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zoom RSS テーマ「本」のブログ記事

みんなの「本」ブログ

タイトル 日 時
『観察力を磨く 名画読解』(エイミー E ハーマン)
『観察力を磨く 名画読解』(エイミー E ハーマン)  読む前はなんだか専門的なとっつきにくい内容なのではと思っていたが、豈図らんやめちゃわっかりやすく、小難しい美術解説というよりも「すぐあなたの仕事に役に立つビジネススキル」の方に寄った実用書であった。 ...続きを見る

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2017/05/02 22:34
『「今、ここ」に意識を集中する練習』(ジャン・チョーズン・ベイズ)
『「今、ここ」に意識を集中する練習』(ジャン・チョーズン・ベイズ)   副題『心を強く、やわらかくする「マインドフルネス」入門』。消化不良のままあれこれとマインドフルネスの本に手を出してみる。この本はアメリカ人女性によるもの。アメリカは仏教の本場ではないのだが、マインドフルネスの本場ではある。それゆえかとてもわかりやすく、実用的で、かつ読んでるだけで心が晴れてくる秀逸さ。 ...続きを見る

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2017/04/01 21:55
『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』(森岡 毅)
『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』(森岡 毅)  先日読んだ『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』が面白かったので続けて読んでみた。ダブる話も多いのではと思ったが、そんなことはなかった。『ジェットコースター〜』をマーケティングの実践編とすればこちらは理論編かな。時系列的にはこちらの方が先に書かれている。特にどちらを先に読むべきということはない。 ...続きを見る

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2017/04/01 12:58
新・観光立国論―イギリス人アナリストが提言する21世紀の「所得倍増計画」(デービッド・アトキンソン)
新・観光立国論―イギリス人アナリストが提言する21世紀の「所得倍増計画」(デービッド・アトキンソン)  GDPとは実のところその国の人口に負うところが大きい。日本がかつて2位でいられたのも島国ながらそこに一億人超もいたから。しかしその順位は中国に抜かれ、今後も日本人は減る一方。だからといってその穴埋めに移民政策が実行されることはないだろう。でも移民でなく日本に金を収めてくれる人を一時的に滞在させることは出来る。 ...続きを見る

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2017/03/31 21:44
『現代人のための瞑想法』(アルボムッレ スマナサーラ)
『現代人のための瞑想法』(アルボムッレ スマナサーラ)  これまでも『反応しない練習』(草薙 龍瞬)とかいくつか仏教や瞑想法の本を読んできたが、これもそれらとほぼ同じ事が説かれている。というか「元ネタ本」を発見した印象だ。 ...続きを見る

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2017/03/31 21:33
『ユニクロ帝国の光と影』著者の渾身レポート ユニクロ潜入一年(横田 増生)
『ユニクロ帝国の光と影』著者の渾身レポート ユニクロ潜入一年(横田 増生)  昨年末かなり話題になった潜入記。これは週刊誌に載ったそのままを切り貼りして作った即席Kindle版のようだ。ほぼ無編集。それを知らず読んでいて、唐突に違う話が始まったり、最後はいきなり文章がぶち切れになってちと唖然とした。まあUnlimitedだからいいけど。加筆してまた改めて出版するんだろうし。 ...続きを見る

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2017/03/18 14:07
『ナイル殺人事件』(アガサ・クリスティー)
『ナイル殺人事件』(アガサ・クリスティー)  AmazonEnglishで半年かけてようやく原書を読み(聴き)終わったよ。参考になるかと思い映画も借りて見てみた。英語なのでなかなか読み終えられなくて、映画で内容を知ってからようやく読了できた。 ...続きを見る

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2017/02/19 21:40
『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』(森岡 毅)
『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』(森岡 毅)  外資のサービス業がガラパゴスな日本で成功するには、@日本でもウケる強力なブランドがあること(ディズニーとか)、あるいはA徹底的なローカライズ(セブンイレブンとか)を持っているかが成否を分ける。 ...続きを見る

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2017/02/11 22:06
『留学しないで「英語の頭」をつくる方法』(齋藤 兼司)
『留学しないで「英語の頭」をつくる方法』(齋藤 兼司)  漱石の時代ならいざしらず、インターネットでリアルタイムに地球の裏側まで繋がれるこの21世紀にわざわざ高い旅費や学費払ってたかが英語を学びに行くメリットってどこにあるのかなというのがそもそも私のスタンスw。「英語の頭」なんて誰でもどこでもいつでも出来るってば。 ...続きを見る

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2016/12/26 21:53
『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』(中島 聡)
『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』(中島 聡)  優れた時間管理術は数あれど、実はその効果の程は経験(慣れ)とポジションと職種に大きく左右される。まずは仕事覚えないと効率的に事を運べない。しかし営業職やしんまいペイペイや下請けは、いくら腕が上がっても上司やセンパイやクライアントに事実上スケジュール管理を握られているので、主体的に決めることが出来ない。「さあ帰ろう」と思っても呼び止められればもう仕方がない。 ...続きを見る

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2016/12/17 15:31
北杜夫展(山梨県立文学館)
北杜夫展(山梨県立文学館)  新潮社のTwitterで開催を(だいぶ遅れて)知る。もっと早く知っていれば斎藤由香さんのご講演とかにも馳せ参じたのに。まあとにかく情報を得たすぐの週末早朝、スーパーあずさに乗り込んだ。 ...続きを見る

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2016/11/19 15:14
Amazon English やってます
Amazon English やってます  Amazon Englishとは、Amazonが制作した英語学習用の(課金)スマホアプリである。とりあえずは実験段階で招待制らしい。6月に突然ご招待メールがAmazonから飛んできた。私なんぞが選ばれたのは、Audibleで英語音源をけっこうダウンロードしているのでピックアップされたのではと推測している。(でももうオープンになってるのかな?) ...続きを見る

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2016/08/14 23:53
Kindle Unlimited はじめました
Kindle Unlimited はじめました  Amazonからまた新たな刺客。巷で話題の定額制の Kindle本読み放題サービス。最初これを聞いた時の感想はは「そんなに読みきれねーよ」。もちろんなんでも読み放題になった訳でもないし、それに今でさえ Audible、Amazon English(これもう課金されてるのかな?)、Amazon Prime年会費、アポーミュージックと課金サービスやってるのにまだ増やすのかよ? ということで見送ろうと思っていた。 ...続きを見る

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2016/08/11 23:54
『コーヒーに憑かれた男たち』(嶋中 労)
『コーヒーに憑かれた男たち』(嶋中 労)  この本で描かれるのはコーヒーバカの物語。彼らは皆一様に求道者、哲学者にして宗教家でもある。そもそも飲み物・食べ物にこれほどまでにこだわる国民性はやはり茶道あたりから来ているんだろうか?(まあ別に茶道はお茶の味とかにこだわるものではないけど)。 ...続きを見る

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2016/05/08 13:01
朝井まかて×ペリー荻野 浮世絵バカ二代、北斎と応為の父娘に学ぶ、お金よりも「好き」を貫く人生
朝井まかて×ペリー荻野 浮世絵バカ二代、北斎と応為の父娘に学ぶ、お金よりも「好き」を貫く人生  葛飾応為を描いた小説、『眩』は「まばゆい」と読むのかと思ってたら「くらら」と読むのか。クララと聞くとワタシ的には「タンが絡んだら〜♪」のお薬なのだが。(もうこの名前では売ってないのね) ...続きを見る

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2016/05/03 21:49
『コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか』(旦部 幸博)
『コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか』(旦部 幸博)  珈琲自家焙煎で試行錯誤していた時にちょうどタイミングよく出たブルーバックス。Kindleにもなったので早速読んでみた。ブルーバックスらしいまとめだと思った。嗜好品の評価は多分に主観で行われる。そこにどうやって科学を持ち込むか。 ...続きを見る

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2016/05/02 17:30
『スティーブ・ジョブズのプレゼンテーション』(キム・キョンテ)
『スティーブ・ジョブズのプレゼンテーション』(キム・キョンテ)  もうプレゼンの代名詞ともいえそうなスティーブ・ジョブズさんの名演を振り返りながら、その秘密に迫ってみよう、みたいな本。 ...続きを見る

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2016/04/16 16:44
Kindle史上、最も薄く、最も軽く、最も高い、Kindle Oasis が出るってよ
Kindle史上、最も薄く、最も軽く、最も高い、Kindle Oasis が出るってよ  先週のジェフ・ベゾスの告知通り、Kindleの新機種が日米で発表された。例によって現物もないのに勝手にレビューする。 ...続きを見る

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2016/04/14 21:33
『中学英語でアメリカン・ポルノが読める』(中村 康治)
『中学英語でアメリカン・ポルノが読める』(中村 康治)  エロは世界を救う。VHSビデオ、インターネット、そのとっつきにくい新技術がこれほどまでに急速に一般化されたのは、ただエロネタを見たいがために徹夜でマニュアル片手に取り組んだおじさんたちの涙ぐましい密かな努力の賜だという…。 ...続きを見る

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2016/02/20 16:26
TSUTAYA図書館に行ってみた
TSUTAYA図書館に行ってみた  世間で評判悪いTSUTAYA図書館を潜入レポートしてきたぜ。前からここ気になっていた。うちから一番近いのが海老名市図書館。小田急線でやってきた。海老名駅から徒歩数分。各種媒体で見ていたイメージからすると、なんだちっちゃいんだなという第一印象。まずエントランスをくぐるとなぜか蔦屋書店。左手にはスターバックス。ここを通って図書館に入っていかねばならぬ。なるほど商業主義と謗られるわけだ。 ...続きを見る

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2016/02/20 14:46
『日本人の英語勉強法 なぜ日本人はこんなにも英語ができないのか?』(ジェームス・M・バーダマン)
『日本人の英語勉強法 なぜ日本人はこんなにも英語ができないのか?』(ジェームス・M・バーダマン)  フルタイトルは『在日39年、7000人の日本人を教えてわかったこと 日本人の英語勉強法 なぜ日本人はこんなにも英語ができないのか?』(ジェームス・M・バーダマン) 長くて標題に収まらない…。 ...続きを見る

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2016/02/20 14:22
『どくとるマンボウ航海記』(北 杜夫)
『どくとるマンボウ航海記』(北 杜夫)  Audibleで北杜夫さんの懐かしのベストセラーを聴いてみた。昭和33年漁業調査船に船医として乗りこんで、欧州他各地を回ってきたマンボウ先生の世界漫遊記。庶民にとって海外旅行など夢のまた夢であった当時は大変貴重な見聞録であり、かつユーモアを打ち出した随筆もそれまでの日本文学にはあまりなかったらしく、この本は大ウケした。 ...続きを見る

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2016/02/12 23:18
『反応しない練習』(草薙 龍瞬)
『反応しない練習』(草薙 龍瞬)  『考えない練習』(小池 龍之介)のどじょう本かと思ったが、聴いてみたら(これもAudible本)意外によい本であった(そんなのばっかし)。値段もKindle版なら199円、無料期間中にAudibleで聞いてしまえばタダ!と良心的なのも気に入った(なんという煩悩まみれ)。 ...続きを見る

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2016/01/18 20:08
『たった1分で人生が変わる 片づけの習慣』(小松 易)
『たった1分で人生が変わる 片づけの習慣』(小松 易)  (これもAudible版)。断捨離って、やっぱり仏教から来てるんだろうなあ。憧れるシンプルライフ。でも片付かない。私の部屋はゴミ屋敷スレスレ。不要とわかっていても捨てられない。もったいないというか、単純にケチなのだ。昨今の厳しい分別ゴミ出し方法も見事にそれを後押ししてくれる。めんどくさくてやってられない。 ...続きを見る

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2016/01/18 19:40
『ずるい考え方 〜ゼロから始めるラテラルシンキング入門〜』(木村 尚義)
『ずるい考え方 〜ゼロから始めるラテラルシンキング入門〜』(木村 尚義)  これまたKindle無料本。ここで扱われるラテラルシンキング=「水平思考力」は数年前に勝間さんの本で触れたんだった。ウミガメのスープの本は買ったんだったかな? ...続きを見る

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2016/01/11 13:07
2015年を振り返る
2015年を振り返る  あけおめです。一部に(私に?)好評な、毎年恒例の昨年を振り返る企画。今年もやってみました。(毎年コピペの書き出し) ...続きを見る

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2016/01/01 17:45
『文学部唯野教授』(筒井 康隆)
『文学部唯野教授』(筒井 康隆)  日本でもAmazonのAudibleが始まった。要するに朗読オーディオブックサービスである。オーディオブックは英語圏ではとてもポピュラーでちょっと売れた本ならたいがいは朗読版がある。私もハリポタCDはずいぶんお世話になった。 ...続きを見る

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2015/12/31 23:01
『英会話不要論』(行方 昭夫)
『英会話不要論』(行方 昭夫)  なんともアジる題名である。「それみろ! やっぱりえいごなんかできなくていいんだ!わーいわーい!」という英語難民の歓喜の声が聞こえてくるようだベリマッチ。 ...続きを見る

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2015/12/31 17:08
iPad Pro 買ってみた
iPad Pro 買ってみた  バカデカイ、高いと評判の悪いでっかいiPad。私の購入動機はただ一つ、ちっちゃい文字が見づらくなってきたからだよおぉ(TдT)! *100円玉はサイズの比較イメージで置いてみたがあんましピンとこないな(笑) ...続きを見る

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2015/12/23 15:08
MOMAT コレクション 特集:藤田嗣治、全所蔵作品展示
MOMAT コレクション 特集:藤田嗣治、全所蔵作品展示  東京国立近代美術館ではときおり無料デーがある。ちょうど藤田全所蔵作品閲覧なんてのをやっていたので、タダより安いものはなし、と見てきた(12/6)。(たかだか400円程度の事だがw) ...続きを見る

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2015/12/13 17:47
進撃のAmazon
進撃のAmazon  最近Amazonの進撃(暴走?)が止まらない。今年に入って、「Amazonプライムに入会せよ!」のプッシュが激しくなったと思うのは私だけではあるまい。縛られるのが嫌いな私はよほどのことがない限りなにかの「会員」になることはない。しかも「有料」なんて以ての外だ。その私をしてついに加入させてしまった怒濤のがぶりよりはまさに常軌を逸している! ...続きを見る

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2015/12/13 16:13
『仕事は楽しいかね?』(デイル・ドーテン)
『仕事は楽しいかね?』(デイル・ドーテン)  アマゾンプライム特典である月一冊無料本。自己啓発本のエッセンスがほとんど入っている。『7つの習慣』みたいなパクられ元なのかな。 ...続きを見る

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2015/11/23 14:25
『春画のからくり』(田中 優子)
『春画のからくり』(田中 優子)  昨今話題の春画である。記事にしたいくつかの企画展(福岡市美術館、永青文庫)に足を運ぶ前に実は予習をしていた。ちなみに岡田美術館でふと浮かんだ疑問(春画のモデルさんとかって当時いたのかな?)はほとんど解消されなかったw ...続きを見る

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2015/10/25 21:27
『なぜ今ローソンが「とにかく面白い」のか?』(上阪 徹)
『なぜ今ローソンが「とにかく面白い」のか?』(上阪 徹)  私がこれまで読んできたようなコンビニ業界ものに必ず出てきた(ってかそもそもの企画目的がそうなんだが) "闇の部分" には全く触れられていない。ちょっと提灯持ち記事ではあるが、新商品、新分野へ切り込むマーケティング事例としてはとても興味深いルポである。 ...続きを見る

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2015/10/11 17:32
『東京都現代美術館 学芸員ひみつ日記 <美術館で働くということ>』(オノユウリ)
『東京都現代美術館 学芸員ひみつ日記 <美術館で働くということ>』(オノユウリ)  ガクゲイイン? 普通の人は聞きなれない職業(?)だろう。オーケストラ? それは楽団員! みんなで合唱やお芝居するの? それは学芸会だ! なんか小難しいこと研究する白衣の人たち? 近い! でも「美術館の学芸員」と聞けば、「ああ、あの美術館で絵のそばにいる人?!」というリアクションになりがち。ちがうっつーの!あれは監視員さん! なんて会話から物語はスタートする(前半のボケは私のフィクションです)。 ...続きを見る

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2015/07/26 15:01
『火星の人』(アンディ・ウィアー)
『火星の人』(アンディ・ウィアー)  SF(Science Fiction)とは、ロマンや科学がなければならない。久しぶりにSFで評判のよいこの作品、主人公はそれなりに理知的だしアメリカンジョークは楽しいが、どうもこどもっぽくていいとこ高校生くらいにしか見えない(映画ではもうちょっと大人に設定されるみたいね)。 ...続きを見る

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2015/07/19 22:17
『セラピスト』(最相 葉月)
『セラピスト』(最相 葉月)  心の病の時代である。昔はノイローゼとか呼ばれていた。時代により認識は変わる。躁鬱病などは北杜夫さんのおかげで世間ではずいぶんユーモラスな受け止め方をされていたものだ。しかしいまやうつ病は深刻な社会問題となりつつある。猟奇的な殺人事件を引き起こされるたびに容疑者はネット界で外基地とか糖質とかいう隠語で囁かれ、狂気は隔離すべしとの認識で語られる。 ...続きを見る

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2015/05/04 20:58
NHKラジオ実践ビジネス英語2015年度シリーズ
NHKラジオ実践ビジネス英語2015年度シリーズ  NHKラジオ実践ビジネス英語について書くのもなんと7年ぶりか! ...続きを見る

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2015/04/26 12:11
『How Google Works』(エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ)
『How Google Works』(エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ)  量子力学的に不可解な企業=「神」として『ウェブ進化論』で描かれたGoogle社。さぞかしとんでもない社風や文化を持っているのかと思っていたら、この本に書かれている通りであればマネジメントは想像以上にオーソドックスなやり方を愚直にしている印象を持った。 ...続きを見る

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2015/03/04 22:53
『炭水化物が人類を滅ぼす〜糖質制限からみた生命の科学〜』(夏井 睦)
『炭水化物が人類を滅ぼす〜糖質制限からみた生命の科学〜』(夏井 睦)  ある日会社の同僚がひどく痩せていることに気付いた。そこそこいい年なのでこれは…と最悪の事態を想定し、「なんか最近痩せたんじゃない?」などと指摘するのは遠慮した。それから数週間後…。 ...続きを見る

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2015/03/02 21:34
『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。』(カレン・フェラン)
『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。』(カレン・フェラン)  こりゃ「コンサルあるある」だなw。少しでもその手の人たちと仕事をしたことのある人ならば出てくるエピソードはもう抱腹絶倒である。サラリーマン世界はどこも大変なのねえ。アメリカとかもっとスパッと割り切って仕事しているのかと思ったけどやっぱりけっこうドロドロしてるもんだ。 ...続きを見る

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2015/02/22 17:07
オリエント急行殺人事件(三谷幸喜脚本TVドラマ)
オリエント急行殺人事件(三谷幸喜脚本TVドラマ)  ミステリーの女王の代表作。それを元にした映画も一級品である。これをフジテレビと三谷幸喜がどう料理するか楽しみであった。 ...続きを見る

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2015/01/14 22:15
新春ステマ企画 Kindle機活用によるボキャブラリービルディング
新春ステマ企画 Kindle機活用によるボキャブラリービルディング  語学学習とはボキャブラリービルディングに尽きると言っても過言ではない。そのメソッドについては、「じっと見て覚える!」「手で書いて覚える!」「いや語呂合わせだ!」「歌に乗せて♪!」「アクションと共に!」などなど諸子百家の様相を呈してはいるが、大きな派閥は単語カードを用いる「単語帳派」と文章の中で単語を覚えていく「文章派」であろう。 ...続きを見る

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2015/01/10 22:10
『データの見えざる手 ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則』(矢野 和男)
『データの見えざる手 ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則』(矢野 和男)  今年のナンバーワンかも知れない。少なくとも、これまで読んだ Kindle本で一番アンダーラインを引きまくった本である。人の会話や無意識のしぐさをセンサーでログを取るウェアラブルデバイスで集積したビッグデータを解析するシステムを日立で作っているご本人が書かれたものなので、若干作り手の贔屓目もあるんじゃないかと感じるところも多いながら、それを割り引いてもかなり衝撃に思える数々の事実。 ...続きを見る

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2014/12/31 22:04
『カラマーゾフの兄弟』(亀山 郁夫 訳)
『カラマーゾフの兄弟』(亀山 郁夫 訳)  今年の豊富として、減りつつある書評の充実をあげていたはずなのに、どうにも惨憺たる結果に終わりそうだ。残された日々を使って少しでもアップしていくか。なんだか夏休みの宿題を慌てて泣きながらやる小学生みたいだ。ちなみに私はそんなことしなかったけどね(んなもんブッチだぜ!) ...続きを見る

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2014/12/30 22:48
Kindle Voyage について
Kindle Voyage について  ついに Kindle voyage がやってきた! 実はそれほど感慨はない。正直2万円超える価格は高いと思う。まあこれまでいろいろお世話になったお礼代わりと自分を納得させている。 ...続きを見る

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2014/11/09 20:50
『大誘拐』(天藤 真)
『大誘拐』(天藤 真) *若干内容に触れています。未読の方はご注意ください。 ...続きを見る

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2014/09/07 21:37
『ドラッカーと会計の話をしよう』(林 總)
『ドラッカーと会計の話をしよう』(林 總)  会計系の本は久しぶりに読んだかも。前に書いたようにわたしなりに言わせれば、会計とは「自分の都合の良い様に解釈しまくる歪んだ算数」。その手法は数あれど、原価計算が会社の成否を決めるという視点は確かにこれまであまりなかったかも知れない。 ...続きを見る

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2014/08/27 22:40
新・流通モンスター・アマゾン―週刊東洋経済eビジネス新書No.16 [Kindle版]
新・流通モンスター・アマゾン―週刊東洋経済eビジネス新書No.16 [Kindle版]  Google、Apple、AmazonのIT御三家の中で(だれもそんなふうに呼んでないけど。Facebookも入れてないしw)Apple(メーカー)やAmazon(流通)はまだ伝統的な企業の系譜になぞらえられ、Google(情報産業)こそはもう既存の概念をひっくり返す新種企業として認識されていた。なんたって提供するあらゆるサービスがタダなんだもん懐かしのWeb2.0。 ...続きを見る

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2014/08/14 20:09
『青いバラ』(最相 葉月)
『青いバラ』(最相 葉月)  電子書籍中心の読書生活をしていて意外な効果の一つが、「読もうと思っていた本をちゃくちゃくと順次読んでいける」ことだ。大したことではないと思われるだろうが、個人的に図書館で借りるのが中心だった時は次から次に目移りして面白そうな本を片っ端からリクエストするものだから、割り込み割り込みで読書計画の順序が常に入れ替わってたのだ。 ...続きを見る

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2014/08/13 13:00
『戻り川心中』(連城 三紀彦)
 亡くなったのをきっかけに読み始めるのもいい加減やめたほうがいいとは言うものの、追いかけ切れないほどの作家がこの世にいる限りそうなることもむべなるかな。連城三紀彦氏の傑作短編。 ...続きを見る

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2014/05/11 22:20
Kindle Paperwhiteでエラーが出て本が読めない時の対処法
 楽しく電書ライフを満喫させて頂いている Amazon Kindle Paperwhite。このたびちょっとした不具合が発生したのでその顛末をシェアさせていただこうと思う。 ...続きを見る

