぜ4桁なのか」の謎は随分あっけないものだったが、要するにセキュリティとは人類の歴史そのもの。管理する者と管理されたくない者とのいたちごっこ。使う方のことをもっと考えて欲しいというのは根本から間違っているのかも知れない。暗号の歴史の本もそういや持っていたな。読まなきゃ。
☆ついでに星新一さんについてはここでも触れています。
この記事へのコメント
「スニケット」で検索かけた方がいいみたいですよ。
ちなみに私はアメリカAmazonの古本で原書の1~3冊セットを買いました。
送料込みでも日本語版よりは安いかな。
1冊目はもうじき読み終わるので感想またUPします。