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2014/05/05 14:13
ムーミン展(松屋 銀座)
 松屋といえば牛丼屋のイメージしか持っていなかった私が、ザギンでシースーならぬ、ミンムーである。原作者トーベ・ヤンソン生誕100周年記念ということであれこれ催しがあるらしい。 ...続きを見る

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2014/05/03 13:48
『絶対音感』(最相 葉月)
 たとえば、日本人が英語を喋れないのは、単なる一言語をまるで天竺からやってきたありがたいお経と同じ扱いをしているからだと思う。つまり、ありがたい聖典(英語)を道具(コミュニケーションツール)として使い回すなんて滅相もない! このバチあたりめ! ということだ。この本で知る絶対音感をめぐる騒動にも同じ空気を感じる。神聖な絶対音感を「分析」なんかするんじゃない! ついでに電子書籍をめぐるすったもんだも(本は紙じゃなきゃダメ!)も似たようなものか。本を切り刻みテキスト化するなんて罰当たりめ!? ...続きを見る

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2014/02/11 17:14
『主役はダーク 宇宙の究極の謎に迫る』(須藤 靖)
 イケダ先生が推薦されていたので読んでみた次第。昔から宇宙論とか好きだし。最近よく目にするダークマターやらダークエネルギーやらが少しは分かるようになるかなと。でも最初の方にカミングアウトされるように、とりあえずこれらは「なんだかよくわからないもの」程度の暫定措置としてダークなんとかと置いただけで、その正体はまだ誰も見つけていないそうだ。そんなものの説明なんか出来るはずもなかったのであった…。 ...続きを見る

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2014/01/26 16:03
『同時通訳者の頭の中』(関谷英里子)
 聞いてるそばから英語を日本語に訳して(またその逆も)相手に伝える同時通訳者。そのエスパーみたいな能力に憧れる人も数知れず。そんな人が手に取るであろうこの本は、残念ながら彼らがなんでそんなことが出来るのか?の謎が完全に解ける内容ではない(ノウハウバラしちゃっちゃ商売上がったりか?w)。同時通訳者の頭のなかでほんとうのところ何が起きているのかまではわからない。Amazonレビューにはそのような不満の声もあるようだ。 ...続きを見る

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2014/01/18 23:13
『安部公房と私』(山口 果林)
 安部公房の訃報をニュースで聞いた時、亡くなったことよりもその場所が地元の多摩永山病院であったことに衝撃を覚えた。あの安部公房が?なんでこんな近くで? その後スポーツ紙や週刊誌を中心にスキャンダルが飛び交ったようだが、その件についてはまったく覚えていない。 ...続きを見る

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2013/12/13 21:56
Kindle Paperwhite Wi-Fi (2013 ニューモデル)
 苦節…、いったい何年だろう? ようやくKindleで日本語書籍が読める。感無量である(`;ω;´)。満を持して Kindle 2013 Wi-Fiモデルのレビューをお届けする。 ...続きを見る

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2013/12/07 22:12
パブ シャーロックホームズ
 八王子にあるこの店の存在を知ったのはもう十年近く前なんだけど、ようやく訪問なったシャーロックホームズパブ。横山大観展の後に八王子の美術館に行く前にふと思い出して立ち寄った。この機会を逃してはもう一生行かないだろうと大げさだよ。 ...続きを見る

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2013/12/07 16:31
高円寺「アール座読書館」
 また佐々木俊尚さんのキュレーションで興味を持ったお店。口をきいてはいけないカフェ。私のようなコミュ障の人にピッタリである違う読書に集中するのだ。 ...続きを見る

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2013/12/01 21:41
『俺のイタリアン、俺のフレンチ ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方』(坂本 孝 )
 企業が利益を出す基本の仕組みは実に単純だ。掛かる固定費を、稼いだ粗利が上回るか、それに尽きる。ゆえに戦略としては、固定費を下げるか、粗利を上げるかの二点。粗利とは売上−原価。原価とは材料費+人件費+減価償却費etc なので、粗利を上げるには@売上を上げる A原価を下げる=構成要素(変動費・減価償却費等)のどれかを下げる ことが鉄則だ。って、それが出来りゃ誰も苦労はしない…。 ...続きを見る

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2013/09/16 15:53
映画「風立ちぬ」
 「ポニョ」以来(じゃなかった「アリエッティ」以来か)、ジブリを観てきた。紅の豚以来、パヤオさんの個人的趣味全開のマニアックワールド。でも最近の宮崎作品にしてはわかりやす過ぎなくらいの純愛ものだった。 ...続きを見る

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2013/08/14 17:55
『ピカソは本当に偉いのか?』(西岡 文彦)
 マンガは芸術たりうるか? 今読んでる大人買いした電書の「バクマン。」でそんな議論がなされたことがある。 ...続きを見る

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2013/08/04 21:05
『意識は傍観者である: 脳の知られざる営み』(デイヴィッド・イーグルマン)
 There's someone in my head but it's not me. 言い得て妙である。誰も自分自身をコントロール出来ていない。ではコントロールしているのは誰なんだ? 誰かが僕の頭にいる。でもそれは僕じゃない。 ...続きを見る

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2013/07/27 12:07
週刊少年ジャンプ33号 デジタル版
 ついにジャンプがデジタル配信を開始する模様。もう買うのを止めてだいぶ経つが、物珍しさと鳥山明御大の新連載「銀河パトロール ジャコ」をチェックしたかったので迷わず購入。今回は ebookjapan さん利用。紀伊國屋書店にはまだ入ってなくて、日本語 Kindle はまだ利用開始してなかったので。 ...続きを見る

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2013/07/14 17:42
冬木透×青山通トークショー [ビブリオテック文明講座]
 『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』という本を上梓された青山通氏とそのセブンの音楽を手掛けた作曲家冬木透氏とのトークショー。前からセブンの音楽はすごいぞと思っていたのでこれ幸いとはせ参じた。 ...続きを見る

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2013/05/26 14:57
藤田嗣治 本のしごと(日比谷図書文化館)
 日比谷公園の中に図書館があるなんて知らなかったよ。これは美術系のブログで知ったんだったかな。フジタが遺した挿絵や雑誌を飾った表紙絵の展示会。そんな気はしていたけど、去年の夏に行った松濤美術館での企画とだいぶ被るところはあった。でも期待以上に愉しめたかな。 ...続きを見る

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2013/05/11 22:46
『ワンクリック ― ジェフ・ベゾス率いる Amazon の隆盛』(リチャード・ブラント)
 原書で読みかけていたのだが、もたもたしている内に翻訳が出たのでスイッチして読了。翻訳大国ニッポン、このパターンが多すぎるぞ。人の勉学に対する向上心を無下にしやがって、けしからんもっとやれ! ...続きを見る

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2013/05/06 21:43
『オリオン座はすでに消えている?』(縣 秀彦)
 去年、「ベテルギウスの爆発を見ることが出来る!」というデマが(といってはかわいそうだがかなり信憑性を持って)触れ回られていた。しかし御存知の通りオリオン座は変わらず2013年冬の夜空を陣取っていた。だからといってベテルギウスがまだ存命かというとそうではない。地球とベテルギウスの距離は640光年。もし639年前にすでに爆発していたとすれば地球でその様子が観測できる光が地球に届くのは今年である。 ...続きを見る

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2013/05/04 11:31
『ザ・チーム (日本の一番大きな問題を解く)』 (齋藤ウィリアム浩幸)
 「日本人は時間に厳しい」というのはウソだ、というのが一時話題になった。ツイッター(だったのかな?)で、「日本人は仕事の始まる時間だけうるさくて終わる時間はまったくルーズなのはどうして?」という外国人労働者の問にうまく答えられず衝撃を受けた人が多かったのは最近のこと。 ...続きを見る

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2013/04/24 22:19
Send to Kindle button を試してみた
 再三書いてるように、私は液晶画面で細かい文字が追えないため(特に英文はダメ)、ネットの長文記事は Chrome の拡張機能である "Send to Kindle" で Kindle Keyboard に送って読んでいる。周りに使っている人はいないのだが、私にとっては愛用の品。ここへ来て新たに ブラウザの拡張機能なしでも、Webサイトに「つぶやく」や「いいねボタン」みたいな "Send to Kindle button" を付けられるようになったという。早速試してみよう。 ...続きを見る

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2013/03/23 11:49
片岡義男×鴻巣友季子トークショー「翻訳真剣勝負」[ビブリオテック文明講座]
 中野先生の講演会と同じシリーズの企画。申し込んだのはいいけれど、翻訳みたいなお固い話題にそれほど人が集まるのかなと思っていたが、金曜日の原宿の会場はそれなりに繁盛していた。お二人は今日のトーク以前に翻訳に関して対談を行なっていて、近々本にまとめられるらしい。そしてらあんまり内容について書くのはまずいのかなと思ったら Ustream で中継されるとのこと。今でも視聴できる。そんならネタバレも何もないね。 ...続きを見る

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2013/02/18 22:04
『男の壁 ED患者1130万人時代を生きる』(工藤 美代子)
 ツイッターで女性を数多くフォローしていると、そばに男の人がいたらまずしないような女の人の内輪話などがしばしば漏れ聞こえてくる。いわば未知の世界、特に猥談など耳をダンボにして聞いて(読んで)しまう。オトコの猥談は半分くらい虚栄心から尾ひれがついてるのではと感じるが、女性のそれは100%ほんとの事のように感じる。あまりに生々しくドン引きしてしまうことも少なくない。ガールズトークの恐ろしさよ。 ...続きを見る

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2013/02/16 22:07
『督促OL 修行日記』(榎本 まみ)
 昨年から各種書評サイトで話題になっていた本。今流行の(?)ブラック企業ものだろうか。カード会社の未払い督促業務に携わるOL=N本さんの奮闘記。なかなか勉強になるとの紹介だった。中身についてはあちこちで触れられてるので私はそれをなぞらず、思うところを(いつもの通り)。 ...続きを見る

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2013/01/26 22:17
『暗い夜、星を数えて』(彩瀬 まる)
 今年一番印象に残ったできごと。先日、実に三十数年ぶりに中学校のクラス会に出席した。お互い老けたものの、人の声はそれほど変わらないようで、目をつぶって会話を聴いていると、中学時代の教室にタイムスリップしかたのようにまるで違和感なくこの中で落ち着いてしまうことが衝撃だった。 ...続きを見る

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2012/12/31 22:51
『科学的とはどういう意味か』(森 博嗣)
 英語を調べると文系は Humanities、理系は Science なのか。学問分野としてはもちろん別だが、それを学ぶ人にとって二律背反ではないはず。この本での描き方だと、ともすれば「理系はエリート、文系はバカ」みたいなステレオタイプな思い込みを増長させやしないか。日本人はただでさえカテゴライズ化が大好きだ。昭和生まれ平成生まれ・血液型・長男次男・関東関西…。年代・地域・個人特性についてどこの国でも多かれ少なかれそんな遊び(?)はあるだろうが、少なくとも自分は文系だ理系だと主張しあうのは日本だ... ...続きを見る

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2012/12/31 13:02
『ねこ背は治る! ──知るだけで体が改善する「4つの意識」 』(小池 義孝)
 「私の推薦するこの○○法を実践すれば万病もたちどころに治る!」みたいなあやしい本かと思ったらかなりまともな本だったw。ちゃんと科学的なのだ。定説のウソをまず暴く。足を組んだり片方の手ばかりで荷物を持つと体が歪む、とまことしやかに言われてきた。しかし、人の体がそんなヤワな訳がない(24時間そういうことをしてたら別だけどね)。腹式呼吸ったって、ハラに空気は流れないよ。あくまであれは肺呼吸。はっはっは、その通りだね。呼吸も姿勢も意識でコントロール出来るもの。波紋パワーだオーバードライブ! ...続きを見る

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2012/12/30 23:55
Kindle アカウントの結合やめるのはやめた(?)
 「Kindle アカウントの結合はやめた」の記事で悩んでいた事。アカウント統合後、@今の Kindle keyboard ASend to Kindle のエクステンション それぞれどうなるのか。この二点をAmazonのカスタマーサービスに聞いてみた。 ...続きを見る

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2012/11/15 22:34
iPad Retina ディスプレイモデル Wi-Fi 32GB - ホワイト
 巷ではiPad mini が話題だが、私は迷わずでっかい方。開封の儀みたいなのはあちこちで公開されてるので、実際の使用感に絞って完全なわたし目線でご紹介する。 ...続きを見る

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2012/11/06 22:54
Kindle洋書の値段が戻った?\(^o^)/
 まったく、しばらくは積読消化で Kindle の事は冷却期間を置こうと思っていたのに、また報告すべき自体が発生した(誰にだよ)。 ...続きを見る

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2012/10/29 21:33
Kindle アカウントの結合はやめた
*この記事には続報があります。 ...続きを見る

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2012/10/27 16:00
Kindle洋書の値上がり(TдT)
*この記事には続報があります。 ...続きを見る

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2012/10/26 21:04
日本 Kindle ストア開店
 もう昨日から寝ても覚めても Kindle。昨日は私の選んだ人たちのタイムラインだからかなと思ったけど、リアルの世界でもアップル新製品の話題はきれいに消し飛んでしまったようだ。なんという破壊力。koboネタが再浮上してきたのはまったく想定外だったが(笑) ...続きを見る

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2012/10/25 22:02
日本版Kindleと新iPad
 ついについについにKindleがリリースされる。一体何年待たされたのか。正式発表を見てもまだ夢の中にいるようだ。顧客の私がそんな気持ちになるんだ、ここまでようやく辿りつけた Amazon 日本スタッフの心境やいかに…(TдT) ...続きを見る

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2012/10/24 22:51
中野京子トークショー[第35回ビブリオテック文明講座]
 『名画と読むイエス・キリストの物語』(大和書房)刊行記念 作家 中野京子トークショー「神、悪魔、人が織りなす壮大なドラマ、宗教画の楽しみ方」ということで行って参りました。中野先生のご尊顔を拝するのは横浜美術館のドガ展以来。場所はビブリオテックなる原宿の BOOK&CAFE(という紹介でいいのだろうか)。 ...続きを見る

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2012/10/07 16:44
さよなら Raboo
 危惧していた通り Raboo がラ・ムーになってしまった→【Rabooサービス終了のお知らせ】 ...続きを見る

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2012/09/27 22:01
"Who Is J.K. Rowling?"(Pam Pollack, Meg Belviso)
 比較的よく知られているように、J.K. Rowling ことジョー・ローリングさんは、日本でいま話題のナマポを受けていたシングルマザーで、カフェで乳飲み子をあやしながらまんまるメガネの魔法使いの男の子の童話をせっせと書き上げ、あれよあれよとベストセラー、映画化もされて億万長者へ〜という絵に描いたようなブリティッシュドリームの体現者である。 ...続きを見る

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2012/09/16 22:36
『謎(リドル)の謎(ミステリ)その他の謎(リドル)』(山口雅也)
 *内容に触れています。未読の方はご注意下さい。 ...続きを見る

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2012/09/09 22:17
アマゾン・キンドル ニューラインナップ 2012 秋
 残念至極。キンドルのニューラインナップが発表されたが、やっぱり米国内のみの展開で、ジャパンのジャの字もベゾスの口から出ることはなかったという…。 ...続きを見る

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2012/09/07 21:11
『「しがらみ」を科学する』(山岸 俊男)
 「ほぼ日」の本(『智慧の実を食べよう 学問は驚きだ』)でお名前はだいぶ前から知っていた。読もう読もうと思っていてついつい後回しに。高校生向けのこのシリーズならおバカな私でもついていけるだろうとようやく読んでみた。社会に出るのが怖い学生さんを励ますため(?)、社会って?おとなになるって?のヒントを与えたいと、書かれたらしい。うん、ぼくにピッタリじゃないか。 ...続きを見る

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2012/09/01 15:42
(新訳)『ローマ帽子の謎』(エラリー・クイーン)
*例によって直接ではありませんが、内容に触れてます。未読の方はご注意下さい。 ...続きを見る

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2012/08/29 23:34
『Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学』(ケン・シーガル)
 そこそこ評判になった本だが、シンプルさがテーマな割には文章は水増しが多く無駄話が多い気がした。特に最初の部分は(終始?)シンプルについての考察というよりもシャイアットなる広告代理店でアップルやデルコンピューターと仕事をしていた著者のスティーブ・ジョブズとの思い出(自慢)話がほとんど。アップル信者ではない私にしたらもっとシンプルにそぎ落として欲しい部分ばかり目についた。 ...続きを見る

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2012/08/27 22:03
ソニー・リーダー(PRS-350 P)
 日本の家電が危機である。まだまだトップレベルの技術力を持ちながら、これはどうしたことなんだろうか。先日購入したソニー・リーダーを例に取り、心を鬼にして愛のムチ(呪詛?)を書きなぐる。 ...続きを見る

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2012/08/27 21:53
風雲急を告げる電書リーダー関連
 もう我慢の限界。スマホ(HTC Desire)から Kinoppy 削除した。しょっちゅう容量不足の警告に悩まされる中、最新アップデート版をなんとかかんとか入れてみたけどエラーが出てもう起動もしない。だましだまし使ってきたけどもうやめた。 ...続きを見る

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2012/08/25 21:18
If You're So Smart, How Come You Can't Spell Missi
 そんなに頭がいいのにどうして Mississippi って綴れないの? 欧米人になぜか多いとされる Dyslexia つまり文字が読めない識字障害についての子供向け絵本。うちのパパはチョー頭がいいのに、単語の綴りについてはママに聞いてっていうの。ケイティちゃんはひょんなことから知ったパパの昔からの困りごとを調べることにする。 ...続きを見る

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2012/07/22 18:10
『有名人になること』(勝間 和代)
 勝間さんと出会ってから(もちろんご著書に触れてという意味だが)まだ五年しか経っていないのか。もっと昔のことかと思っていた。実質デビュー作の『無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法』から、初期の著作の中身の濃さは半端でなかった。『勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─』などはコンサルタント業界で一悶着あったのではないかと想像するくらいその手法をバラしている。ほんと空気読まない人だと当時から思っていた(笑)。 ...続きを見る

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2012/07/16 14:59
『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』(スティーグ・ラーソン)
 今の若い方々はご存じないかもしれないが、一昔前、おじさんたちの時代は北欧といえば北欧直輸入ポ○ノ(?)。最近は日本も十分刺激的なネタが増えてきたから今更海外にそういったのを求める需要もなくなってしまったって何の話だよ。 ...続きを見る

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2012/07/16 14:16
『72歳はとバス名物ガイドが教える 使える!通じる! おやじギャグ英語術』(佐藤 卯一)
 題名から想像されるような、自己満足で脱力系のオヤジ昔語りではない。意外にしっかりした内容の本だ。って若造がナマいってすいませんセンパイ。 ...続きを見る

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2012/07/07 14:41
アマゾンでキンドル日本発売が正式発表されたけれど
 待ちに待ったキンドルだけど、喜ぶのはまだ早い。けっきょく具体的なことはなにひとつ知らされていないので、なにひとつ喜びの感情がない。以下これまで書いてきた事とかなりダブるけど「これどうなるんだろな?」と現時点で思うところを記す。 ...続きを見る

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2012/06/30 14:41
『白紙委任状』(ジェフリー・ディーヴァー)
 ご本人の Twitter で知ったディーヴァーによる007次回映画用原作発表のお知らせ。他人が書いた有名作品の続編を後世の作家が書くことはそう珍しいことではない。オーソドックスなのは作者の急死で未完に終わった作品を誰かが完成させるもの。パスティーシュなら変化球。特に文体などを模倣してちょっと原作とずれた作品に仕立てるワザ。加えてパロディはパスティーシュに似ているが、ウケ狙いというか、笑いを取ることが主眼となる。いずれのパターンも最たるものはやはりシャーロック・ホームズ関連であろう(私はほとんど... ...続きを見る

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2012/06/16 13:26
『小澤征爾さんと、音楽について話をする』(小澤 征爾 村上 春樹)
 今回は村上さんが病み上がりの小澤さんと音楽放談の巻。ギョーカイの裏情報満載。普通の人は知る由もないことのはずなのだが、意外にびっくり感がない。言うこときかないオーケストラ団員がいたり、弟子入りしている巨匠にメチャ振りされたり…なんて話は、ふと気づけば「のだめカンタービレ」の千秋くんの苦労話に重なる部分が多いのだ(笑)。なるほどあのマンガがギョーカイ筋に受けたというのもよくわかる。もっともあれ小澤さんの手記とかも参考にしていたんだろうけどね。 ...続きを見る

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2012/06/01 21:41
「イキイキと元気で生きる『どくとるマンボウ家の素顔』」(神奈川近代文学館)
 先日の風間杜夫さんによる『楡家の人びと』朗読会に続く斎藤由香さん講演会。 ...続きを見る

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2012/05/13 22:06
『楽園のカンヴァス』(原田 マハ)
*直接的ではありませんが、内容に触れています。未読の方はご注意下さい。 ...続きを見る

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2012/05/13 20:54
ミライ系 NEW HORIZON でもう一度英語をやってみる: 大人向け次世代型教科書
 そもそもはTwitterで回ってきた「最近の教科書の進化は進んでいる」とかいう見出しの画像だった。東京書籍刊行、挿絵が萌え画の NEW HORIZON 。へ〜、ちょっと見ない内にここまで来たか。…ん?ちょっと待てよ。画像を拡大して英文テキストを読んでみると違和感が。こんな英語表現、教科書にはまず載せないと思うな。 ...続きを見る

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2012/05/09 21:13
『ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム』(古屋 晋一)
 芸術に科学のメスをいれるのは長らくタブーであった。ピアノみたいな職人技は特にそうだろう。なぜピアニストはあのように指が動くのか? 音楽を聴くと頭が良くなるか? 感情を込めた演奏って科学的にあり得るのか? 等々の疑問に「音楽演奏科学者」(どういう肩書きだw)である著者が挑む。 ...続きを見る

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2012/05/04 15:51
『もたない男』(中崎 タツヤ)
 世は断捨離ブームである。すべてを捨てることでこだわりもしがらみもなくただあるがままにたゆたうように生きる。私も密かに憧れる生き方だ。そうしたところへあの「じみへん」なる不条理マンガ(本人はそう思っていないらしいが)の作者が徹底的にものを「もたない」生活をしていると聞いて読んでみた。しかし、豈図らんやそこにはリア充のニオイが…。 ...続きを見る

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2012/05/01 21:14
Soup Stock Tokyoのスープの作り方
 関東以外ではメジャーではないのかもしれない。成人男性にはかなり物足りないボリュームだが、私は好きでいつも利用する。オマール海老のビスク、参鶏湯、ボルシチあたりがお気に入りかな。そんなメニューを家庭でも出来るようにとのレシピが発売された。 ...続きを見る

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2012/04/30 21:27
朗読会 北杜夫 作「楡家の人びと」第1部から(抜粋)
 たぶんツイッターで得た情報だったと思うけど、わたし的には「のろまなカメ」の名台詞で有名な俳優の風間杜夫さんが北杜夫『楡家の人びと』の朗読会を開く、ということで横浜くんだりまで行ってきた。もともとラジオ好きな私、オーディオブックなど、文学作品の音読には興味がある。 ...続きを見る

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2012/04/22 22:12
『グレン・グールド−未来のピアニスト−』(青柳 いづみこ)
 グレン・グールド。キャリアの絶頂時にコンサートツアーを止め、引き篭ってレコーディングに専念した極めて異端のピアニストと言われる。同業者からすると「なぜコンサートを開かないのか?」が最も問題となるらしいが、そんなギョーカイとは一切関わりのない私にいわせれば、事あるごとに作曲家志望を公言しながら「なぜ作曲家にならなかったのか」?が最も気になるところ。 ...続きを見る

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2012/04/21 14:31
"The Devotion of Suspect X" (Keigo Higashino)
 『容疑者Xの献身』の英訳版である。一度読んだことのある日本のミステリーをわざわざ英語で読むこともないだろう。仰るとおり。でも思うところがいろいろあったのだ。まず英語の本からちょっと遠ざかってしまい、英語を読む能力が落ちているので、リハビリとして文章も簡単で内容もわかっている推理小説なら読みきれるだろうと考えたから。 ...続きを見る

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2012/04/14 17:04
『米国製エリートは本当にすごいのか?』(佐々木 紀彦)
 電子書籍版が(限定)セールだったので買ってみた。私自身は留学経験など一切ない。客員教授として招かれるのなら行ってやってもいいが(何様だw?)。iTunesU で有名大学の講義も受けられるインターネットの時代、わざわざ遊学する意味なんかそう今の世の中あるのか? 「海外留学する日本の学生が激減している」というデータを問題視する必要も果たしてあるのだろうか?と思うひねくれ者だ。 ...続きを見る

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2012/04/04 21:49
『クラウドの未来 ─超集中と超分散の世界』(小池 良次)
 これもある意味憂国の書だ。世界的なクラウド集中化の流れで遅れを取る日本。この分野でも競争力を失いつつある。というか力を入れようとすらしていない(誰だまだスパコンで一位を目指すなんて言ってるのは?)。どげんかせんと。 ...続きを見る

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2012/04/02 20:47
Brooklyn Parlor 新宿
 気が散らされる事の多い自宅を逃れて一人静かに読書に耽る隠れ家がないものか。永年の課題である。そんな中、佐々木俊尚さんのキュレーションで素敵なカフェの特集紹介があった。そこで目に留まった新宿にある一店。帰り道なので早速訪問。急に思い立ったのでケータイのクオリティ低い写真でスマソ。 ...続きを見る

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2012/02/25 15:29
『パブリック―開かれたネットの価値を最大化せよ』(ジェフ・ジャービス)
 とっとと電書化を進めろ(-_-x)凸と何かにつけ文句をつけている立場上、この本が紙と電子書籍同時出版しかも特価対応(ごめんなさいもう終わっちゃいました)ときた日にゃ買わない訳にはいかない。『FREE』とか既に読んでいるので、もう内容はそう先進的とも思えなかったが、日頃考えていることの裏付けにはなったかな。 ...続きを見る

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2012/01/27 21:47
『どうする? 日本企業』(三品 和広)
 客観的な数字を元にした説得力のある論考だなと恐れいった前著『経営戦略を問いなおす』から久しぶりに読んだ同著者の最新刊。前に読んだ本と違い、時計、ピアノ(なんでこんなにピアノに詳しいんだ?)の開発競争など、ビジネススクールのケース集みたいでお説教ぽくなくけっこうワクワクしながら楽しく読める。やっぱり成功の基本はイノベーションのジレンマを抑え、ブルーオーシャンを見つけることのようだ。 ...続きを見る

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2012/01/23 21:44
『ほまれ』(澤 穂希)
 「忘れていたものがここにあった」。"構成者"(実質的な著者でしょw?)のあとがきに書かれていた言葉。それはなでしこのサッカーを見て多くの人が思い出したこと。私も同様にかなりショックを受け、ブログに久しぶりのサッカー記事を書いたものだ。 ...続きを見る

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2012/01/21 14:27
『伝える力2』(池上 彰)
 一度ラッキーにも池上彰さんの講演会に寄せてもらったことがある。もう「こどもニュース」は降板されていて、民放で大ブレイクする直前の頃ではなかったか。やはりテーマは「伝える力」(ご著書が配られた)。「こどもニュース」時代の裏話など実に興味深いお話を聞いた。すでにオーラをまとい、特に質疑応答の際には神々しいまでの完璧な受け答えに圧倒されたのをよく覚えている。わかりやすい言葉とは時にエコーズACT1のように質量を持ってこちらにのしかかる。 ...続きを見る

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2012/01/15 21:50
『武器としての決断思考』(瀧本 哲史)
 日本では、いつから実学が軽んじられるようになったんだろう。『学問のすすめ』もあったのに。著者の実学回帰の姿勢は好感が持てる。意思決定の技術は確かにこれからの世の中で、生き残りのための武器になる。優位に事をすすめるというよりも道を間違えない、ムダなリスクを避ける意味で。 ...続きを見る

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2012/01/11 23:20
『なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか』(若宮 健)
 陰謀論の構造というものが最近よく見えてきた。甘く見るなあなた方は本当の恐ろしさに気づいていない。○○がすべての悪の根源、○○さえなければ、この世は天国。こんなにも危険なのに日本ではタブー扱いされている。カネに目が眩んでいる人たちによる国ぐるみの犯罪だ。国民は騙されている。利権があるからマスコミも政府も批判しない。だから一匹狼の私が声を大にして悪を暴いているのだ。ほら見ろ私のところにはこんなに被害者からの声が集まっている。言動に過激な部分もあるかも知れないが、大義のためには多少の誇張もやむを得な... ...続きを見る

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2011/12/30 12:44
『春から夏、やがて冬』(歌野 晶午)
 世間の評判では、帯が煽りすぎとのことだった。図書館で借りたので私はそれは見ずに読んだが、正直『葉桜の季節に君を想うということ』での衝撃を求めて歌野晶午の作品を毎回手に取っている。しかし読了後、この作品はヘタに小細工したミステリーにしない方がよかったのではと感じた。 ...続きを見る

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2011/12/29 16:52
自炊代行問題に対する考察
 先日のスキャン代行業者訴訟問題。賛否両論色々あり、どれもまあ一理あるかなと思う。作り手にとって著作権はそりゃ守るべき尊いものだろうけど(私は必ずしもそう思わないが)、読者の反応は概ね芳しくない。そこへ来て意外なところから援護射撃が来た。『もしドラ』作者の "ベストセラー作家" 岩崎夏海氏である。 ...続きを見る

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2011/12/27 21:55
『ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由』(ジョシュア・フォア)
 以前、岡村隆史が何かの番組で「あなたにとって一番大切なものは?」と聞かれて「記憶」と答えていたのを記憶している。「だってうれしかった事とか楽しかった事とか、やっぱりつまりはその時の記憶であって、その気持ちを失ってしまったら何も残らないから」みたいに理由を説明していて意外と繊細な人なんだなと思ったのを記憶している。(その後の彼の "一時休業" はさもありなんと思った)記憶とは生きることそのものではないかと私も思う。 ...続きを見る

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2011/11/17 21:16
『アナタはなぜチェックリストを使わないのか』(アトゥール・ガワンデ)
 人はサボる。なるたけラクをしようとする。わかりきったことは口にしないし、気にも留めない。省いてはいけない工程もわかっちゃいるけどつい面倒になってしまうのよね。著者の説く「チェックリスト」作成・徹底はどんな仕事でも参考になる話だと思う。 ...続きを見る

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2011/11/14 20:58
『小さなバイキングビッケ』(ルーネル・ヨンソン)
 ビッケ、ビッケ、ビッケは海の子バイキング〜♪ この歌たぶんそらで歌えるなw。子供の頃アニメで楽しんで、原作のことなんかまったくしらなかたけど、最近復刊されたとかで懐かしさのあまり読んでみた。一休さんのようにケンカはからっきしだけど、智慧と勇気でどんな困難をも乗り切るビッケ君。 ...続きを見る

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2011/11/06 20:49
『ユニクロ帝国の光と影』(横田 増生)
 セブンイレブンといい、トヨタといい、Amazonといい、調子のいい会社はなんかしら難癖付けられるものだ。店長(=中間管理職)の仕事が激務なんて、他の業界にだって(もっと薄給で)いくらでもある。アルバイトの劣悪環境? 近所のスーパーで数時間立ちんぼで一日買い物詰めとレジ打ち(今はバーコードになったからまだマシだけど)するパートさんの苦労とどう違うのか。残念ながらスーパーのオバチャンの苦労をいかに精緻にレポートしても誰にも読まれない。セブンやユニクロだから本になるのだという事は頭に入れておいた方が... ...続きを見る

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2011/10/24 22:35
アマゾン、年内にも日本で電子書籍?
 リーク絶好調の日経が今朝すっぱ抜いた(のか?)「アマゾン キンドルついに年内上陸か?」の記事が意外にも Twitter 等でかなり好意的に盛り上がっているようだが、例によって天邪鬼な私は宴会に冷水をぶっかけるような記事をUPする。間違いがあったらどうぞご指摘下さい。むしろ私の予測が間違ってる方が嬉しい(笑)。 ...続きを見る

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2011/10/20 23:12
"Who Were the Beatles?" (Geoff Edgers)
 ビートルズの曲と言われて思い出すのは…Yesterday, Hey Jude, Let it be, Get back... 色々あろうがこのあたりか。実はどれもポール・マッカートニーの作品だ。しかしながら最近 iTunes でビートルズ全曲を購入してちょくちょく聴いているが、今にして思うのはやっぱりビートルズは最初から最後までジョン・レノンのバンドだったということ。 ...続きを見る

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2011/09/11 22:19
『イタリア語通訳狂想曲 シモネッタのアマルコルド』(田丸 公美子)
 英語をはじめ語学を勉強する人の憧れる究極最終形態が通訳であることはまず疑いない事実だろう。ガイジンさんに何を言われてもスラスラと受け答えができる国際人の見本の様なステレオタイプイメージが容易に浮かぶ。でも現実は甘くない。労多くして功少なしの代表格。通訳なんてなるもんじゃないとの思いをまた強くした。この本はイタリア語通訳の第一人者である著者がNHKイタリア語講座テキストに連載されたコラムを中心に集めたもののようだが、これ読んでリスナーの皆さんは学習意欲がわくのだろうか(苦笑) ...続きを見る

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2011/09/06 23:16
『ふたたび Swing me again』(矢城 潤一)
 別の映画のDVDに入ってた「予告編」で聞いたトランペットの音色に惹かれて借りてみた映画の原作(ややこしいな)。なんだ、映画とぜんぜん違うんだね。映画の演出はちょっと古臭い感じがしていつも相変わらずのお涙頂戴邦画のアラが見えてヤになったけど、洒落たジャズと財津一郎先生をはじめとする名優たち(あの看護師役の韓国の女優さんMINJIさんってかわいいな)の熱演が胸に染みたそのとーり! ...続きを見る

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2011/09/02 23:22
『気候変動とエネルギー問題−CO2温暖化論争を超え』(深井 有)
 宇宙規模観点からの地球気候分析から導きだされる地球温暖化二酸化炭素犯人説の「不都合な真実」。そしてあらゆる次世代エネルギーの展望。この手の話けっこう好きなのでちょこっとこんな本とかこんな本とかは読んでいたけど、まだまだ勉強不足だな(当たり前)。現代に生きる全人類必読の書じゃないか。 ...続きを見る

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2011/08/31 21:06
『実力大競争時代の「超」勉強法』(野口 悠紀雄)
 何気にファンな野口先生。いにしえの怪著『「超」勉強法』は私も大いに刺激を受けた(その割に大して勉強してないが)。私も点取り虫のような勉強は大嫌いだ。ここでは今までの日本人の勉強を「シグナル」を得るための勉強と喝破している。ようするに「ボク頑張りました褒めて下さい」とアピールしたいだけ。けっ。 ...続きを見る

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2011/08/18 22:14
『私のギリシャ神話』(阿刀田 高)
 地震雷火事オヤジ。火事とオヤジは人災であり、比較的コントロール出来るが、地震と雷は神の領域。この格言(?)の21世紀バージョンとしては、火事と原発を取り替えてもいいかも。で、地震の上に津波を乗せて、オヤジはオヤジギャグにしておこう。ああ、なんて恐ろしい…。 ...続きを見る

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2011/08/14 21:19
楽天の電子書籍サービス Raboo と専用リーダー UT-PB1
 楽天の電子書籍サービス Raboo が始まったらしい。パナソニックと組んで専用リーダー UT-PB1 も販売開始。しかし、ざっと見た限りでは「買ってはいけない」商品だな(以下は現物は見ずに公式HPを見た上でのレビューです)。 ...続きを見る

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2011/08/11 23:18
『もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら』(工藤 美代子)
 「もしオバ」(笑)。(恐らく編集者が決めたものだと思うけど)今年最高のキャッチーなタイトルではないか。パクリだけど。怪談話は、いかにこれは本当にあった話だよ、と思わせるのが要諦。その意味で真実を追求するノンフィクションとお化けの組み合わせは絶妙である。その効果もあり(?)今日現在 Amazon では品切れ中、図書館でも多数リクエスト待ちだ。 ...続きを見る

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2011/08/08 21:32
『がんばれ女子サッカー』(大住 良之、 大原 智子)
 W杯優勝した女子サッカーなでしこジャパンへの報奨金があまりに少ないことに、ツイッターで「男女差別」と怒り狂う怖いおねえさまがいた。いやそりゃ違うだろ、同じ仕事には同じ報酬と言ったって、サッカーの男子と女子じゃ稼ぎが違う。無い袖は振れないよ、なんにもわかってないね、とつぶやきかけて考えた。まあ、そういう事もあるかも知れないな。女子の歴史は男子からの迫害の歴史。 ...続きを見る

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2011/07/23 21:48
『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』(荒木 飛呂彦)
 ありとあらゆる芸術表現をボーダーレスに楽しめる私にして、ホラー映画だけは絶対に見ないジャンルだ。だって怖いんだもん。夜中に一人でおしっこ行けなくなっちゃうじゃん。あんなもの好んで見てるヤツはロクなもんじゃない。でも敬愛する漫画家にその愛好者がいた。究極のスタンド使い荒木飛呂彦大先生だ。 ...続きを見る

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2011/07/07 22:04
『100ページの文章術−わかりやすい文章の書き方のすべてがここに−』(酒井 聡樹)
 なんか違うんだよな。細かすぎる。雛形として挙げられるこの形式とこの形式とどう違うというのか。親切なんだけど、そんなに大事だろうかという瑣末なアドバイスが多すぎる。ビジネス用ではなく、テーマを持って、論文を書かなきゃいけない大学生あたりを対象に書かれているもので、例文も、面白おかしく親しみやすいようにしようという工夫はわかるが、しょせん教室内でしらけるセンセの冗談レベル。読んでいてこんなに眠くなった本は珍しい。 ...続きを見る

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2011/07/03 15:46
『アウトサイダーアート 芸術のはじまる場所』(デイヴィド・マクラガン)
 原題に付いた副題は - From margins to marketplace - 。これを翻訳では「芸術のはじまる場所」と意訳している。"margin" とは余白、ここではメインストリームに乗らない(未開の?)周辺地帯、いわゆる「辺境」のことか。そして意訳ではまったく意味合いが無視されている "marketplace" は「市場」である。つまりゲージツは「商売になるかならないか」が肝要という趣旨なのだ。現代、あらゆる芸術にとって、商業主義は避けて通ることに出来ない問題だが、絵画は特に投機目的... ...続きを見る

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2011/07/03 15:21
Amazon 新タブレットを勝手に妄想する
ベゾスCEOはタブレット端末について「参入した場合にはキンドルを代替するのではなく、補完する商品になる可能性が高い」と話し、電子ペーパーを採用した電子書籍端末と液晶画面のタブレットを併売していく方針を示した。(米アマゾンがタブレット端末参入か 低価格競争加速も: 日本経済新聞) ...続きを見る

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2011/05/31 22:43
紀伊國屋書店 BookWeb & Kinoppy
 餅は餅屋に限る。本を売る方法は本屋が一番分かっている。ぽっと出の電器屋や電波屋に本が売れるか。事件は会議室でなく現場で起きているのだ!(?) ...続きを見る

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2011/05/28 21:49
『京都さくら探訪』(ナカムラユキ)
 これぞキュレーター。京都在住イラストレーター、ナカムラユキさんの目が選んだ用途別京都のさくら名所を紹介する一冊。単行本より一回り大きいNHKテキストと同サイズのちっちゃい本。一応写真集(付きエッセイ)の部類に入ると思うのだが、どーんとご自分の撮った写真を前に出さない分、人柄が現れているのかな。でも中身は、手作りの詳細な地図、各地のさくらの種類と見頃、お近くの素敵なカフェ…きっちり詰まってますどすえ。 ...続きを見る

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2011/05/04 11:50
iPad2 買ってみた
 使い道ないなあと思っていた iPad2(ホワイト 16G 3G) を結局導入した。今でも中途半端だなと思う気持ちにあまり変わりはない。最大の購入動機は不意の停電に備えるため。外部電源を失った場合に10時間動くというロングライフバッテリーはかなり魅力。でも通信した場合そんなには持たないようだ。それに災害時ソフトバンクの中継基地自体が壊滅してしまったらどうしようもない。まあそんときはそんときだ。 ...続きを見る

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2011/04/30 22:57
『ダイナー』(平山 夢明)
 大相撲の八百長問題、ケータイを使ったカンニング、ヤラセ(?)文学賞…考えてみれば震災前はほんとお気楽な話題で盛り上がっていたものだ。その何かとお騒がせなポプラ社から出た作品で、大藪春彦賞を取ったらしい(特に物議はかもしていないと思う)。短編「托卵」で衝撃を受け、個人的に注目している日本人作家の一人平山夢明。ストーリー構成力・独創的トリックや描写力にはやや劣るが、通常の小説の枠からはみ出す異常発想が持ち味。 ...続きを見る

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2011/04/25 21:21
『人は放射能になぜ弱いか』(近藤 宗平)
 近来まれに見る放射能ブームである( ;∀;)。シーベルトだかベクレルだかこれまで聞いたこともない単位に日々振り回され、一億総放射能評論家になってしまった。しかしヤバいヤバい騒いでも何がどうヤバいのか、本当にわかっているのだろうか。そんな折、ブルーバックスのメルマガで紹介されていたこの旧著。早速読んでみた。 ...続きを見る

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2011/04/06 21:30
歿後100年記念講演会 岡谷公二「アンリ・ルソーの偉大さ」(ポーラ美術館)
 ルソーについて本を読もうとして、まず誰もが当たるのが岡谷公二氏の『アンリ・ルソー 楽園の謎』であろう。初版は1983年の新潮選書。既に絶版だが二度他の出版社からリイシューされている(かなり珍しいことだと思う)。読了後、著者は他にもルソーに関する本を書かれていないか調べたが、すでに八十歳を過ぎておられるようで、もう完全にご隠居されているのかと思っていた。ところがこの度ポーラ美術館でのアンリ・ルソー展を記念してご講演を賜るとの情報を Twitter で得た。まさか直接お話を伺えるなんて。 ... ...続きを見る

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2011/03/08 22:49
『キュレーションの時代』(佐々木 俊尚)
 情報過多の今の世の中にあって、役に立つものと立たないものの区別を付けるのは至難の業。ましてやインターネットの海は憶測やデマも飛び交う魑魅魍魎の住処。何を信じたらよいものか途方にくれる。そこで頼りになるのはあの人が言うのだから間違いないだろうという、やはり人的繋がりだった。そんな水先案内をしてくれる人がキュレーター。 ...続きを見る

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2011/02/16 22:14
パブーを使ってみた
 ブログの宣伝用にこっそり使っている「ブクログ」というサービスがある。自分が読んだ本(読みたい本でも)の仮想本棚を作り、感想をUP、公開しあうことで他の人と共有できる。同サイトでは更に電子書籍サービス(購入と出版)も行っており、「パブー」という。 ...続きを見る

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2011/02/06 14:42
『読書について』(ショウペンハウエル)
 先月風邪で臥せっている間、ふと本棚で見掛け、ちょこっと手を着けただけで長らくほったらかしだったこの本を発掘。昨年のベストセラーにニーチェとドラッカーが並び、今年はソクラテスかアリストテレスかといった所(?)。実はそれ以前に出ていた新訳ショウペンハウエル。厭世哲人として元々有名だが、現代日本で彼のブームは来るのだろうか? ...続きを見る

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2011/02/05 20:44
無料貸本屋の損益計算
 昔学校で、「本を読みたくなったらどこに行きますか?」の問に「本屋さん」と答えたら先生から「図書館に行きなさい」と訂正されたものだ。しかしいつの間にか図書館は「無料貸本屋」の謗りを受けている。 ...続きを見る

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2011/01/26 21:59
『電子書籍奮戦記』(萩野 正昭)
 電子書籍黎明期の本といえばすでに『eBook時代はじまる!「電子の本」が変える読書革命』(鈴木 雄介)があるが買uックの人とはまただいぶ違う。スタートは「本のように読める映画」。マルチメディアからスタートした人だったのか。レーザーディスク私も持ってた(ってかまだあるけど動くのか?)。懐かしい。 ...続きを見る

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2011/01/22 11:31
『野宿入門−ちょっと自由になる生き方−』(かとうちあき)
 脱力系のエッセイ。こういう文章を書く人に限ってめちゃくちゃこだわりがある。私なんにも考えてなんかいませんよ〜というフリをしながら、実は高尚な思索に耽って俗世を見下している。ただこの著者の場合はそうでもないようだ。野宿をして、なにか悟りを得る訳でもない。ただちょっと自由になるだけ。これは "捨てる" 生き方とも違う。孤独を求めて人里を離れ山野に隠れるようなことはしない。むしろ母胎回帰ではないか。大自然に、ご近所さんに、おまわりさんに、そして母親に、見守られて安息に至る。そんな周りからの祝福を得た... ...続きを見る

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2011/01/19 22:06
『言葉でたたかう技術』(加藤 恭子)
 「過去五十年、欧米人と議論や口論をして、私は負けたことがない」と豪語する著者。しかしこの本は題名から連想するようなハウツーものではない。ましてや、英語の一つもできないんじゃ世界のグローバル化に遅れをとるザマス!恥ずかしい!なんてグローバルバカの憂国妄言でもない。 ...続きを見る

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2011/01/16 20:18
『仕事に活かす!フォトリーディング』(主藤 孝司)
 読書好きであれば誰しも憧れるのが速読術である。私も大学生の頃ちょっと入門書を買って試みたことがある。眼の筋肉を鍛えて視野を広げ、集中力を高め見た文字を読まずそのまま画像として記憶する、これに尽きたと思う。フォトリーディングも基本的には同じようだ。だがこの本で説かれるのはそれだけではない。ハウツーの部分よりも注目すべきは超情報化社会に生きる上で効率化を目指す理由の記述。読み飛ばすには惜しい本。 ...続きを見る

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2011/01/08 21:36
DVD「Disney's クリスマス・キャロル」
 久しぶりのクリスマス企画。過去にはこんなのもやったっけ→奥さまは魔女の英語 読み返したらけっこう手が込んでいて我ながら感心してしまった(笑)。 ...続きを見る

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2010/12/24 23:00
『アンリ・ルソー 楽園の謎』(岡谷 公二)
 ここしばらくルソーの絵に触れる機会が少なからずあったので、あのヘタウマじゃないヘタさのどこに惹かれてしまうのか、しばらく心に引っかかっていた。ルソーについて書かれた文献を探し、適当に選んだのがこの著作。古い本だが読了後、ルソーの謎が多少解明された気分になった、かな。 ...続きを見る

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2010/12/20 21:36
『尖閣戦争――米中はさみ撃ちにあった日本』(西尾 幹二, 青木 直人)
 非政治的人間を自他共に称する私にして、昨今の世界状況はそれを許されない事態になりつつある。こちらの本は今話題の(ちょっとAB蔵くんのせいで霞んでしまったが)某国との某島問題そしてそこから予期せねばならない将来の危機を語り尽す。事の真偽はともかく、内容が最新かつ歴史的背景から語ってくれるのでそれなりに深い。 ...続きを見る

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2010/12/18 14:23
Sony Reader Store が思ったよりよさそうな件
 12月10日からオープンのはずだったのにいつの間にか店開きしていた Reader Store。まったく期待していなかっただけに、ざっと品揃えを観た限りではまあまあいいんでないの?ってな感じ。考えてみれば先行したアメリカではそこそこ成功していたんだから、他の日本の新参電子書籍ショップと比べ一日の長があり、利用者としてはもっとも安心して入会できるショップではないか。ま、その他の所が出揃ってみて最終判断をすべきだろうが。 ...続きを見る

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2010/12/09 21:39
Sony reader を触ってきた
 早くもクリスマスに浮かれる東京の週末。銀座ソニービルへ初めて来た。昨日満を持して日本発売となった Sony reader 現物を見に来たのだ。ツイッターで速報ベースの感想つぶやいておいたが、少しまとめておく。 ...続きを見る

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2010/11/27 09:28
『傷だらけの店長−それでもやらねばならない』(伊達 雅彦)
 読んだきっかけは朝日新聞の書評欄で見かけたんだったか。中規模チェーン店本屋(?)の店長さんの悪戦苦闘記。執拗に書かれるのは本への愛情、ノスタルジー、自己満足、世渡りベタ。同情はするが、ビジネスとはそういうもの。忙しいのは、傷だらけなのは、お前だけじゃない。「俺の品揃えにこだわる、俺の店をコンビニみたいにしたくない」なんてセリフはコンビニで悪戦苦闘している多くの店長さんたちをキレさせたことだろう。 ...続きを見る

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2010/11/25 20:26
『「怖い絵」で人間を読む』(中野 京子)
 今年最も熱中して視聴したテレビ番組、NHK探求この世界『「怖い絵」で人間を読む』。毎週月曜日の夜はほんと楽しみだった。番組テキストももちろんあるのだが、改めて書籍化された。中野先生の本は最近立て続けである。こうした出版社による人気作家の乱発姿勢、敬愛する中野先生でなかったら「何度も同じネタ使い回してんじゃねえぞ!」と言ってしまうかもしれない。ただ念のため言えば、オリジナルの『怖い絵』単行本シリーズとも違う、テレビ版テキストとも番組中で語られた内容とも違う、カラー図版たっぷりで、中にはオリジナル... ...続きを見る

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2010/11/14 15:56
『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(大原 ケイ)
 米国で日本書籍を売り込むエイジェントであり、この本の著者である @Lingualina こと大原ケイさんは電子書籍の情報繋がりでツイッターフォローさせて頂いている。TLでゲリラ的に現れるその辛口を通り越した歯に衣着せぬツイートに当初どん引きしながらも、今やマゾヒスティックな快感を覚える今日この頃。 ...続きを見る

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2010/11/04 20:59
『掏摸』(中村 文則)
 若手芥川賞作家の話題作。ハードボイルドのようなピカレスクもののような。ハードボイルドなら藤原伊織さんの方がせつなさを覚える。ピカレスクなら舞城王太郎の方が大物感があるような。悪を描く割には主人公にそれほど魅力がないというかアクがない。DV親子を気に掛けるなんてちょっと安直じゃないか。その分木崎のキャラなんだろうけど、その「悪の秘密組織」が訳わからなさ過ぎる。あの貴族の物語はイヤ過ぎるけど、石川にしろ佐江子にしろその存在意義を十分書けてるとは言えない。 ...続きを見る

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2010/09/27 20:57
『「Why型思考」が仕事を変える』(細谷 功)
 たまに社内研修でインチキ講師役をする時がある。ある時、なんとか化けの皮が剥がれないよう誤魔化しつつ終わりほっとしてると、ひとりの新入社員受講生から「少佐センセイはなにを訊いてもすぐ答えが返ってくるのがすごいですね!」とお褒めの言葉を頂いた。「は?」センセイ役としてそんなのは当然ではないか(しかもほとんどは口からデマカセなのに)、とキョトンとしてしまった。 ...続きを見る

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2010/09/03 22:57
新キンドルが来たよ
 来たよ来たよ新キンドル! 早速レビュー。 ...続きを見る

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2010/08/30 22:45
『ブランジュリタケウチ どこにもないパンの考え方』(竹内 久典)
 憑かれた人というのはあらゆる分野でいるものだ。常人には理解しがたい執着心でそれまで誰も見たことのない世界にたどり着く。竹内シェフのこれほどまでにパンに情熱を捧げる姿はパンの神様だか悪魔だかに魂を囚われてしまったのではと感じるほど。 ...続きを見る

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2010/08/28 20:37
『考えない練習』(小池 龍之介)
 癒しの時代、なかなか上手い題名だ。私もそこに引っかかった。ただ読んでみると精神修行の具体的なガイダンスや坐禅の仕方の説明よりも、どちらかといえば説教臭い(坊主だけに?)のが鼻につく。著者に対してよく言われるのが、「東大出だかなんだか知らないが、会社勤めの経験もない若造に偉そうにああだこうだ言われたくない」。そういう部分も確かにある。まそれはそれとして実務家の私は使えそうな部分を多少なりともピックアップしてみる。 ...続きを見る

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2010/08/21 15:12
『自己プロデュース力』(島田 紳助)
 これを覚えている人はほとんどいないと思う。ググっても見つからない。もう30年近く前の話だ。漫才ブーム華やかなりし頃、「第一回(芸人版)青年の主張」みたいな番組がテレ東であった(この手の企画で第二回があったという話は寡聞にして知らない)。ネタではない真面目な話を芸人たちが順に壇上で披露するという極めてレアな企画であった。 ...続きを見る

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2010/08/17 22:19
『明暗』(夏目 漱石)
 『1Q84』を読んで以来、私の中で小説への興味が再びむくむくと湧き出していることに気づく。そこで「青空キンドル」で夏目漱石未完の遺作長編を読んでみた。新潮文庫(ブックオフで100円で買ったのに結局これ読まなかった)の紹介文によれば、「真の近代小説の名に値する数少ない日本の代表的小説のひとつ」とされる。これはどういう意味だ? プルースト『失われた時を求めて』やカフカ『城』のように、未完であることがその証だろうか?(たぶん違います) ...続きを見る

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2010/08/13 21:26
新キンドルの購入をお考えの方へ
 あ、どうも。キンドルの伝道師(≒サクラ)、少佐です。一部でだいぶ反響を呼んでいる新キンドル。でも購入検討者のつぶやきを拝見していると、ちょっと勘違いされているんじゃないかなと思われる方もいらっしゃるようなので、老婆心ながらいくつか注意事項をまとめてみました。ほぼ自分の体験から書いてますが、「それ、違げーじゃん」と思われた方、どうぞご指摘下さい。極力 update もしていく所存です。 ...続きを見る

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2010/08/03 23:06
『1Q84』 BOOK3 (村上 春樹)
*内容にかなり触れています。未読の方はご注意下さい。 ...続きを見る

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2010/08/02 21:07
新キンドルとベゾス社長のインタビュー
 iPad が猛威をふるう中、誰もがキンドルは死んだと考えていた。突然発表された新キンドルDXは破れかぶれの最後っ屁かとも揶揄された(知らないけど)。だがそれはジェフ・ベゾスの周到な前振りに過ぎなかったようだ。いつものように唐突に発表された新ちっちゃい方のキンドル。世界中で歓迎されている。キンドルは死なず。 ...続きを見る

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2010/07/31 21:58
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(岩崎 夏海)
 通称「もしドラ」。"もし" とググりかけただけでこいつが検索候補に挙がってくる。今年最大のベストセラーだろう。Amazon のランキングの出入りをみていると『1Q84』Book 3 を超えているかも。マネジメントの碩学であり、本国よりも日本での方が人気のありそうなピーター・ドラッカー先生と、現代日本社会に置いて今や泣く子も黙る女子高生がタッグを組んで送る熱血教養ドラマ。これが受けない訳がない…?? ...続きを見る

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2010/07/04 11:37
Kindle for PC が知らぬ間にひっそりとバージョンアップしていた件
 キンドル本体の Version 2.5 アップデートを今か今かと待っていたら、こっちがいきなりアップデートされていた(笑)。Kindle for PC については、頑固に白黒を守ると社長自ら宣言されたキンドル本体を補完する役割(カラーページや図表)として個人的にとても重宝している。本の書評を書く際にも、自分の印したハイライトやノートのメモを参照しながら一つのパソコンの中で執筆できるのは得難い便利さ。なぜかこれを愛用しているという人をとんと耳にしないのだが、もっと活用されててもいいの... ...続きを見る

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2010/05/27 20:49
星新一展(世田谷文学館)
 世田谷文学館。最寄り駅は京王線芦花公園(近くにはアメリカ人のやってる「アイバンラーメン」という店もあるし、なにかとお世話になっている)。定期的に作家の特集展示を行い、今回星新一展があることに気付いたのはこのGWの事。 ...続きを見る

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2010/05/16 21:55
Kindle Software Update Version 2.5
 ツイッターで知った情報。ヘルプページにも詳細が既に出ている。「メンバー限定してアップデート展開中」としてるし、Screenshotsを公開してる人がいるからすでにアップデートされてる人いるんだろな。5月末までに完全配信する予定らしい。 ...続きを見る

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2010/04/30 10:28
『フリー <無料>からお金を生み出す新戦略』(クリス・アンダーソン)
 アンダーソン氏はかの『ロングテール』の著者でもある。『ウェブ進化論』を読んだときにその名を知ったが、かっこつけたって別に大したことはないさと斬り捨てていた(読んでないし)w。今度も、「"フリー" なんて昔からあるダンピングやお試しセールやサンプルばらまき、もしくは美人局(!)と同じ事だろう。もっと単純に言えば形を変えた広告費のことじゃないの?」 ...続きを見る

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2010/04/25 20:37
『眠れなくなる宇宙のはなし』(佐藤 勝彦)
 『サイエンス・インポッシブル』を読んだ時、最先端の科学知識をわかりやすく語ってくれる人は日本にはいないのかと思っていたら、ちゃんといたw。相対性理論の例え話など今までで一番ピンときた(過去に読んだものを忘れてるだけかも知れないが)。 ...続きを見る

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2010/04/14 22:22
"Five little pigs" (Agatha Chrinstie)
*例によって直接的ではありませんが、内容にかなり触れています。未読の方はご注意下さい。 ...続きを見る

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2010/03/28 20:28
『2011年 新聞・テレビ消滅』(佐々木 俊尚)
「地デジでテレビが見れなくなる? ふーん、…あ、彼氏からメールだ♪ ぷちっ(テレビを消す音)」 ...続きを見る

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2010/03/26 21:39
SORYU BOOKS Great writer series
 想隆社文庫というものが出来たらしい。Amazon.com の KindleStore で日本語の本を売り出している。おー、ついにそんなところが!と思ったら、やっぱり著作権切れの作品ばかり。そろそろまったくの新刊を出してもらいたい。電子書籍の方を先行するとか、もっと思い切ったことは出来ないんだろうか。タダで配った本もそれほど大反響を呼び起こしている訳でもないのだよ。リスクは低いような気がする。こりゃもう孫さんに頼むしかないのか?w ...続きを見る

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2010/03/25 23:54
『影響力の武器 実践編―「イエス!」を引き出す50の秘訣』(N. J. ゴールドスタイン 他)
 『影響力の武器』は人が行動を起こす心理について科学のメスを入れた名著。そこで挙げられていた「人に影響力を与えるメソッド」の実践事例が、短くきれ〜いに読みやすくまとめられている。あまりに各エピソードが華麗に着地するため、各章を読み終わった後、それはあたかもテレビの5分帯番組の様に「提供は○○株式会社…」のアナウンスがテーマ音楽と共に聞こえてきそうな雰囲気。オリジナルの『影響力の武器』著者 R. B. チャルディーニ氏の名前はクレジットされてるが、邪推するにご本人はほとんどノータッチでは無かろうか... ...続きを見る

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2010/03/24 21:15
「アガサ・クリスティー展」〜ミステリーの女王 その軌跡〜(相田みつを美術館)
 普段は買わないミステリマガジン誌。この4月号を思わず購入したのは言わずと知れたクリスティー特集のせい。なにかと影響されやすい私。編纂者が激賞していた "Five little pigs" は今キンドルで読書中だし、中で告知されていた「クリスティー展」、早速行って参りました。 ...続きを見る

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2010/03/21 21:48
『ビヨンド・エジソン―12人の博士が見つめる未来』(最相 葉月)
 今の子供たちはよくわからないが、昔は偉人伝って読んだ(読まされた?)ものだ。ああいうのを真に受けて科学者になってしまった人がいるのだろうかという疑問からこの本の企画は始まったらしい。12人の現役研究者に対するルポからは、私が読んできた科学にまつわる本にあった問題点がそれぞれ出てくるのが興味深かった。最近では内幕ばらし的な「外伝」が書かれたりもする中、例の斉藤美奈子氏の著作『紅一点論』と合わせて読むと尚面白い(?) ...続きを見る

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2010/03/06 20:13
"Presentation Zen Design" (Garr Reynolds)
 一昨年アメリカで最も評判を呼んだプレゼンテーション本の一つが "Presentation Zen" である。これはその続編で、プレゼンスライドのデザイン構成や視覚効果について論じている。"Zen" とは無論「禅」であり、伝統的日本文化に根ざした美意識をビジネス上のプレゼンテーションというオーディエンスとのコミュニケーションに生かす方法論を大阪に住み禅を学ぶ著者が静かに語る。 ...続きを見る

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2010/03/04 21:32
『生命保険のカラクリ』(岩瀬 大輔)
 ネット無料配布の新書ということで話題騒然の本。まあ、もう元も取ってるし(昨年発売済みで、もうこれ以上売れねだろ?)、恰好の自社の宣伝にもなるし、損する部分はまずなかろうということで著者が申し入れたものと思う。大体が、ライターを本業としていない人の書く新書なんてプロモーション目的が大半で「名刺」なのだ。勝間さんもそういっている。あいや、内容が粗末とかそういう意味ではないですよ(慌ててフォロー)。 ...続きを見る

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2010/03/03 21:20
『弱者の兵法−野村流必勝の人材育成論・組織論−』(野村 克也)
 とにかく最初から最後まで濃〜い野球の話。ここまで野球バカなのは水島新司さんくらいしか思い浮かばない(笑)。でもこれは最近流行の品格本にカテゴライズされるのかな。ここで語られるのはやはり亡びつつある価値観だと思う。プロ野球の人気は明らかに衰退期に入っている(ご本人はそう思っていないようだが)。この本を読んで新たなファン層を獲得できる気はしなかった。 ...続きを見る

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2010/02/28 19:29
"Food Rules: An Eater's Manual"(Michael Pollan)
 中国(?)では「医食同源」と古くからいわれているものの、栄養学というものはまだ未発達の学問であり、何をどう食べれば人体にどう影響を与えるのか、ちゃんとした理論構築は実は出来ていないらしい。ナチュラリストである(?)著者は、大手メーカーの出す加工食品はダメ、昔から食べられ続けているものは安心できる、みたいな事を主張する。概ね賛同するが、ならタバコはどうなるのだ?食べ物ではないものの古くから人々に多しまれている嗜好品である。また人工添加物、砂糖や塩をそこまで敵視しなくてもいいと思うのだが…。要する... ...続きを見る

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2010/02/20 21:42
"The 4-Hour Workweek, Expanded and Updated"
 "The 4-Hour Workweek, Expanded and Updated" (Timothy Ferriss) 椰子の木に掛けられたハンモックに寝そべる表紙の絵に「週4時間しか働かない」なんて題名が付けられた日にゃ、超お気楽ライフのススメみたいに見えるけど、どっこいこれはむちゃくエネルギッシュでファンキーな生き方指南である。 ...続きを見る

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2010/02/14 13:22
キンドルの英英辞書を変えてみた
 ますますハマるキンドルだが、デフォで入っていた英英辞書 The New Oxford American Dictionary はあくまでネイティヴ向けなので、私のようなESLの人にはちとキツかった。難しい単語を引くと更に難しい単語で定義を説明してくれたりするので孫引きを延々繰り返すハメになることもしばし。バカを引くとアホの項を見よ。アホを見るとバカの項を見よ、みたいなノリの説明も多くちょくちょくキレ掛かっていた(いや私の知能が低いだけです)。 ...続きを見る

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2010/01/30 15:42
"UR" (Stephen King)
 Amazon キンドル拡販のためキング大先生がちゃちゃっと書いたサービス精神満載の怪作(?)。なんとキンドルでしか読む事ができない。趣旨を考えるとずっとこうなのだろうか(オーディオブックはあるみたい)。しかもこれまで英語版もアジア・パシフィック地域ではDLが許されておらず、つい先日やっと解禁された。もし翻訳されるとしたらキンドル日本語対応記念として? ...続きを見る

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2010/01/29 23:55
『君はピカソを知っているか』(布施 英利)
 ちくまプリマー新書シリーズは、『「世界征服」は可能か?』も傑作だったし、中坊向けとはいえどれも侮りがたい。いや私の頭が中学生並みなのかも。一昨年衝撃を受けたピカソについてもっと勉強しようと思いつつ、移り気な私の興味はあっちにいきこっちにいき、ようやく年が明けてピカソに戻ってきた。とりあえず簡単そうなヤツからということで。 ...続きを見る

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2010/01/23 21:41
雑誌「COURRiER Japon」2010年2月号
 特集が「次の、ITライフ。」ということで、ネットのあちこちで感想を見かける。Twitter、キンドルをはじめとする電子図書、Google や Apple の次なる戦略…。ただ恐らく、一年後にこの雑誌を読み返せば「次世代の旗手!」と持ち上げられている内のほとんどはもう思い出すだけで噴飯ものになっているのではとも予想している(Twitter ブーム終わってたりして…)。実はそのために買ったのだ(悪趣味?) ...続きを見る

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2010/01/20 22:23
『やればできる』(勝間 和代)
 どうしてそんなにかっこいいんですか?と良く質問を受ける。毎週エステに通い、ジムでのエクササイズも欠かさない。オーガニックな栄養素をバランスよく摂り、睡眠不足はお肌の敵。でもこれだけの生活をするためにお金も時間も少なからず掛かる。上流階級の日常を他人にマネしろというのは酷だ。だから私はいつもこう答える。「すいません、生まれつきなんです」。 ...続きを見る

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2010/01/14 21:07
CASIO Ex-word 電子辞書 XD-A10000
 電子辞書のレビューももう4回目になるのか(「エレクトロニクス」のテーマ参照)。新学期に向けたカシオの新製品が 2010/1/15 登場。進化した部分、進化して欲しい部分、脅威と機会といったSWOT分析(もどき)を(現物見てもいないのに)勝手に試みる。 ...続きを見る

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2010/01/09 10:52
『1の力を10倍にする アライアンス仕事術』(平野 敦士 カール)
 新刊『たった一人で組織を動かす 新・プラットフォーム思考』が売れていたので前著をチェック。アライアンス=プラットフォーム構築=「場の提供」。自分自身にスキルがなくても、触媒になることで他の力を借りて新しい価値を生み出す。グーグルなんかが典型的だ。グーグル自体のテクノロジーもさることながら、グーグルの価値はグーグルが提供する「場」で得られる世界中の情報だ。イオンの戦略もどーんとでっかい入れ物作ってイオン以外のテナント呼び寄せて魅力あるショッピングモールとすること。そしたら楽天もそうか。ある意味セ... ...続きを見る

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2010/01/08 22:54
『重よし 【料理覚え書き】』(佐藤 憲三)
 お節料理なんてしょせん縁起物でそれほどうまいものではない。そんな思い込みもこの本での念入りに仕込まれる様子や美しいできあがりの写真を見れば一新されるかも知れない。これは和の名店「重よし」店主の朝日新聞に連載されたレシピというか「覚え書き」と見事な写真集。 ...続きを見る

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2010/01/03 16:19
"The Twitter Book" (Tim O'Reilly, Sarah Milstein)
 元旦である。一年の計として何か新しいことを始めてみるのが毎年の習わし。そもそもこのブログを立ち上げたのも05年元旦。06年には英語記事を始めた(中断中なのが情けない)。07年にはコントを載せ出した(これも不定期掲載だ)。08年にはカツマーの仲間入りをし(笑)、09年には日本語を憂えた(あんまり新しいこととは関係なくなってきている…)。記念すべき10年は Twitter を開始したいと思う。 ...続きを見る

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2010/01/01 12:35
キンドルで夏目漱石『それから』を読む
 キンドル読了の三冊目は日本語(笑)。あのホラーなラストシーンが忘れがたく、長らく再読したかったのだが、そのよいチャンスだった「DS文学全集」に『三四郎』と『門』はあるのになぜか入ってなかった。『こころ』をDSで、『それから』をキンドルで、とアナーキーな読み方をする私が今漱石を読む意味はどこにあるのか、探ってみた。 ...続きを見る

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2009/12/31 23:37
『誰とでも15分以上会話がとぎれない! 話し方66のルール』(野口 敏)
 コミュニケーション不全、人とうまくお話が出来ない若者が増えている世相を反映してか、ちょっとしたベストセラーになっている。私自身はそれほど必要なスキルでもないのだが、どんなことが書かれているのか気になった。意外に良書である。著者の基本的な考え方は、「会話は言葉ではなく、気持ちのキャッチボール」。コミュニケーションとは他者と自分との間で何を共有できるかが問題なのだ。 ...続きを見る

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2009/12/28 12:09
『急に売れ始めるにはワケがある』(マルコム・グラッドウェル)
 勝間さんの紹介などで早くからその名前は知っていたが、読まずにいたのはひとつに邦題が悪い(笑)。お手軽なマーケティングハウツー本みたいに見える。原題のまま『ティッピング・ポイント』で十分なのに。文庫化までされているのを見てようやく読む決意が付いた。複雑系やネットワーク理論といった、私が最も関心のある分野を一般人にもよくわかるレベルまで落とし込んで非常に良く書けている。ここで学ぶ法則はありとあらゆる事に活用できそうだ。 ...続きを見る

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2009/12/23 20:09
キンドルでPDFを読む
*まったくの個人的メモです。 ...続きを見る

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2009/12/19 14:18
"The Adventures of Johnny Bunko" (Daniel H. Pink)
 キンドル読了本の二作目はなんとMANGA(笑)。いわゆる自己啓発本をアメコミというかアキバ系スタイルでまとめ上げた一冊。こんなものもあるのかい、と思わず飛びついてしまった次第。 ...続きを見る

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2009/12/16 20:57
Newsweek 「本と雑誌と新聞の未来」
 この号の事はキンドルを論じたブログやニュースでよく引用されていた。事実上のキンドル特集号みたいなものなので、図書館でバックナンバーを取り寄せて読んでみた。気になった論点は大きく二つ。 ...続きを見る

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2009/12/12 12:09
"Find your focus zone" (Lucy Jo Palladino)
 記念すべき Kindle 初の読了書。邦訳も出ているのでわざわざ英語で読むこともないのだが、ちと思うところがあった。「このマルチタスキングなデジタルエイジに、どうしたら物事に集中できるのか?」というテーマにとても関心があること、また英語がわからなかったら翻訳見ればいいかという弱気な(涙)目論みもあった。それともう一つ…。 ...続きを見る

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2009/12/02 22:16
キンドルがバージョンアップ
 キンドル入手以降、電子ブックについてここのところずっと考えている。本を電子データで読むのは冒涜か? しかし考えてみると、実は今現在、本の編集のほとんどの行程は最初から電子データだ。作家の原稿書きから編集者とのやりとり、その後の校正作業、そして最終稿を製本所に渡すまで。なぜ読者だけが旧態依然とした紙データで読まされなければいけないのだろうか。電子データの利便性をなぜ作り手側だけが独占するのか。守旧派の挙げる疑問への回答はこれに尽きる。 ...続きを見る

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2009/12/01 22:33
Kindle for PC を入れてみた
 仰々しくも発表された Kindle for PC 。このアプリをダウンロードすれば、キンドル本体なしでもパソコンで買った本が読めるらしい。最初意味がわからなかった。キンドルはあの目に優しいスクリーンや携帯性がいいんじゃないか。PCじゃ長い文章は読んでられないだろが。…でもはたと気づいた。大型サイズの「キンドルDX」じゃないとちゃんと表示できない大きさのレイアウトとか、カラー図版の本とか、キンドル向きじゃないなと思ってた本もPCの大きなスクリーンなら問題ないわけか。ほぉ、これはいいかも。試してみ... ...続きを見る

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2009/11/11 21:57
『復活の日』(小松 左京)
 やっぱり怖いインフルエンザ。映画に続いて原作もようやく読了。パンデミックの恐怖の描き方については映画の方が怖かったかな。この名作は現在でも流通しているはずだけど、新インフル騒ぎのこの時期リバイバルでベストセラーになったとかいう話は聞かない。図書館でも書庫に埋まっていた。インフル対策になるかどうかは別としても(宇宙から渡来した病原菌?みたいな設定なので、ちょっと違うんだけど)、繰り返し読まれるべき作品だと思う。 ...続きを見る

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2009/10/31 11:41
『ロウフィールド館の惨劇』(ルース・レンデル)
 名前は知っていたのになぜか今の今まで読まなかった名作(そんなのいっぱいあるか)。のっけから事件の核心が述べられるので伏せないが、この物語は文盲中年女性の巻き起こした惨劇である。感情を一切抑え、客観的な新聞記事か冷徹な事件レポートの様な形で語られる。いわゆるかわいそうな人の話なのに、作者の語りに同情の気持ちはまったく見つけられない。 ...続きを見る

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2009/10/26 21:01
キンドルが来たよ!
 先日の発注後、今週の初めに出荷案内が来たのだけど、アメリカからの空輸のため、本日到着した。 ...続きを見る

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2009/10/22 21:39
『動的平衡』(福岡 伸一)
 『生物と無生物のあいだ』の著者による科学エッセイ集。基本線は前著とほぼ同じ事が巧すぎる(笑)文章で語られている。生命とは砂上の楼閣ならぬ砂で出来た楼閣。分子レベルで絶えずその身は流れ続け、生命とはいわばその淀みである。これが「動的平衡」というものらしい(だよね?) ...続きを見る

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2009/10/12 21:48
キンドルが出る
 ついにアマゾン・キンドルが世界発信された。このニュースが出る直前、勝間さんがビデオレターで「Amazon Kindle、入手しました、こんなに便利です♪」とやっていたので、アメリカで買ってきたのかなと思っていたら、要するに前振りだったのね(試供品?)。 ...続きを見る

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2009/10/09 00:02
『奇跡の脳』(ジル・ボルト テイラー 竹内 薫 訳)
 なんとなくアルジャーノンを思い出すかな。脳科学者が脳卒中になっちゃった!という衝撃の内容。誰もいない中での朝の発症から、必死で助けを求め救護され、リハビリを経てまた現場復帰するまで、特に生死を分けた障害を受けた直後数時間の記述は、後付けの話もあるのかも知れないけど、よくまあここまで鮮明に覚えているものだ。 ...続きを見る

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2009/10/07 21:58
『図で考えるとすべてまとまる』(村井 瑞枝)
 わかりやすい図解の技術には誰もがあこがれている。なのによい指導書がほんと〜にない! 故に「図解」が頭に付いた本はほぼ無条件に買い漁ってしまい、満足できずまた探し求めるこの無限ループをうまく図で表現できないだろうか? ...続きを見る

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2009/10/01 21:37
『1Q84』(村上 春樹)
 *内容にかなり触れています。未読の方はご注意下さい。 ...続きを見る

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2009/09/23 00:10
『整理 HACKS! ― 1分でスッキリする整理のコツと習慣』(小山 龍介)
 雑ネタの寄せ集めメモ集の感があった最初のシリーズに比べればかなりまとまってきて、書物の体をなしてきた(なんてエラそうな感想)。シリーズ初『IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣』は、けっこうな衝撃だった。山のような情報の宝庫。心構えみたいなものが中心のそれまでのビジネス書と違いドライなテクニック重視の視点は新鮮で、読んで以来ずいぶんハックにはまった。 ...続きを見る

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2009/09/19 13:54
『怖い絵3』(中野 京子)
  『怖い絵』シリーズもついに三作目。ネタ切れになるどころか、時空を超えて思いがけない場所へ読者を連れて行くナビ技術は過去二冊と相まってより磨かれている。それなのにこれをもって完結編にするとは、これ以上恐怖の種を世間に蒔くのを恐れているのだろうか? さて最後の恐怖の旅に出かけよう。 ...続きを見る

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2009/09/12 15:33
『「知の衰退」からいかに脱出するか?』(大前 研一)
 相変わらずの大前節(まだ二冊目だけど)。最近の日本人がどれほどバカになったのか、いろんな角度からお説教が聞ける。特に本書の後半は「国民がバカでオレ様の作った高級な施策が理解できずバカ候補に投票したせいで落選した」愚痴が延々続く真骨頂である。(これはもちろん、大前先生が都知事に立候補した当時の話だから、先の総選挙の結果をどうお考えになっているかぜひお聞きしたい) ...続きを見る

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2009/09/12 15:28
『スリーピング・ドール』(ジェフリー・ディーヴァー)
 世紀の傑作『ウォッチメイカー』で忘れがたい活躍をしたキャサリン・ダンス主演作品第一号。キネシクスという尋問手法を操る彼女の前では誰もウソを突き通すことは出来ない。一昔前の刑事ドラマみたいな人情(カツ丼とか田舎のお袋さんとか)ではなく、科学であるところがまたツボだ。その点で私の意見はライムと同じ。 ...続きを見る

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2009/08/27 22:32
『次郎物語』(下村 湖人)
 昔、近所にお化け坂と呼ばれる坂があった。短いながらくねくねとしたかなり急勾配の坂で、周りを木が鬱蒼と生い茂り、そこを通ると日中でも薄暗くそれこそお化けの出そうな雰囲気から子供たちの間でそう呼ばれていたのだろう。その坂は今でもあるが、周囲の木々は伐採され見通しもよくなり、アスファルトで固められた道を私は電動アシスト付き自転車で毎日登っている。 ...続きを見る

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2009/08/27 22:19
『印象派はこうして世界を征服した』(フィリップ・フック)
 原題を "The Ultimate Trophy: How the Impressionist Painting Conquered the World"。印象派絵画はまさに美術界究極のトロフィー。当初こそ異端と目されながらいつの間にか芸術の域を超えて世界的なセレブのステータスシンボルとなった。不思議なことに、芸術先進国から、その先進国にあこがれる準先進国へ、やがて未開拓の第三世界に手を伸ばしていく…の流れはグローバリズム経済の発展とそっくりである。よい絵を見極めるのは実は容易い。しかし高く売... ...続きを見る

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2009/08/16 10:10
『謎の1セント硬貨 真実は細部に宿るin USA』(向井 万起男)
 向井万起男。宇宙飛行士の妻を持ち、キノコ頭のヘアスタイルがチャームポイントのヘンなオジサン(失礼)。ヘンなのは見かけだけでなく(もっと失礼)、内面にも異常なほどのこだわりを持っていた。妻チアキちゃんの暮らすアメリカで遭遇したへんてこりんな異文化の謎を解き明かすため、マキオちゃんは今日も(迷惑?)メールを全米に送る。 ...続きを見る

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2009/08/12 15:01
『新訳ピノッキオの冒険』(カルロ・コッローディ)
 ディズニーのアニメで衝撃を受け、オリジナルを読んでみた。1883年に書かれたイタリア童話の名作。作者のコッローディ氏は学校の教科書も執筆していたそうだから、多分に教育指導的目的からこの寓話は創作されたものと想像される。実に説教話のにほひがぷんぷん。子供たちを一堂に集めて朗読会など開き、「はい、こんな悪い子になっちゃいけませんよぅ」、と悪ガキどもを諭すような仕掛けがわんさか。ピノッキオがことごとく引っかかる悪への誘いに、「ピノッキオ〜! ダメだよ〜! 悪いお友達について行っちゃぁ!」と叫ぶ児童た... ...続きを見る

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2009/08/04 23:12
『セブン-イレブンの仕事術』(岩本 浩治)
 先日の『正体』とは真逆の本。別にすべてを絶賛しているわけではないがどちらが真実を語っているのか。ただどちらかといえば私はこっちを読むことをお勧めする。 ...続きを見る

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2009/07/05 20:58
『グローバル・マインド 超一流の思考原理』(藤井 清孝)
 グローバル化なんて言葉が今更ああだこうだと議論されている国は実のところ日本だけではないのか。よその国は普段の思考や活動がとっくにスタート時点から世界規模でアクティヴェイトされている。 ...続きを見る

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2009/07/04 22:24
『越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文』(越前 敏弥)
 改訂される前のTOEICには「誤文訂正」なるパートがあった。例文を読んで文法的な誤りを見つけだすというものだ。私など大の苦手にしていた設問で、新TOEICでは、廃止されると聞いた時には小躍りしたものである。それはともかく、あれはどんな意図があって出題されたのだろうか? そんなの決まってんじゃん、文法知識だろ? それはそうなのだが、私は英文を書く能力を試していたのではないかと捉えている。 ...続きを見る

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2009/06/02 23:14
『クロイドン発12時30分』(F・W・クロフツ)
 ミステリーには「倒叙推理」というジャンルがある。英語では"inverted detective story" あるいは "howcatchem"(How catch him:いかにして彼を捉えるか、だと思うのだけど)と呼ばれるらしい。「本格派」"Who done it?"(誰がやったか?)とは逆に冒頭から犯人が読者の前に現れ、殺人計画からその実行、捜査陣との騙し合いの末じわじわと追い詰められ、哀れな結末(正義は勝つ!)を迎えるまでを逐一報告する体裁を取る。『殺意』(フランシス・アイルズ 193... ...続きを見る

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2009/05/28 21:52
『旅する力・深夜特急ノート』(沢木 耕太郎)
 沢木耕太郎さんのお姿を一度間近に見たことがある。この本の後書きで触れられていた、『一号線を北上せよ』の出版記念全国"北上"サイン会企画の一環で、当時私が在住していた京都の書店 Book1st(たぶん)を訪れていたのだ。整理券(じゃなくて『一号線を北上せよ』をお買い上げの人ってことだったかな?)はあっという間になくなって、サインを頂戴することは叶わなかったのだが、特設会場で幸運な読者一人一人とにこやかに談笑しながらサインに勤しむ沢木さんの横顔はしっかり覚えている。 ...続きを見る

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2009/05/17 22:21
『断る力』(勝間 和代)
 Assertiveness こそ、今日本全体で求められている力かも知れない。勝間さんは敏感に嗅ぎ取った危機感から敢えて悪評を承知で出版に踏み切ったのか。日本人の Assertiveness のなさは国際的にも有名だ。慎み深いを通り越してまるっきり子供レベルかも知れない。やはり個の確立の問題に戻るのか。その根にはアウトローな生き方を認めない同質均一の価値観を求める日本の文化がある(決して昔からそうだったはずはないのだけど)。 ...続きを見る

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2009/05/01 20:57
『起きていることはすべて正しい』(勝間 和代)
 次から次へと繰り出される新刊ラッシュに書評がとてもついて行けない(笑)。これまでは「勉強法」などのテクニック指南の著書が中心であった所に来て、メンタルな部分にスポットを当て始めた新たな展開が見られる本。「効率、効率」と技術論中心で展開してきた勝間さんが「かっこわるかった頃の自分」のことも書き始めた。それにしてもすっ飛ばしている。「勝間式人間関係の兵法」で、「無意味な人付き合いを止めろ」なんてアドバイス今まで他で見たことがない(笑)。 ...続きを見る

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2009/05/01 20:35
『アフターダーク』(村上 春樹)
 新作『1Q84』が待ち遠しい村上春樹だが、これは約五年前に書かれた「新世界へ向かう村上小説」。 ...続きを見る

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2009/04/30 22:42
『赤めだか』(立川 談春)
 なんだってまあ、漫才とか落語とかする人は文章もうまいんだろうねえ? 『佐賀のがばいばあちゃん』も大笑いしてなおかつ泣かされたし、あたしゃこの談春さんなんてえ落語家のことはこれっぽっちも知らなんだ。前に読んだこれも落語の話、『しゃべれども しゃべれども』関連のオススメとしてAmazonで紹介されたんだったっけかなあ。図書館でも何十人待ちの人気作品。どれどれと読んでみたら、このエッセイも最初の章で大笑いさせて読者をつかみ、最後の章ではほろりとサゲる。ほんっと、きっちり出来てること。 ...続きを見る

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2009/04/29 13:04
『リーダーシップとニューサイエンス』(マーガレット・J・ウィートリー)
 バッハの時代、現代に見られるような役割の指揮者の存在はなかたという。せーの!で息を合わせる音頭取り、もしくは作曲家が顔見せで壇上に立つ意味程度の存在だった。一人のカリスマ性を持つ指揮者がオケ全てを統率し頂上の指示に従い楽員が一糸乱れぬ演奏を見せる。こんな近代型指揮系統システムはマーラーあたりから始まったといわれる。新しいリーダーシップの説明を聞いて思いだしたのがこんなことだった。 ...続きを見る

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2009/04/18 21:15
『私家版・ユダヤ文化論』(内田 樹)
 なんだこりゃ?と感じたことをとことん追求するのが哲学、もしくは科学の発祥であると私は思う。それに従えばこの有史以来人類最大の謎に挑んだ(私家版)論考は無謀であると同時に最も基本で素直な試みとも言える。「どうしてあの王様は裸なの?」という子供の素直な問いと同じく、これ以上ない本質を突いている。誰もがそれをおかしいことだと知っているのに一向に無くなる気配がない一民族への差別。 ...続きを見る

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2009/04/18 21:07
『サイエンス・インポッシブル』(ミチオ カク)
 「全ての情報は0と1に置き換えることが出来る」、と二百年前に言ったなら、あなたは狂人扱いしかされないだろう。しかし今では小学生でもコンピューターの二進数原理を理解している(賢い子なら)。現在「絶対無理=impossible」と思われる事象も、単に今の時代が追いついていないだけなのかも知れない。今不可能でも、いつか可能になるのではないか? 少なからずの子供たちが、そうした動機で科学者を目指した。著者もそんな内の一人だったらしい。 ...続きを見る

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2009/04/12 17:21
NHKラジオ まいにちドイツ語 応用編
 NHKラジオドイツ語講座であの小塩節先生が再登板されていることを我が忠実なる部下が上申してきた。その昔(実は中学生頃)、私は(物好きで)ドイツ語を学んでいた時期がある。その時活用していたのがNHKの語学講座で、テレビの講師をされていたのが小塩先生だった。内容はもうあらかた忘れてしまったが、喉ひこを震わせるR、唇を尖らせるウムラウトの発音、小塩先生の野太い声から発せられる美しいドイツ語の響きは今でも耳に残っている。 ...続きを見る

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2009/04/12 13:36
『街場の教育論』(内田 樹)
 内田樹さんのことはネット仲間に教えてもらったのが最初だったか。『寝ながら学べる構造主義』でソシュールやら構造主義についてわかったつもりにさせてくれたのがウチダ先生だった。以来、好評(たまに物議を醸すが)ブログもほぼ毎日チェックしている。本業は神戸女学院大学文学部総合文化学科教授。この本は大学院での授業を元に書かれたウチダ流教育論。 ...続きを見る

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2009/04/02 22:06
『コーヒー「こつ」の科学』(石脇 智広)
 私は周りの人からあまりコーヒーを飲まない人間だと思われている節がある。確かにみんなでお茶を頼む際、コーヒー以外を所望することも多い。だがそれは私に異常なこだわりがあるからなのだ。ヘタなコーヒー泥水に似たり。納得いくものしかワシは飲まん! 私のコーヒー歴は長い。思えば小学生高学年くらいから琥珀の香りに慣れ親しんでいた。 ...続きを見る

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2009/03/22 22:52
『アイバンのラーメン』(アイバン・オーキン)
 映画でホンモノのラーメンを知り、一流シェフの職をなげうって、日本でラーメン屋を開いたヘンなアメリカ人。その半生記である。私としてはやはり異文化のすれ違いが面白かった。 ...続きを見る

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2009/03/21 23:22
『HEALTH HACKS! ビジネスパーソンのためのサバイバル健康投資術』(川田 浩志)
 勝間本で有名になった(少なくとも私には)ディスカヴァー・トゥエンティワン社は常にこちらのツボを突いてくる本を出してくれる。これまで何冊買わされたことか。打率は…敢えて触れない(笑)。今回の刺客は「自己責任時代の三大自己投資は、勉強、お金、そして健康だ!」という健康オタク医師(笑)のハック本。 ...続きを見る

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2009/03/20 21:57
『上司の教科書 〜「新しい悩み」への処方箋』(石山 恒貴)
 教科書と名が付くとなんでもかんでもかくも面白くなくなるのか。どうにも机上論に見えてしまう。この著者、経歴を見ると純粋な人事畑をひたすら歩いてきた人みたいだから、ほんとの現場で上司になったことないんじゃなかろうか? その立場になった人でないとものをいえないこともないが、ケーススタディがほぼマンガからのみというのがどうにも(守秘義務?)。 ...続きを見る

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2009/03/18 22:14
『セブンイレブンの正体』(古川 琢也, 金曜日取材班)
 世間でもてはやされる "高収益企業" の陰には累々と屍の山が築かれているのではないだろうか。配送効率を極限まで考え尽くしたドミナント出店戦略、徹底的なPOSデータ解析を駆使した無駄のない品揃えなど、小売業の雄として賞賛されるセブンイレブン。噂には聞いていたが、その裏には前代未聞のロスチャージ会計、ピンハネ疑惑といった信じられない経営方針があった。過酷な労働条件の下で疲弊し続けるオーナー、ベンダー下請け、配送業者、そしてセブン社員。セブンの問題は現代日本の抱える問題点の縮図でもある。この本を読ん... ...続きを見る

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2009/03/15 22:23
『エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ』(深水 黎一郎)
 爬虫類とは、脊椎を持った変温動物であるとか大ざっぱにその定義があるだけで、実は鳥類にも哺乳類にも分類できない動物を便宜上括った「その他」でしかない、と誰かに聞いた覚えがある。エコール・ド・パリと呼ばれる芸術活動も、20世紀初頭の同時期にパリの一つ宿を中心にして都会的な作風(これも大ざっぱ!)を持った不世出の画家たちの総称、という他に特段技法や思想上の共通点は事実上ない。それでも、かくも多彩かつ異様な才能を持った画家たちが同時期に一堂に会した共時性や特異点を勘案するに、要するにこれは西洋絵画のと... ...続きを見る

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2009/03/14 15:27
『怪人二十面相・伝』(北村 想)
 (原作からはかなり外れた脚本らしいが)映画化もされ昨年話題となった長編小説。探偵明智小五郎ではなく、悪役の怪人二十面相を主人公に据えた江戸川乱歩へのオマージュ作品。『青銅の魔人』など往年の名作をなぞってオリジナルストーリーの舞台裏を生き生きと再現している。しかしながら、私は昔からミステリー好きではあったが、主にアガサ・クリスティに傾倒し、同年代の子供たちがまずミステリーの入り口とするホームズとかルパンとか乱歩とかちっとも読まなかった。故にオリジナルをどうなぞっているのかさっぱりわからん(笑)。... ...続きを見る

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2009/03/05 21:48
英文多読DS 世界の文学選集
 任天堂の「DS文学全集」は、私に電子図書の可能性を示唆してくれた点で、実にエポックメイキングな作品だった。これで英語版があればよいのだけどなあ(早い話 Aamzon Kindle が入手できればしまいなんだけど)、と思っていたら別のメーカーでそんな企画が通ったらしい。 ...続きを見る

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2009/03/05 21:19
『たった3秒のパソコン術』(中山 真敬)
 私は自他共に認める効率大好き人間だ。効率のためならどんなに手間を惜しんでも構わない(?)。私がビジネス書をよく読むのも、それを読んで急に頭がよくなる期待ではなく、生きる上でのショートカットを求めているに過ぎない。 ...続きを見る

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2009/03/02 22:28
『金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った』(安部 芳裕)
 昨今話題になっている、ややこしい金融の仕組みを理解する以前に、そもそもお金とはなんなのか? 改めて考えてみると、意外とわかっていない。物々交換から流通貨幣へ変わっていった歴史背景、その利便性による恩恵はよいとして、なぜ利子なんてものが存在するのか。時に、我々は銀行のために働いているんだろうか?と思わされることもしばしだ。なんでカネ転がしばかりがそんなに儲けてよいのか? それでも銀行を国営にしないのは三権分立みたいなものか? ああ、まだまだ勉強が足りないことがたくさんありすぎる。 ...続きを見る

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2009/03/01 22:27
『奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録』(石川 拓治)
 本の最後で図らずも箱船を造ったノアになぞらえられた山の上の賢者、木村秋則氏。私はむしろこれは「風の谷のナウシカ」の物語だと感じた。腐海に生息するヒトを喰らう奇怪なムシや瘴気を吐く草木は、地球を浄化するために存在していた。自然界にとって、人間こそが害虫に他ならなかった事実。 ...続きを見る

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2009/02/08 22:03
泡坂妻夫氏
 数日間、カンヅメで研修をしていたため、先日の節分の日に亡くなっていたとは全く知らなかった。直前に『亜愛一郎の狼狽』をアフィリで紹介していたのは虫の知らせだったんだろうか。ご自身がマジシャンであることもあるのだろう、アクロバチックで奇想天外なトリックという賞賛の言葉がこれほど似つかわしい人を私は他に知らない。それでいて自己満足的な稚技に終わらず、その作風は文学としてちゃんと成り立つほど人情の機微やとぼけたユーモアに包まれていた。絵師の仕事もされていたというから実に多芸な方だった。 ...続きを見る

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2009/02/06 21:51
『日本経済を襲う二つの波』(リチャード・クー)
 今教えてもらっている英語の先生はアメリカ人で、なにかと今の米国の状況を聞く機会も多い。サブプライムローンについても当然早い段階で教えてもらっていたが、ローンで家を買ってそれを担保にまた借金する…つまり「借金をする権利を借金する」みたいなシステムは何度聞いても私の理解を超えていた(単に私の理解が間違っているのかも知れないけど)。ネズミ講とどう違うんだよ?? ...続きを見る

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2009/01/30 22:14
『いま、すぐはじめる地頭力』(細谷 功)
 昔と比べ、人間の考えるチカラは落ちてきているのだろうか? 私はそう思わない。そうカンタンに人間の脳力自体が変わるものではない。いやいや、落ちてきているのだ、とする勢力があげる証拠に、「自からの創意工夫で問題を設定して解決する」のが苦手な世代が増加中だというものがある。しかしそれはすべて育ってきた環境のせいだ。モノが乏しかった時代の人は、子供の頃、その場にあるものでなんとか工夫して問題を解決してきた(する他なかった)。転がってる割り箸でピストルをこさえたり、缶蹴りみたいな想像力が全てのゲームを考... ...続きを見る

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2009/01/30 21:52
『オリエント急行殺人事件 [英語版ルビ訳付] 』(アガサ・クリスティ)
 *例によってそのものズバリではないけれど、内容に触れているので、未読の方はご注意下さい。 ...続きを見る

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2009/01/18 21:47
ポケット版 学研の図鑑〈2〉植物 (学研の図鑑 (2))
 Amazon のリコメンデーションシステムは確かに凄い。こちらが興味惹きそうなものをズバリ選んでくる。この図鑑もある日トップページに「ほれほれ、これ欲しくね?」とぶら下がっていた。楽しいというか、便利というか、気味悪いというか…。デジカメを買った履歴が残っているのはわかるが、どうして私が花の写真に興味があると判別されたのだろうか?? それはともかく、フィールドワークで花の名前がわからなかったときなど、こうしたポケットサイズの資料が前から欲しかったのだ。 ...続きを見る

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2009/01/18 13:26
『サラリーマン「再起動」マニュアル』(大前 研一)
 コントに書くのは大半がほんとのことだから、この本もちゃんと読んでいるのだ。大前研一氏。何かと有名な人である。でもちゃんと著作を読むのは実は初めて。マッキンゼー時代の氏に直接接したことのある方にお話を伺ったら、とにかく強烈ないわゆる体育会系の人らしい。議論をすると、理屈よりも外見のオーラ(剣幕?)で論破されてしまうとか(?) なるほどこの本も胸に突き刺さる言葉に溢れている。引き出しの多さもびっくらする。よくこんなこと知ってるな、と感心するところが随所にある。還暦を過ぎて世界最先端技術やコンピュー... ...続きを見る

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2009/01/17 21:45
『村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける』(村上 憲郎)
 パラパラっとめくったところ、薄くてすかすかの行数だし、最近流行のお手軽勉強本かと思ったらとんでもない。さすが Google の副社長。ひじょうにちびしー! この人が上司だったら私なんぞ三日と持つまい。私の考え方と相通じる部分は多々ある。でも京大出のエリートよ、この人。そりゃその気になればなんだってできただろうよ…、と言い訳モードになるとまたカミナリ落とされそうだ。 ...続きを見る

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2009/01/12 15:08
『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』(水村 美苗)
 「アイムソーリー、アイキャントスピークイングリッシュ」。テレビニュースで、今年ノーベル賞を受賞した益川博士の受賞スピーチ冒頭の言葉を聞いて、私は複雑な思いに駆られた。ノーベル賞の受賞式において、英語以外で演説をしたのは二人目らしい(一人目も日本人である)。 ...続きを見る

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2009/01/08 23:12
The time Japanese language to be extinct
I had a complex feeling when I heard "I'm soorry. I caan't speek Engrish." on the TV news program, which was the very first part of the speech by Dr. Masukawa, who won the Nobel prize this year. They say that he was the second person who gave a prese... ...続きを見る

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2009/01/01 23:19
『ウォッチメイカー』(ジェフリー・ディーヴァー)
 ディーヴァーについてこのブログに書き込むのはどうも初めてのようだ。前回『魔術師(イリュージョニスト)』を読んでいるはずなのだが、ブログを書き出す前のことだった。そんなにライム達とご無沙汰だったか。『魔術師』は、とにかく楽しかったけど、ちょっと異常作品だった。どんでん返しに次ぐどんでん返しがあまりに続くので読了してほとほと疲れ果てた。あそこまでツイストされるとさすがに読者をバカにしてるのかとさえ思う。今作も相変わらず予想を裏切る展開の連続だが、その点は大いに改善されている。これまでの最高傑作とい... ...続きを見る

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2008/12/31 14:52
『怖い絵2』(中野 京子)
 行き当たりばったりで書いてるこのブログだが、今年を振り返ってみると絵画展覧会の鑑賞レポートが図らずも増えた事に気付く。更に後半から駄文がだんだん長大になる傾向が見られる。この原因は『怖い絵』との出会いにあることは疑うべくもない。昔から絵を見るのは好きだったが、「絵を語る愉しみ」を教えてくれた著者にはとても感謝している。だがその分、書評が減ってしまった。人はどうしたって楽な方向に向かうもの。既に言語化されている概念をまた自分の言葉で語り直すよりも、非言語の対象を言語化する方が書きやすいのかも知れ... ...続きを見る

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2008/12/21 21:11
『名画の言い分−数百年の時を超えて、今、解き明かされる「秘められたメッセージ」−』(木村 泰司)
名画の言い分―数百年の時を超えて、今、解き明かされる「秘められたメッセージ」集英社 木村 泰司 ユーザレビュー:「怖い絵」購入後に薦 ...美術史への前奏曲明快 ...またひとり、すぐれた ...Amazonアソシエイト by ウェブリブログ ...続きを見る

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2008/11/30 11:27
DVDアニメ世界名作劇場「赤毛のアン」
 ことあるごとに書いているが、英語の勉強するなら、強くオススメしたいのがオーディオブックである。英語のリスニングで大事なのは、細かい音をいちいち拾う能力ではなく、ドドドドド〜と津波のように押し寄せる言葉の波を頭の中で大ざっぱにでも整理して把握できるかだ。そのためには長文に日常的に触れるのが最適である。音声媒体ならより自由度が増し、時間も場所も選ばない。歩きながらでも聴ける。文字を読んでいるとついつい引っかかってスピードが落ちるが、垂れ流しなら否が応でも「多読・速読」になる。 ...続きを見る

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2008/11/26 21:37
『ゆらぐ脳』(池谷 裕二 木村 俊介)
 科学者って、きっと毎日毎日実験ばかりしてて、好きなことばっかり出来ていいよな、人間関係に悩むこともないし…なんて素人の幻想を打ち砕く、ご本人曰く「愚痴をこぼした」インタビュー集。「科学者の仕事でとくに大切なのは、プレゼンテーション能力じゃないかなぁ」。ここでまず多くの人が大なり小なり驚かされるだろう。ついでにいえば、ここには(英語で)というのが入るかも知れない。 ...続きを見る

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2008/11/09 13:19
『超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー』(野口 悠紀雄)
 「超」なんて、女子高生のような物言いの知的生産能力向上ノウハウ本が出たのももうかれこれ十五年前になるらしい。その本との出会いは、後輩が「くだらないからあげます」と譲ってくれたことから始まった(私はゴミ箱か?)。「分類するな。時系列に並べよ」それだけのシンプルなメッセージに、凡人にはわからない無限の含蓄を私は見た。以来野口氏の「超」シリーズはほとんど目を通してきたのでは。そこへ来て『超「超」整理法』ってあんた(ますます女子高生じみてくる…)。 ...続きを見る

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2008/10/26 21:32
『ダイバーシティ』(山口 一男)
 国際化の成功とはダイバーシティの問題をどう乗り越えるかに掛かっているのかも知れない。十人十色というくらい、人の価値観は様々だが、これが国同士の違いとなると更にややこしさを生む。例えば、違う趣味の日本人を見てもふ〜んとしか思わないのに、同じ事をガイジンがやるとまた違った感想(敵視といってもよい)を持つ。ま、それを言ったら日本でも違う地方同士でもそうかも(関東と関西とかね)。 ...続きを見る

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2008/10/24 22:16
『読書進化論』(勝間 和代)
 このブログは本来バリバリの書評サイトを目指して立ち上げたのに、気付いてみれば最近はトンデモ絵画批評やら被写体自体の美しさでなんとか様になっているお花畑写真日記ばかりになってきた。読書の秋ということもあり、そろそろ本の世界に戻らなくてはならないと取り出したのが例によって勝間さんの新作(何冊出すんだよ?)。この人の著作にこれだけハマるのは、やっぱり「本が好き」という共通項があるせいなんだろう。本読みならではのこだわりや細かさにビビビとくるのだ。 ...続きを見る

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2008/10/13 23:00
『そのひとクチがブタのもと』(ブライアン・ワンシンク)
 これも勝間さんのお勧め本。邦題はなかなかキャッチーだが、ちょっと意訳しすぎではないか。原題を "Mindless Eating"。人がいかに自分を制御せずに食事をしているか、様々な人体実験データで解き明かしてくれる。『禁煙セラピー』と同じく、止められない止まらない、の依存症対策本としての期待で読んでみた。 ...続きを見る

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2008/10/07 23:42
『フェルメールの世界』(小林 頼子)
 ものぐさな私は事前に予習をして美術展に向かうことはあまりしない。芸術の秋ということで、今年も絢爛豪華な企画が目白押しの中でも、大注目なのがフェルメール展@東京都美術館。特別な思い入れのある画家だけに、畏れ多くてまだ足を運んでいない。ぼちぼちでも事前知識を仕入れて行かねば失礼に当たるのでは(誰にだ?)と考え、この八年ものの積ん読を書庫より引っ張り出してきた。なぜこれまで手を付けてこなかったのか。数頁眺めて納得した。「NHKブックス」という体裁からもっと気軽に読める絵画案内を期待していたが、これは... ...続きを見る

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2008/10/05 22:34
『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』(勝間 和代)
 仕事柄、コンサルタント関係の方とお会いする機会は多い。私はマッキンゼー本体とご縁はないが、そこの出身者には何人もお世話になっている。感じるのは、まあどなたも超優秀であること。そして大体同じトーンでお話をされる。その秘密はどうやら、入社してすぐたたき込まれるという「フレームワーク力」にあるのだな、と最近気がついた。 ...続きを見る

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2008/09/09 21:57
『目にあまる英語バカ』(勢古 浩爾)
 一節に寄れば、日本の英語教育の市場規模は3兆円とも推定されるらしい。日本のGDPがざっと500兆円だから、一昔前の国防費率にも迫ろうかという勢いだ。なぜかくも日本人は英語を学びたがるのか? そしてその割にちっともうまくならないのか。日本人の異様な英語熱の根本には「西洋コンプレックス」があり、なかなか上達しないのは「使う機会がないから」という著者の意見に私もほぼ同感だ。 ...続きを見る

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2008/08/31 12:51
『容疑者Xの献身』(東野 圭吾)
 東野圭吾の作品を読むのは初めてだなと思っていたら、数年前に『白夜行』を読んでいたんだっけ。同じ著者だということをまったく認識しないでいた。直木賞受賞、映画化もされて近々公開される話題作。なるほど、めまぐるしく変わる展開、読み始めたら止まらない、和製ジェフリー・ディーヴァーのような吸引力だ(褒めすぎ?)。*例によって直接的なネタバレは書きませんが、本を読まれた方以外は以下お読みにならない方がよろしいかと。ってか読んでも意味不明だと思う。 ...続きを見る

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2008/08/17 21:44
「吟遊詩人ビードルの物語」公開展示@ジェイアール京都伊勢丹店
 やはり私とハリーとは見えない絆で結ばれているのかも知れない。蓮の写真撮影を終え、京都駅に戻った私は、伊勢丹地下の上島珈琲で一息ついた後、宿泊地へ戻ろうとJR駅に繋がる出入り口へ、エスカレーターで階上に登ってきたところだった。 ...続きを見る

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2008/08/03 15:14
『怖い絵』(中野 京子)
 元来自分は文字の人であるのだが、まったく才能がないのがわかっているものの、いつか画家になれたならと憧れている。マンガとかちゃちゃっと描ける人は心の底から尊敬してしまう。一番実現可能なのは老後の楽しみとしての日曜画家くらいか。安易にカメラに走ったりして。 ...続きを見る

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2008/07/27 21:56
東京国際ブックフェア 2008
 今年も来ました。「東京国際ブックフェア」。新宿から一本で来れるのはよいけれど、最寄りの駅から歩く距離も晴海に比べればましだけど、今日の天候だと地獄巡りだ〜。暑い。 ...続きを見る

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2008/07/13 18:59
『蟹工船』(小林 多喜二)
 「しっかり働け、お前らプロだろう!」と怒られるとき、気分はプロフェッショナルではなく、事実上プロレタリアである。そんな怨恨に凝り固まった現代のワーキングプアの皆さんに支持され、最近リバイバルで小さなベストセラーになっているらしいプロレタリア文学の名作。私はDSで読んだけど。<ブルジョア(笑)? ...続きを見る

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2008/07/03 21:49
『ローカル線ガールズ』(嶋田 郁美)
 鉄道にはまる人は何が楽しいのだろうか? 私もクルマより電車の方が好きなタイプだが、車体の形式を瞬時に判別したり、路線図や時刻表で脳内トリップして法悦にひたることはない。その手の人種と共感できるところがあるとすれば、何も考えずに目的地に連れて行って貰える安心から来る、包み込まれる母性的暖かさか。ところで本日紹介するこのローカル線では女神に逢えるらしい。 ...続きを見る

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2008/05/28 22:55
『ほんとうの環境問題』(池田清彦+養老孟司)
 生物学者の池田清彦さんと養老孟司さんとの共著。かなりアジる意見が満載でおいおい大丈夫かよと思いながらもなかなか楽しめる(こんな話題で楽しんじゃいけないか)。地球温暖化のどこがいけないのか? CO2削減条項なんて外国にハメられたんじゃないのか? 世の中にはもっとヤバい問題が山積してるんだぜ。歯に衣着せぬものいいには当然批判もあろう。放言の域を出ていないという誹りもある。だが、各指摘はこの二人の単なる妄想ではないことも知っておくべきだ。 ...続きを見る

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2008/05/25 20:59
「DS文学全集」で夏目漱石『こころ』を読む
 電子書籍への興味から試しに買った「DS文学全集」だったが、開けてびっくり、こんなに数多くの名作が入っていたとは。なにより夏目漱石の主要な長編がごろごろ入っているのが助かった。『こころ』を読むのは高校生以来。なにか引っかかるものがあったのだろう、いつか読み返そうと思いつつ、書棚のどこに眠っているのか、探しあぐね積年の課題図書となっていた。電子図書にはこんな効用もあるのだね(本棚整理しろ)。 ...続きを見る

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2008/05/24 23:03
『eBook時代はじまる!「電子の本」が変える読書革命』(鈴木 雄介)
 4年前、アテネオリンピックの頃、「eBook時代がはじまる!」予定だったそうだ。「Σブック」を覚えている、いや知っている人がもはやどれだけいるだろうか? この本も既に絶版となっているようだが、残っている当時のAmzonレビューを見ると「起業の勉強にもなる」と書かれている。電子ブックを世に出そうと奔走する著者。技術的な壁は乗り越えた。マーケティング戦略もよく練られている。各方面での協力も得られた。関係者全員、熱意も夢も高き理想も持っていた。それでもこの事業は成功しなかった。一体なぜだ? そんな興... ...続きを見る

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2008/05/06 22:27
『猛女とよばれた淑女―祖母・齋藤輝子の生き方』(斎藤 由香)
 文豪の子女がまた文筆を生業にすることは世間でそう珍しいことでもない。森鴎外(森茉莉)、太宰治(津島佑子)、芥川龍之介(芥川也寸志<文筆専業じゃないけど名著を出してる)。それでも三代続くのは珍しい方ではないか(あ、夏目漱石のお孫さん、夏目 房之介さんがいらしたか) ...続きを見る

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2008/05/04 22:36
『官能小説の奥義』(永田 守弘)
 作家たる者、自分の書いた文章で、読者の脳内にイマジネーションを沸き立てるだけに終わらず、実際になんらかの生理反応現象を引き起こすまで至らしめてこそ、その道を究めたことになると常々考えていることは想像に難くない。それが滂沱の涙であっても、はたまた別の部位から溢れ出る体汁であっても、同じ体液に何の変わりがあろうか。 ...続きを見る

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2008/05/02 21:30
『日本のおかず』(西 健一郎)
 和食は難しい。とにかく難しい。沸騰させない、余計な熱を持たせない、揺すらない、作り置きをしない、余計なことをしない。味は迎えにいくもの。全ての掟は素材の味を引き出し、形を残し色美しく生かすため。その体現者が和食界の至宝、西健一郎氏。 ...続きを見る

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2008/05/01 15:30
『しゃべれども しゃべれども』(佐藤 多佳子)
 最初、映画(DVD)の方を観た。アレンのDVDに入っていた予告編を見たのがきっかけだ。TOKIOの国分君があれだけ流ちょうに落語を噺せるなんて、驚いた。香里奈ちゃんもかわいかった。関西弁のガキは生意気だった。 ...続きを見る

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2008/04/29 16:59
『科学的な外国語学習法―日本人のための最も効率のよい学び方』(佐伯 智義)
 もう15年も前の本だが、例によってAmazonのお勧めで存在を知る。日本人が強くコンプレックスに感じている語学能力。これをいかにして身につけるか。今までの指導法は間違っている。私が科学的に指導してやろう! そんな趣旨で書かれたようだ。非常に参考になる部分は多かったが、実用書ではない。学者が書いているので長々と続く文法解説など読み通すのは辛いかも(私はダメだった)。あまり売れたとは思えない。良薬口に苦しとはこのことか? ...続きを見る

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2008/04/12 22:05
『前巷説百物語』(京極 夏彦)
 この『前巷説百物語』はシリーズ最新作だが、時代的には一番古い頃の話で、又市がどのような経緯で闇の世界の住人になったのか、その誕生期を描く。後に見せる、物に動じない達観した冷静さはまだない。熱く、青臭く、そして世の中の矛盾に悩む姿が示される。 ...続きを見る

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2008/03/30 22:38
『「残業ゼロ」の仕事力』(吉越 浩一郎)
 前トリンプ社長の戦記。ケッ、出来るわけねーじゃん、そんなこと、という舌打ちが聞こえてきそうな仰天ルール。二分で結論を出す早朝会議、毎日がノー残業デーなど、この社長無茶苦茶だ。日本にもこんな人がいたか。残業なしなんてうらやましい? そりゃ全くの勘違いだ。こんな厳しい会社はないぞ。私など早朝会議で二分待たずに馘にされそうだ。 ...続きを見る

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2008/03/24 21:04
『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉』(山田 真哉)
 最近気づいたことがある。Amazonで本を買うと「書店連絡シート」が挟まれたままなのだ。以前は付いていなかった。これは返品可能なように取り計らいがなされたものなのだろうか、といったら穿ちすぎか。(この妄想は本文P34を読んでふと脳裏に浮かんだもの)  世の中の裏事情についてちょこっとわかった気にさせてくれる本。 ...続きを見る

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2008/03/12 21:29
『魔術師の夜』(キャロル・オコンネル)
 そこにいない誰かを想う強い気持ち。「キャシー・マロリーシリーズ」でオコンネル氏が首尾一貫して追い続けるテーマである。小説家や画家の仕事はある意味、そこにない何かを目の前に呼び起こしあたかも手に触れられるくらいまでの状態にまで命を吹き込むこと。絵を描いて生計を立てていたこともあるというオコンネル氏としたら、そうした着想から文筆活動を始めたのはごく自然なことだったかも知れない。 ...続きを見る

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2008/03/11 23:36
『新老人論 本当は楽しい75歳からの生活』(米山 公啓)
 そろそろじじいになる準備でも始めようかと思う今日この頃。この本の惹句で書かれている「長生きスイッチ」。これが気に入った。体のここを押せば寿命が十年延びる! おおこれぞ不老長寿の秘儀! …そういうたぐいのものではなかったのでガッカリした。それは冗談として、長高齢化社会到来時、あなたの生き方はこう変わる、と教えてくれる指南書であった。超高齢化社会がやってくる! 大変だってか? でもじいさん、ばあさんばかりの国になったって別にいいじゃねーか。医療費が掛かる? 希望のないクラい人ばっかになる? バカに... ...続きを見る

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2008/02/22 20:55
『脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める』(築山 節)
 日に日におバカになる自分を実感する今日この頃。無知の知と言うくらいだからバカであるがわかるということはバカではないということなのか知らん。…そんなことはともかく巷では脳トレブーム。便乗本というわけではないだろうが、この築山先生のご指導はとても丁寧で親切。本を読みながら先生の診断を受けている気分になれる。良書である。 ...続きを見る

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2008/02/16 21:04
『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践』(勝間 和代)
 ケチな割に金勘定はズボラだ。サラリーは銀行に振り込まれるままほったらかし。投信・財形などであちこちに資産をばらまいたらどこにいくらあるかわからなくなる。事実、ある日、すっかり忘れていた郵便貯金の残高連絡が送られてきて、「こ、こんなところにこんな金がっ」とびっくらした(たいした金額じゃないけど)。人に金を預けるなんざ、怖くてできるかってんだ。 ...続きを見る

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2008/02/12 22:35
『短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント』(石田 淳)
 『続ける技術』のフルバージョン版といった感じ。『続ける…』の、まるで詩集みたいなスカスカ文章ではなく、一応書物の体をなしているのは安心した。 ...続きを見る

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2008/01/30 00:04
『グーグル革命の衝撃(NHKスペシャル)』(NHK取材班)
 これはNHKが放送したグーグルに関する特番を書籍化したもの。グーグルに関する書物はこれとかこれとかこれとかそこそこ読んできた。もういいかなという気もしたが一応読んでみるとこれがなかなかよく書けている。他の本では触れていなかった新事実や別の着眼点など(NHKだけにちょっと左より?)、意外なほど面白かった。取材力や疑問点の深掘りは海外のジャーナリストにもそれほど負けていないのではと感じた(外国の企業レポートではほんとにあんたそれ見てきたのかよ?ってな眉唾な書きすぎレポートもたまに見かける)。内容の... ...続きを見る

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2008/01/28 21:08
『走ることについて語るときに僕の語ること』(村上 春樹)
 毎年ノーベル賞候補に上がり、今や夏目漱石か村上春樹かと言われるくらいの国民的作家、村上春樹。長距離走愛好家としても知られている彼の、走ることに絡めて自分をとことん語ったエッセイ集。(そんな人はいないだろうが)決して「速く走るコツ」だの「走ることで見つかる健康や悟り」みたいなことは書かれていない。村上春樹が書いたという事前情報がなければ、ほとんどはそこらのおっさんの「マラソン日記ブログ」とも読める。 ...続きを見る

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2008/01/27 20:38
『ヨーロッパ思想入門』(岩田 靖夫)
 岩波ジュニア新書の一冊。本来高校生くらいの年代をターゲットにしたシリーズだが、大人が読んでも十分に勉強になる。ってか、歯ごたえありすぎ。ヨーロッパ思想とはギリシアの思想とヘブライの信仰の二本柱で理解できる。それはギリシャで育まれたデモクラシーと理性主義のいわば "ブレーン" の部分と、ヘブライ信仰すなわちキリスト教という "ハート" の部分とでも喩えたらよいのだろうか。 ...続きを見る

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2008/01/20 21:47
『禁煙セラピー』(アレン・カー)
 私はタバコを吸わない。むしろどちらかといえば嫌煙家な方だ。その私がなぜこんな本を読んだかと言えば、勝間和代さんのお勧め本だったから、…つまりいわゆる依存症になる気持ちとそこから抜け出すにはどうしたらよいのかが詳しく書いてある、との推薦理由から。それはとても関心がある。人ごとではない。 ...続きを見る

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2008/01/13 23:17
『魔法の発音 カタカナ英語』(池谷 裕二)
 私は池谷先生のファンである。このブログの記念すべき第一回目の記事は先生の『進化しすぎた脳』にした程。触発されること多く尊敬して止まない先生だが、英語はからっきしダメだという(かなりご謙遜だと思うが)。この本はアメリカ滞在中の苦労からご自身で編み出した英語発音法が公開されるそこはかとなく「トンデモ本」の香りが匂い立つ奇書。なお、同書は『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』と改題されてブルーバックスより新装刊行(ネイティブによる音声CD付き)されるらしい。 ...続きを見る

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2008/01/09 22:24
『無理なく続けられる 年収10倍アップ時間投資法』(勝間 和代)
 お手軽本がもてはやされるのは今に限ったことではない。書店を覗けば、ハリポタが三日で読めたり、ピアノが一週間で弾けるようになったり、TOEICスコアが二週間で200点アップしたりする惹句をまとった本であふれかえっている。そんな中、『年収10倍アップ勉強法』なんてベタベタな題名、お世辞にもセンスのあるともいえない装丁の小さなソフトカバー本がよく売れていることを知った。果たして読んでみたところ、その内容の緻密さには恐れ入った。ちまたにあふれる類書とは一線を画していた。 ...続きを見る

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2008/01/01 20:47
『ファイロ・ヴァンスの犯罪事件簿』(S・S・ヴァン・ダイン)
 私はそれほど多くを読んでる訳でもないが、日本の新本格派ミステリーの作家たちは、クリスティやクイーンよりも、S・S・ヴァン・ダインの影響を感じる作風が多い気がする。本国ではもう忘れ去られつつある往年の巨匠。そのヴァン・ダインのアウトレット作品集といったものが出版された。 ...続きを見る

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2007/12/25 21:38
『「続ける」技術』(石田 淳)
 新しい自分に生まれ変わろう! 一度決意はしたものの、三日坊主が関の山。世の中意志の弱い人が多いのか、よく売れているみたいだ。だが、著者は開口一番、「継続しないのは意志の弱さが原因ではない!」。まず提示されるのが、継続させたい習慣の2パターン。 ...続きを見る

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2007/12/11 22:25
『ハリー・ポッターと死の秘宝(第7巻)』ネタバレ感想
 注意:思いっきりネタバレしてます! ...続きを見る

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2007/12/09 09:20
『ミステリーの系譜』(松本清張)
 ここ数年松本清張のリバイバルブームである。天の邪鬼な私にはそれほど読み返したいと思う作品もないのだが、ふと目に付いたのがこの実際の事件を取材したノンフィクション。大正から昭和初期に起きた3つのアンビリーバボーな事件が扱われる。凶悪犯罪が増えたように思われがちな現在の状況と照らし合わせても、人の性根はもともと変わらないのだなというのが改めてわかる。 ...続きを見る

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2007/12/08 15:11
The Book:(乙一)
 サザエさんの登場人物よりも年上になる、アイドル歌手や高校球児の年を追い抜く。そんなことで自分が経てきた歳月に愕然とする経験は誰にもあっただろう。だが、自分よりも年下の優れた作家に出くわす経験は、年輪を重ねた熟成を必要とするその職人的性格上、人生の後半に至らないとそうは出てこないはずだった。乙一はそのまれな経験を予感させる希有な才能だ。 ...続きを見る

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2007/12/03 22:14
『ぶち猫』(クリスチアナ・ブランド)
 本来ならアガサ・クリスティーと並べて賞されるべきクリスチアナ・ブランド。英国での今の状況は知らないが、日本では少なくともミステリマニア以外でその名を知っている人は少ないのでは。作品が映像化されないのもその敗因だろう。その読みにくさがクリエイターの食指を動かさないのではとも感じる。登場する人間関係の込み入り具合ではクリスティーも負けてはいないが、その探偵小説が世間に受け入れられるか否かを決するのはやはり"名探偵"のキャラではないか。冷徹ながら実は人情味あふれるエルキュール・ポアロに比し、ブランド... ...続きを見る

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2007/12/03 21:55
『夜の来訪者』(プリーストリー)
 裸一貫で会社を立ち上げてここまで築き上げた男。上品で美貌の妻、どら息子、わがまま娘、そしてその婚約者。その夜は親族一同が揃って結婚前のにぎやかな宴のはずだった。そこへ"来訪者"が現れ、次々と彼らの"仮面"が剥がされていく。 ...続きを見る

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2007/11/21 23:06
『月と10セント』(北 杜夫)
 一度だけ北杜夫さんを間近で見たことがある。京王線沿線に世田谷文学館という場所がある。そこで作家の講演会がたまに行われるのだが、数年前そこに北さんが招かれたのだ。もうぼちぼち北さんを知る人も少なくなってきただろうとそれほどの混雑を予想しておらず、早めに着いたつもりが整理券は早や終了していた。企画始まって以来の盛況ぶりだという。ただ立ち見は自由ということでご尊顔を拝することはなんとか出来た次第。 ...続きを見る

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2007/11/18 16:43
『決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法』(國貞 克則)
 性懲りもなく会計関係の本。これもよく売れているようだ。普段ばらばらに解説される、会計の3諸表、BS、PL、CSがそれぞれどう関連して経営状態に絡んでくるのか、作者が考案したという「財務3表一体理解法」で教えてくれる。 ...続きを見る

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2007/11/17 23:11
『英文法の疑問』(大津 由紀雄)
 英文法? そりゃ大事に決まってるじゃない。スポーツで言えばルールみたいなもんなんだから、ルールを知らずにどうやってみんなで遊ぶのよ? だからといって、ルールオタクになってやたらめったら詳しくなっても、グラウンドに出てボールを蹴らなきゃサッカーはうまくならない。語学学習における文法の位置づけとはそんなものではないだろうか。 ...続きを見る

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2007/11/12 20:58
『3時間で「専門家」になる私の方法』(佐々木 俊尚)
 「ネットなんかで本当の世間がわかるかっ」とか言ってるやつに限って、めんどくさい下調べの作業は部下や秘書にさせてる。まあ悔しかったらワシのように偉くなってみい、ということなんだろう。昔、野口悠紀雄 さんが言った「パソコンを使わない贅沢」は着実に現実のものとなっている。 ...続きを見る

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2007/11/10 23:19
『耳から学ぶ勉強法』(清水 康一郎)
 少なからずの人が「耳から学ぶ」スタイルを奨励している。音声教材のよいところは文字情報だけでは伝わらない声のトーンやリズムからその人となりを得て、無意識のレベルで身につくものが少なくないことだ。もちろん一番良いのは直接お話を伺い指導していただくことだが、物理的、予算的、時間的制約もある。音声教材なら時空を超えてたとえ故人であろうとも教えをヴァーチャルに請うことが出来る。そこには憑依というかモデリングの効能を視野に入れた期待がある。ちょっとオカルト入ってるが、その人とそっくりに振る舞えばもう他から... ...続きを見る

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2007/11/05 21:15
文豪・夏目漱石−そのこころとまなざし−
 自慢じゃないが、私は『吾輩は猫である』を読んだことがない。『坊ちゃん』も何が面白いのか未だにわからない。漱石で好きなのは『それから』。あのラストはまったくサイコホラーだった。なにか鑑賞の仕方を間違っている気もするが文学は基本的に自由が本分なのだ。 ...続きを見る

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2007/11/04 20:41
『「法令遵守」が日本を滅ぼす』(郷原 信郎)
 後を絶たない食品業界の偽装。内容物とラベルが違う?じゃあ、たぬきそばにタヌキ入ってるのか?そういうもんなんだよお客さん! 賞味期限切れ食材を再利用するのが悪い?期限切れたらすぐ腐る訳じゃないんだよ、まだ食べられるんだからもったいないじゃん!地球に優しいんだようちの工場は!いわれなきゃわからなかったでしょ? …食品業界の常識は「牛缶事件」からほとんど変わっていない。 ...続きを見る

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2007/11/03 21:43
『17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義』(松岡 正剛)
 「過去という泉は深い」。始まりがあって終わりのある起承転結の因果律、はたまた合理的・直線的な歴史観は人間(近代人?)の幻想に過ぎないのかもしれない。歴史は必ずしも進歩していくものではない。過去を学ぶ目的は汲めども尽きぬ泉から既に存在していた「知」を今の世に呼び戻すことに他ならない。 ...続きを見る

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2007/11/03 21:21
『色の秘密―最新色彩学入門』(野村 順一)
 何色をみればどうなるこうなる、こんな症例もあっという間に完治する!とかあんまり言い切るのでトンデモ本の一種かと思った。ひいき目に見ても「あ○あ×大事典」のノリ。色が人の心理に与える影響について無下に否定するつもりはない。しかし光を反射すればこそ、そこに「色」が生まれるのではないか。ゆえに暗闇の中で着用する下着の色などにこだわるのはどれだけ意味があるのか? 「肌が色を感じる」とは俄に信じがたい。 ...続きを見る

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2007/11/02 21:45
『「世界征服」は可能か?』(岡田 斗司夫)
 近頃ダイエット本が大好評の岡田さん(あんなに売れるとは思わなかったろう)。本業はオタク評論家。オタクについて評論するのか、自分がオタクである評論家なのかはよく知らない。今回取り上げたのは、少年マンガ永遠のテーマ「世界征服」。悪の大魔王が必ず口にする決め台詞「わしは世界を征服するのだ、わぁっはっはっはっは!」。でも世界を実際に征服するとしたらどうすればよいのだろう。いかなる(正義のヒーローの邪魔立て以外に)問題点がそこに立ちはだかるのだろう。 ...続きを見る

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2007/11/02 21:27
『世界最高のホテル プラザでの10年間』(奥谷 啓介)
 愛する気持ちを呼び覚ます街ね、ニューヨーク。豪華ホテルでの素敵な体験を期待する日本人旅行者にこの本はさぞや衝撃だろう。でも世代によってかなり反応も違うかもしれない。「こんなものが世界最高のサービスか? けしからん!」と憤るのは昭和世代。平成世代なら(ああもう成人間近なのね)「そんなもんだろ」とクールに受け流すのではないか。といった風に、価値観や異文化のすれ違いを深く考えるきっかけとなる好著であった。 ...続きを見る

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2007/10/25 22:18
『スタバではグランデを買え! ― 価格と生活の経済学』(吉本 佳生)
 関西人は買い物するとき、値切ることに命をかけ、その戦果を嬉々として語り合う。東京生まれの私にはとても出来ないマネだ。ただ、それで不遇を託ったことはないと自負している。スーパーで賞味期限間近の半額シール品は迷わず買う。店が商品として売っている以上絶対に衛生面で問題はない(でもすぐ食べてね)。家電品なら型落ち品、中古品、果ては別ブランドの同等品で済ますなど、あらゆる手段に精通してるつもりだ。 ...続きを見る

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2007/10/25 22:12
『未来を予測する技術』(佐藤 哲也)
 「人は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる」 −ディオ・ブランドー − ...続きを見る

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2007/10/20 14:13
『いつも忙しい人、なぜか余裕のある人 最後に笑う人の時間管理術』(箱田 忠昭)
 例によって最近私が凝っているタイムマネジメント系の本。著者のお年のせいかちょっと古典的メソッドが多かったかな。鯨一頭を食べる方法。そのココロは、一気に食べずに小さなピースに分けて食べる。著者のご教授はまったくもって正しいんだけど時代は急速に変わっている。Web1.0 的とも感じた。 ...続きを見る

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2007/10/19 23:18
『レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則』(本田 直之)
 やたら飛ばして出版されている「レバレッジ・シリーズ」の時間編。題名に冠してある「レバレッジ=てこ」よりも、キーワードは「先行投資」のような気がする。著者のする数々の提言もつまりは先読み、つまり「先んずれば人を制す」、「巧遅は拙速に如かず」の古くからある格言と同じ事だろう。若いときの苦労は買ってでもしろと言いたいだけのようにも読める。これを「投資」という今風の言い方をするところが新しいのだろう。始動は早いに越したことはない。先行投資でてこを買え、つまりはウチのセミナーをすぐ買ってねということか?... ...続きを見る

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2007/10/18 22:05
『英文の読み方』(行方 昭夫)
 『英語の発想がよくわかる表現50』に続く今時流行らない英文和訳講座。どれだけ精緻に日本語に置き換えられるかどうかがその英文を本当に理解している証であると力説する著者。一字一句を精査し妥協を許さないその求道者のごとき姿勢は名翻訳者の誉れを真に受けるに値する。だが日本の英語教育に於けるこうした原典尊重、翻訳偏重の教育方針は、翻訳家を目指すわけでもない学生達に酷であることを通り越して、ツールとしての英語を学ぶ方向性を覆い隠してしまった弊害もあった。 ...続きを見る

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2007/10/12 22:14
『フラット革命』(佐々木 俊尚)
 トーマス・フリードマン著『フラット化する世界』がアメリカを中心とした世界的な経済や知的社会の大変革という壮大なテーマを取り扱ったのに対し(実はまだ上巻しか読んでないんだけど)、これは日本のジャーナリズム、というよりも事実上「新聞」がこの先どうなるのかについてのみ語ったこぢんまりした著書。 ...続きを見る

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2007/10/08 21:37
『成功はゴミ箱の中に−レイ・クロック自伝』
When you see your competitor drowing, grab a fire hose and put it in his mouth. ...続きを見る

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2007/10/08 20:50
『経営戦略を問いなおす』(三品 和広)
 言うまでもなく、私がここで書く書評まがいのものを信用してはいけない。大体が本の紹介よりも勝手な暴言の方が多いのだ。それもその本の趣旨でないことに文句を付けている。例えるならイタリアンのレシピ解説本を評して、「和食の心がわかっていないっ」なんて書くようなもので、言いがかりを通り越して公害の域に達している。読書案内には全く不向きだ。今日の本に関する駄文も十二分にその資格を有する。 ...続きを見る

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2007/09/07 23:28
Matilda(Roald Dahl)
*注意:内容に触れてます ...続きを見る

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2007/09/06 21:58
『ウェブ人間論』(梅田 望夫、平野 啓一郎 )
 衝撃のデビューを果たした芥川賞作家と昨年の大ベストセラー『ウェブ進化論』で一躍有名になった梅田望夫との対談。もっとぶっとんだSF並の将来展望を期待していたのに、語られたのは、てめえの食い扶持がどうなるかが中心だった。 ...続きを見る

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2007/08/13 23:02
『生物と無生物のあいだ』(福岡 伸一)
 生命学の科学史や著者自身の半自伝的要素そして研究者の悲哀も込められたちょっと不思議な本。なかなか文章はうまい。科学専門誌でなく講談社のミニコミ誌連載(?)がゆえにこんなテイストになったのか。 ...続きを見る

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2007/08/13 17:54
『日本人の英語』(マーク・ピーターセン)
 ここ数年、仕事の関係で日本語が堪能な外国人の方々と懇意にしていただいている。みなさんあまりに日本語がお上手なので(デイブ・スペクター並み)、すっかり日本人として付き合ってきた節もあるのだが、時に「や、やっぱり日本人じゃないんだ…」とはっとすることも少なくない。以下はちょっと驚かされた「ガイジンの日本語」。 ...続きを見る

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2007/08/12 22:29
『会計の時代だ―会計と会計士との歴史』(友岡 賛)
 会計はとにかくつまらない。でも筆者が言うように、それが発生して発達してきた歴史を探れば何かおもしろ味がわかるのではなかろうか。そんな期待を持ってこの本を読んでみたが…やっぱり会計はつまらなかった。著者自身結局そう結論付けているんだから間違いがない。このつまらない会計を使ってベストセラーを書いてしまった『さおだけ屋〜』の著者はなんだかんだいっても大天才じゃないかという気がしてきた。 ...続きを見る

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2007/07/16 15:39
『レバレッジ・リーディング』(本田 直之)
 趣味は読書と昔から答えていた。でも本読んでると「勉強してる」と思われるのがイヤだった。「ヒマなんだね」といわれるのも(事実だけど)さらにいやだったけど。読書とは食事のようなもの。生きていく上での血や肉を作る作業である。時に病気をも治す。医食同源とも言えるね。 ...続きを見る

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2007/07/16 15:37
東京国際ブックフェア 2007
 通い始めてもう三年になるか。去年辺りからちと飽きてきた感もある東京国際ブックフェアだが、今年は新たな刺客が潜んでいた。その名はGoogle。「この世の中全てをサーチし尽くす!」を合い言葉に集うこのマニアック集団がこの世のあらゆる本をデータ化している噂は早くから知っていた。ついに紙の書籍の祭典で出版界に宣戦布告か? ...続きを見る

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2007/07/08 14:10
『コピー用紙の裏は使うな! ―コスト削減の真実』(村井 哲之)
 私はケチが大好きだ。タダより安いものはないと思っている。ヘタに副業(ギャンブル?)に走るよりケチケチした方がよっぽどカネが稼げることは実感として知っている。だからコストダウン活動はクラくない、楽しい、儲かる、というこの本の主張に全面賛同はする。が、ケチケチすることだけに息が上がる企業ってのもなんかやだな(笑)。でもこれに成功した会社は(ユートピア扱いはしないが)莫大な利益を出している。その最高峰がトヨタだろう。 ...続きを見る

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2007/07/03 22:55
『学者のウソ』(掛谷 英紀)
 言うまでもなく、世の中はウソつきだらけだ。貧窮する弱者や追い込まれた犯罪者が自分を守るためにつくウソはまだかわいいが(もちろんよくはないけど)、権威と見なされる人々から告げられるしゃあしゃあとしたウソは世間が正義と見なすだけに始末に負えない。この本はそんなウソの生まれる背景、それを見破る方法とその後どうしたらよいかのアフターフォローまで考察した力作。 ...続きを見る

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2007/06/30 20:39
『お父さんはやってない』(矢田部 孝司+あつ子)
 映画「それでもボクはやってない」元ネタの本。実際にあった痴漢冤罪事件被害者の手記。この本に刺激を受けて周防監督が映画を作ったのかと思ったら、ほぼ映画と同時進行で書かれたようだ。本人とその奥さんの手記を交互に載せる形で構成されている。読み進める内に戦慄した。映画よりひどい現実に。 ...続きを見る

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2007/06/24 21:21
Amazon オリジナル ブックマーカー(しおり)
 Amazon がオリジナルブックカバーに引き続き、革製のブックマーカー(しおり)をラインナップした。これがまた評判が悪い(笑) 本家のページでレビューするとまた検閲されそうなので(笑)、当ブログにて他社品と比べて論じてみたい。 ...続きを見る

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2007/06/15 22:11
『ストロング・メディスン』(アーサー・ヘイリー)
 ついこないだ、ちょっと鼻風邪を引き、会社の診療所に薬でももらってこようかと出向いたことがある。まだ微熱があることを確認し、もう治りかけなんですけどね、と告げると医師は「それほど辛い状況でなければ無理に薬で抑えることもないでしょう。熱がある時もかえってそのままでいた方が早く治りますよ。それでもクスリ出しますか?」 無論こちらに異存はない。診断の上、風邪にしては異常だと思われる徴候がみられなければそれでよい。素直に辞退した。ちょっと前なら何もいう前からあれこれ山のように薬を処方された気もするが、最... ...続きを見る

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2007/05/04 10:51
『地球持続の技術』(小宮山 宏)
 以前から読もうと思いつつ早幾年(そんなんばっかだけど)、ようやく手に取ることが出来た。環境問題の深刻さが叫ばれ何か手を打たなければいけないと誰も口にしながら、意外に具体的な数字や理由が示されることは少ない。ああいうのは多分にエコビジネスと絡んだ怪しい運動だったりすることも多いのだ。その点この本はオーソドックスに地球環境の現状分析と解決案(主としてエネルギー問題)を示してくれる。冷静な分析とその対応策が一般の人にもわかりやすく書かれている。 ...続きを見る

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2007/04/08 22:27
『漂う殺人鬼』(ピーター・ラヴゼイ)
 いまやイギリス・ミステリー界の重鎮となったラヴゼイ氏。これは毎回違った趣向で楽しませてくれるダイヤモンド警視シリーズの邦訳最新刊。今回はなんとジェフリー・ディーヴァーばりの"シリアルキラー対ダイアモンド警視"を届けてくれた。 ...続きを見る

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2007/04/04 21:44
『ビジネス文 完全マスター術』(篠田 義明)
 ブログなんか書いてることからわかるように私は文章を書くことが好きだ。ゆえに他人の文章を見る目は殊の外厳しい(自分には甘い)。巷に溢れる意味不明の書き物を見るたび発狂しそうになる。優れた実用文はビジネス上の武器になるのに、なぜ日本ではこうした技術を勉強させないのか。実学を低く見るのもいい加減にして欲しい。文部科学省はこうしたスキルを小学生から必須科目にするべきだ。さもないと国が滅ぶ。 ...続きを見る

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2007/04/01 22:04
『レイコ@チョート校』(岡崎 玲子)
 副題を「アメリカ東部名門プレップスクールの16歳」。ぷれっぷすくーるとはなんぞやと思って辞書で調べると「大学進学準備の特に寮制のエリート私立高等学校」。「予備校」と訳してもいいわけか。この本はそのエリート高校に留学した岡崎玲子さんの留学奮闘記。でもそんじょそこらの女子高生日記とは訳が違いますわよ。 ...続きを見る

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2007/03/17 21:08
"Writing With Style" (Sue Young)
 昔、故金田一先生の本で読んだことだが、日本の子供達は小学生一年生で全てのひらがなを覚えるおかげで、事実上自分のしゃべれる内容は全て作文に書き表すことができる。これは画期的なことで、単語のスペルを逐一覚えなければいけない英語等ではこうはいかない。小学生低学年に於ける作文能力は日米で格段の差が付くのだとしていた。だが、事実はそうではない(と思う)。 ...続きを見る

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2007/03/15 21:38
『IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣』(原尻 淳一, 小山 龍介)
 よく見に行くビジネス系のブログで紹介されていたのが手に取ったいきさつ。なるほど、読みやすいし、非常に刺激される。紹介されるハック(コツみたいなものか)はどれも示唆に富む。読んでる先からチェックしたい便利サイトやアイテムがてんこもり。超おすすめ。 ...続きを見る

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2007/02/07 22:01
『京都 格別な寺』(宮元 健次)
 寺院は決して単なる美術建造物ではない。そこにはそれを建てた人間の怨念や野望・欲望が込められている。神仏は自然に宿るのではなく、人がそれを宿らせるために建立する。 ...続きを見る

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2007/02/05 21:19
『ニードフル・シングス』(スティーブン・キング)
 スティーブン・キング作品の悪口を書くのは簡単だ。中身がない、読了後なにも残さない。事実、これっぽっちのアイディアを膨らませてあんな長大な物語に仕立て上げるワザで彼の右に出る人はいないだろうと私も思っている。だが本当にそれだけだろうか? ...続きを見る

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2007/01/30 23:33
『テレビCM崩壊』(Joseph Jaffe)
 どうしてテレビはタダで見れるんだろう? テレビ番組とCMの組み合わせが一つのビジネスモデルであることを我々は意識することすらしなくなっていた。20世紀、テレビCMは広告の王様として君臨していた。この本の著者がいくら「テレビCMはすでに死んでいる」と力説しても(今のところ)それは変わらない。ただし、過渡期にあることは確かだ。 ...続きを見る

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2007/01/28 22:36
『脳と音読』(川島 隆太, 安達 忠夫)
 電車の中で数独やNintendoDSの脳トレに興じる人をほんとによく見かけるようになった。日本は今や「脳を活性化させる」ブームである。ただ、黙ってやってる人が多い(電車の中じゃ当たり前か)。 ...続きを見る

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2007/01/13 20:55
『電波利権』(池田 信夫)
 子供の頃、新聞やテレビって絶対的権威だと思っていた。誰にでも公平な意見を報道しウソをつかない正義の味方。でも珊瑚礁にいたずら書きをしたり、いつまでも"読売"ヴェルディ川崎と名乗らせたり、大人になるに従って何か違和感を感じ始めた。 ...続きを見る

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2007/01/07 23:08
『イビチャ・オシムの真実』(ゲラルト・エンツィガー トム・ホーファー)
 トルシエにしろジーコにしろ、4年間の代表監督の苦難は要するに日本文化との戦いだったのかも知れない。そしてイビチャ・オシムもまた最大の難敵に挑戦を始めた。 ...続きを見る

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2007/01/06 22:38
『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来』(城 繁幸)
 私が仕事をしていて一番充実感があったのはレストランのアルバイト時代だった。自分の能力が上がっていく実感、それを認めてもらえる満足感、仲間との一体感もあった。ところがいまじゃどうだい。やっぱやらされ感が強いんだろうか。もらってる給金はバイト時代と比較にならないが(うまいこと潜り込めてほんとによかったけど)、未だに自分の力で金稼いでる気がしない(あ、仕事してないからか)。 ...続きを見る

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2007/01/04 21:41
『シリウスの道』 (藤原 伊織)
 就職活動を始めた頃、ほんとは広告代理店に入りたかったんだよね。CMプランナーとかかっこいいじゃん。それがどうしてしがないパラサイトサラリーマンになってしまったんだろう(遠い目)。 ...続きを見る

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2007/01/01 22:00
『いつも、ふたりで ばーさんがじーさんに作る食卓』(岡西 克明 / 松子)
 「ばーさんがじーさんに作る食卓」という、「低カロリー、ヘルシーでもおいしい料理」をテーマにした人気ブログがあります。初めてここを訪れたときはその写真の美しさに思わず息をのみました。私みたいなインチキじゃないホンモノですね。このたびこのブログが本になりました! ...続きを見る

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2006/12/24 20:30
The Giver (Lois Lowry)
 あなたは「選ばれた人」なのですよ、とある日突然お告げが下る。当たり前に思ってきたそれまでの世界がやがて崩壊しその本当の姿を現し始める。自分がこの世に一つの特別な存在と知ることは、ある意味頼るもののない孤独の始まりでもある。これから見知らぬ世界に一人で歩き出さねばならない不安。「ハリー・ポッター」を例に出すまでもなく、昔からある少年少女向け成長物語の枠組みだ。親の手厚い加護の内に育ってきた無垢な子供たちが、自我に目覚め大人に成長していく上で乗り越えなければならない最初の壁がそこに投影されている。... ...続きを見る

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2006/12/17 16:53
『20世紀音楽』(宮下 誠)
 わけわからん。ほとんどの人が「20世紀(現代)音楽」を聞いたときに口にすること。私はトーマス・マンやグレン・グールドが好きだからシェーンベルクやヒンデミット(この本ではヒンデミート)なんかはちょこっと聴いたことはあるのだけど、何の印象も残っていない。ほとんど念仏音楽と思われている20世紀音楽についてのカタログガイドのようなこの本を読み切れる人は一体何人いるのか? ...続きを見る

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2006/12/10 12:51
『グーグル―Google』(佐々木 俊尚)
 Google や Web.2.0 に関しこれまでいくつか関連図書を読んできたが、「本の書き方」としてはこれが一番出来がよかった。最近はほんと誰でも気軽に本出すし、特にシステム系の本は本来文筆家ではないエンジニアの人が書くから余計に瑕疵が目立つ。その点、この佐々木氏は新聞記者歴などもあるベテランジャーナリスト。話のフローが実になめらか。まず読者の興味を引く話題を明確に述べ、即「なぜなら〜」と繋げていく。ストレスを感じさせない。読んでて安心した。これだけしっかりした文章やわかりやすい構成取れる人は... ...続きを見る

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2006/12/09 21:35
『贈る物語』
 電車のつり革広告で気づいたが、『贈る物語』が文庫化された。2002年に人気作家の宮部みゆき、瀬名秀明、綾辻行人がそれぞれ「本を読まなくなった世代に物語の面白さを伝えたい」と自分の好きな名作短編を選んで編んだアンソロジー3冊。それほど話題にならなかったけど、どれも面白くて私はたいそう楽しめました。平山夢明を知ったのもこのシリーズのおかげだったな。 ...続きを見る

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2006/12/09 14:01
『ドイツ病に学べ』 (熊谷 徹)
 白状すると私はドイツマニアだ。大学の第二外国語ではドイツ語を学んでいた。Ich liebe dich! 好きな音楽家は3B、いわゆるバッハ、ベートーベン、ブラームス。好きな作家はトーマス・マン、好きな科学者はアインシュタイン、嫌いな軍人はヒットラー、そしてクルマはベンツにしか乗らない(これはウソ)。ワールドカップでも日本の次に応援していた。でも行ったことはないんだよね。 ...続きを見る

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2006/12/04 21:51
『半井小絵のお天気彩時記』 (半井 小絵)
 白状すると私はテレビのお天気お姉さんフリークだ。どういう訳か下手なアイドル歌手よりも好感が持てる方が少なくない。男性に媚びを売るでもなく、しっかり仕事してますみたいな態度が余計におじさんのハートをがっちりゲットするのだろうか?(だからバンキシャ!の菊川怜はキライだよ)。一つ困るのはお姉さんに見とれてしまい肝心の明日の天気をいつもさっぱり覚えていないことだ<大バカ ...続きを見る

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2006/12/02 11:31
『グーグル・アマゾン化する社会』(森 健)
 グーグルとアマゾン、いわばネット界の盆と正月である。両者を題名に並べただけである程度の読者は獲得したも同じ。それにまんまと引っかかり、すぐ飛びついたバカの一人が私だ。おっとっと、大丈夫、いい本でしたよ。 ...続きを見る

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2006/11/26 19:44
『ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家』
 たびたび紹介しているが、身近にリストラされた知人がいる。その悲惨な状況を哀れに思い、時折金の工面をしてやったり、また彼がまず一生自分では行けないであろうゴージャスな高級レストランに連れて行ったりしている。 ...続きを見る

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2006/11/21 22:49
『実学』(稲盛 和夫)
 簿記とか財務分析とか会社に入ってちょっと勉強させられた。感動した。この世にこんな面白くない学問があるのかと身も震える程だった。何が腹立つって、例えば仕分け科目なんて客観性より「解釈」が物をいう世界じゃないか。ご都合主義の固まり。いかに黒を白というか帳尻合わせにこだわる技術。数学や科学とはほど遠い世界。そんな気がしてならなかった。でもそんな私のいらだちを同様に感じた人もたくさんいたようで、この本はそんな一人が書いた本。 ...続きを見る

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2006/11/14 22:58
Amazon オリジナル ブックカバー
 何を思ったか Amazon が「オリジナルグッズ」のラインナップを始めました。ロゴ入りのトートバッグ、マグカップ、卓上カレンダー、そしてブックカバー(3サイズ)。ヘビーユーザーとしては黙っていられません。黒のマグはただいま品切れ中ですが、ブックカバーを取り寄せてみました。 ...続きを見る

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2006/11/13 22:06
神田古本まつり2006
 神田神保町の古本街は(ちっとも近所じゃないのに)中学生の頃から通い慣れたところ。濃い街だが、秋葉原のように妙な変貌はしていないのでいつ来ても安心する。いいかおまいら、本は音も鳴らなきゃ動画も出ない。でもな、あの紙に付いたシミを解読するだけでいつでも自分一人の世界にトリップできるんだ。古本屋に入った時にするあのカビ臭い匂い、それさえありゃどんぶり飯二杯はいけるね。これがほんとのオタクってヤツさ。わかったかっ(オレは一体誰と何を競っているのだろうか?)。 ...続きを見る

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2006/10/29 22:16
Memoirs of a geisha (Arthur Golden)
 ブログの題名を少しいじってみました。っていうか英語の副題を付けてみたわけで。少し貫禄が出てきたでしょうか(笑)? Major と聞くとなんか大佐っぽいんだけどどの辞書を引いても少佐=Major と出てるのでこれで行きます! もちろんあの映画にもなった『さゆり(SAYURI)』のもじりです。随分前から名前は知っていたけど映画は未見。原作は多読の一環でretold版で読んでみました。Penguin Reader , Level 6 (3000 words) です。まずまずスムーズに読めました。 ... ...続きを見る

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2006/10/28 00:03
『すべては一杯のコーヒーから』(松田 公太)
緑茶最大手伊藤園、タリーズを傘下に 株式36%取得へ ...続きを見る

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2006/10/26 22:48
『日本沈没 第二部』(小松 左京+谷 甲州)
 30年ぶりに書かれた「第二部」。だが残念ながら前作の足元にも及ばない。これが小松左京氏の構想通りのものだったら、半世紀近くお蔵入りされていたのも無理もない。売れる自信がなかったから書かなかったんじゃないか。小松氏の年齢的な問題から「共作」の形を取ったそうだが、偉大な古典の続編ということで、谷甲州氏は何かいても文句言われるだけなのに、よくぞこのような損な役回りをひきうけたものだと同情する。 ...続きを見る

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2006/10/23 21:18
『今日、ホームレスになった』(増田 明利)
 身近にそういう人がいる関係上とても気になる、リストラされた人たちのその後。駅や公園にたむろするホームレス達。昨日まで我々と何ら変わらない普通の生活をしていたのに、今日から路上生活者にならざるを得なかった人たちそれぞれの事情。 ...続きを見る

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2006/10/16 21:11
『Google誕生』(デビッド・ヴァイス、マーク・マルシード)
 現在恐らく世界で一番注目されている企業、Google。この本はワシントンポストの記者がその誕生から巨大企業へと成長する過程を生き生きと追ったドキュメンタリー。抜群の知能を持つ二人の大学生が始めた検索システムはついに世界を席巻する。その成長はまだ進行中で、ヒト遺伝子の解析やクリーンな代替エネルギーの開発にまで着手し始めているという。 ...続きを見る

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2006/10/04 22:28
『ハンニバル』(トマス・ハリス)とその続編
 『ハンニバル』を読了して最初に心に浮かんだのは、箱庭で人形遊びに興ずる、功成し遂げた老人の姿。やさしく彼女達に話しかけ、愛おしく髪を梳り、時にスカートの中を覗いたり、ついなめてみたり。誰かに人形を奪われやしないかと強く握りしめるあまり、体は潰れ首ももげそうだ。 ...続きを見る

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2006/09/30 14:45
The Ersatz Elevator (Lemony Snicket)
 翻訳名は『まやかしエレベーター』 ...続きを見る

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2006/09/21 20:49
『SF魂』(小松 左京)
 ちょっとした小松左京リバイバルブームである。「日本沈没」のリメイク映画が数年前から暖められていたのは聞いていたが(結局観に行ってないけど)、そのお陰で筒井康隆の「日本以外全部沈没」(読んでないけど題名聞いただけで笑ってしまう)まで便乗して映画化されたのにはぶったまげてしまった(こっちの方が観たいな)。 ...続きを見る

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2006/09/12 23:33
『オシムの言葉』(木村 元彦)
 日本代表監督に就任内定以来オシム氏は一躍時の人となり、この本もたちまちベストセラーになってしまった。著者の木村元彦さんは東欧に詳しいノンフィクションライターらしく(サッカー専門ではないはずだけど、ググっても素性がよくわからない)、ストイコビッチに関する本を出していたことは知っていた。 ...続きを見る

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2006/09/10 22:26
『科学者という仕事』(酒井 邦嘉)
 ほんとは小さい頃科学者になりたかったんだよね。科目も理科が好きだったのに、どうしてしがないサラリーマンになってしまったんだろう(遠い目)。 ...続きを見る

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2006/08/28 22:09
『ブログ道』(久米 信行)
 ブロガー(?)となって早や一年半が杉田。その成長を顧みるに当たり、はてブログの本道なるものはあるのだろうかと思い読んでみた。まず前書きから読み進める。何かヘンだ。前書きにしては長い。なにより冗長で流れがよくわからない。「最初の十数頁読んでつまらない本は全部読んでもつまらない」法則がある。ほとんど裏切られたことはない。不安が過ぎる。 ...続きを見る

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2006/08/14 20:03
『働く過剰』(玄田 有史)
 最初この題名を聞いたときは、「働きたい人が過剰に多すぎて就職難になっている。少子化万歳!」って意味かと思った。どうもそうではないようだ(当たり前か)。 ...続きを見る

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2006/08/06 20:09
『海外経験ゼロ。それでもTOEIC900点』(宮下 裕介)
 著者は広告代理店に勤める中年男性。海外留学も海外勤務の経験もないまま一念発起し、苦難の末TOEIC900点越えを達成。そのノウハウを書き記した本。海外に行かないと英語は出来るようにならない? そりゃ絶対にウソだと私も思う。少なくともTOEIC受験に関しては。 ...続きを見る

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2006/07/23 21:24
"The Austere Academy" (Lemony Snicket)
 翻訳名は『おしおきの寄宿学校』 ...続きを見る

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2006/07/09 14:17
東京国際ブックフェア2006
 そもそものきっかけは昨年なぜか会社に招待券があったこと。今年はホームページで無料招待券をお取り寄せ。本の見本市なんてさぞかし地味なもんだろうと思っていたら人また人の大洪水。すごいねえ、やっぱりまだまだ日本は出版大国。出版不況だなんて言われているけど、そりゃあんた供給過多なだけだよ。出版業界を救うには半分近くの出版社には廃業してもらわないと。自主廃業は無理だから、我々コンシューマー側で取捨選択していく、つまりいらない本は買わない。読みたい本も図書館で借りたりブックオフで済ます。そうすりゃ体力のな... ...続きを見る

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2006/07/09 10:23
"The Miserable Mill" (Lemony Snicket)
 翻訳名は『残酷な材木工場』 ...続きを見る

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2006/06/11 14:10
『ファンタジーが生まれるとき』(角野 栄子)
 ジブリの「魔女の宅急便」もちろん観ましたよね。私は原作も読みました。当然ほとんど覚えてませんけど。先日岩波ジュニア新書読んでて、巻末の既刊一覧つらつら眺めていたらこんな本を発見しました。 ...続きを見る

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2006/05/21 22:29
『仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法』(内田 和成)
 ボスコンのネームバリューもありAmazonで見る限りなかなか好評のようだが、10年前に出たダン・S・ケネディの本と比べると随分古典的な著書に見える。  功成し遂げた外資系コンサルタントファームのエグゼクティブが後続に自分のノウハウを教えるために書いた「教科書」と捉えればわかりやすいか(悪く言えばワシの若い頃は〜みたいな自慢話の固まり)。文章は明晰で事例もわかりやすい反面、目新しいものはない。有名な過去の成功事例ばかり引き合いに出し、これから考えるべき最新テーマについての大胆な仮説はあまり披露... ...続きを見る

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2006/05/20 22:15
『常識の壁をこえて』(ダン・S・ケネディ)
 出版当初は、業界から「あ〜あ、言っちゃったな」ってな感じだったんじゃないかな。本音をいってはいけない空気というものがどこの世界でもある。ずけずけ本質を指摘するのは嫌われる。みんなわかってて黙ってるんだから。まあ、成功したいなら嫌われてなんぼだ、と著者は言い切っているから確信犯なんだけど。 ...続きを見る

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2006/05/20 22:11
"The Wide Window" (Lemony Snicket)
 翻訳名は『大きな窓に気をつけろ』 ...続きを見る

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2006/05/14 21:55
『快読100万語!ペーパーバックへの道』(酒井 邦秀)
 先日の『英語の発想がよくわかる表現50』とは180度ベクトルの違う本。出版当時書店で目に付いたのは覚えている。結構売れたはずなのに読まなかったのは、その頃は随分マジメに洋書を読んでいた(いや読もうとしていたが正しいか)からだったか。精読なんかするな。わからない単語は読み飛ばせ、辞書も引くな、文法の知識などいらない、詰まったら途中でやめろ。あまりまともな主張とは思えなかった。  しかし、それ以来私の考え方も微妙に変わった。 ...続きを見る

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2006/05/13 11:09
『クライム・マシン』(ジャック・リッチー)
 去年の「このミス」海外部門トップですね。『ヨット・クラブ』といい、相変わらず旧作の掘り起こしがウケる。翻訳権料が安いから自然と出版社もそちら方面に流れるのでしょうか? その割に定価2,520 円というのはぼったくりもいいところだ。まあこっちも図書館で借りてるから言えないが。 ...続きを見る

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2006/05/06 20:44
『健全な肉体に狂気は宿る』(春日武彦 内田樹)
 精神科医の春日さんと内田樹さんの対談。おっさん二人が言いたい放題な感じ。かなりツッコミどころも多いのだが、いくつか気に留まった話題をぱらぱら拾う。 ...続きを見る

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2006/05/06 20:40
『ウェブ進化論』(梅田 望夫)
 ゴゴゴゴゴゴゴゴ……妹を殺した仇敵"ハングドマン(吊られた男)"=J・ガイルとついに相まみえたJ・P・ポルナレフ。しかし敵の‘能力’は鏡に映る者をその中から攻撃する奇想天外なものだった。こんなヤツとどう戦えばいいんだ! 絶望する彼に同行していた花京院典明は落ち着き払ってこう語る。 ...続きを見る

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2006/05/05 21:04
『マンガ産業論』(中野 晴行)
 夏目房之介さんの著書で紹介されていた、マンガ界を巡る初の本格的マーケティング論考。当初「マンガはなぜこんなに売れるのか」をテーマに書き出したはずが、もたもたしている間に状況が激変し「マンガはなぜ売れなくなったか」に軌道修正したらしい。  マーケティング論を行うにはには3C4Pが基本だろう。自社(Company)、読者(Customer)、競合(Competitor)、コンテンツ(Product)、価格(Price)、流通(Place)、広告(Promotion)…とほぼ全ての基本要素は網羅さ... ...続きを見る

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2006/04/29 22:25
『天才の創りかた』(川島 隆太)
 「脳を鍛える」。最近ミョーに流行ってますね。ちょっと前に「週間こどもニュース」に出ているのを見たけど、頭をどれほどうーん、うーんとひとり悩ませてみても脳の活動は活発にならない、頭がいい or 悪いを司るのは脳の中の「前頭前野」と呼ばれる部分であり、それは音読や単純計算を行うことで「鍛える」ことができる、という発見をした川島教授。本を読んで意外だったのはこの先生体育会系だそうで、悩むよりもとにかく走れ!が信条らしい。 ...続きを見る

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2006/04/29 21:08
『プレゼンテーションの極意』(川崎 和男)
 筆者はグッドデザイン賞の選考委員長などを歴任し、あのMoMAにもその作品が展示されているという大した人物。そんな人がプレゼンの極意を語ってくれるという。 ...続きを見る

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2006/04/29 20:01
『英語の発想がよくわかる表現50』(行方 昭夫)
 去年出版の本だけど、今時こういう本流行らないだろな。読んでいて受験の頃を思い出した。今は某駅前留学の「文法なんかよりネイティブスピーカーと大きな声でしゃべること! イェ〜♪」みたいなノリが幅をきかせている。ま、そういうのもいいんだけど極端な文法軽視はやはり寂しく感じる。私みたいな人間にはとても重宝する良書なのに。 ...続きを見る

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2006/04/26 23:15
『目の玉日記』(小林 よしのり)
 最近のよしりんは政治色が強くて、まあそれはそれでいいんだけど、内容が濃すぎておいそれと手を出しづらくなってきている。そこへ来てこんな本を出してくれた。なんと白内障を煩った闘病記だという。  私もパソコンユーザーになって以来視力落ちること甚だしいし、そろそろ老眼が始まってもおかしくない年齢にさしかかっているため(意外と早く始まるらしいよ)、人ごとでなく読み進めた(大体闘病ものってそうなるんだよね)。 ...続きを見る

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2006/04/23 22:46
"The Reptile Room" (Lemony Snicket)
 翻訳名は『爬虫類の部屋にきた』(レモニー スニケット)  不幸のずんどこに落とされたかわいそうな兄弟達の話第二弾。 ...続きを見る

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2006/04/19 22:38
『アメリカの高校生が学ぶ経済学』(ゲーリーE.クレイトン )
 昔サッカー日本代表監督のトルシエ氏がインタビューで自身の指導論をこう語っていた。曰く、その選手の持てる力全てを100としたら、練習で80、試合では50も出ればいい方だ。それを本番で60なり70なりの力が出せるように普段訓練をするのだという。 ...続きを見る

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2006/04/16 20:40
『まんが パレスチナ問題』(山井 教雄)
 ヤマイノリオと聞いた瞬間おやと思った。はてその通り、朝日新聞でよく一コマの時事漫画を描いているNorioさんの著書だった。ゆえに普通のマンガスタイルではなく、そうした一コママンガに文章の解説が付く絵本スタイルと思って頂きたい。  日本人は宗教音痴といわれる。何を隠そう私も同時多発テロが起きるまで、イスラムとキリストやユダヤの神が同じだなんてつゆ知らなかった(えっへん)。この三大宗教の確執はキリスト教の誕生時から綿々と続くわけで、その血みどろの争いを見ていくと一体そもそも誰が悪くて誰が被害者な... ...続きを見る

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2006/04/15 19:48
"The Bad Beginning" (Series of Unfortunate Events)
 翻訳名は『最悪のはじまり 世にも不幸なできごと』(レモニー スニケット) ...続きを見る

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2006/04/01 21:39
『早すぎた発見、忘られし論文』(大江 秀房)
 数日前、盗作が指摘され、絶版・回収・断裁というこれ以上ない重い処分を喰らった迷著。図書館にまだあったので無くならない内に(?)借りてきました。 ...続きを見る

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2006/03/21 20:48
『暗証番号はなぜ4桁なのか?』(岡嶋 裕史)
 この本を読んでいて、星新一に「鍵」と題された掌編があったのを思い出した。他人を疑う意識を持たない未開の異星人に、訪れた地球人が数々の「文明」を伝授する内容だ。  「これは鍵です」「どうしてそんなものが必要なのか?」と訝る異星人に「これがあれば他人に物を盗まれる心配がないでしょう」「え…? あ、そうか」「そしてこれは…」  と、こんな具合に無垢な星に邪悪が蔓延りだしたみたいなオチだったと記憶している。 ...続きを見る

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2006/03/19 21:12
電子辞書 CASIO Ex-word XD-GT9300
 電子辞書は超便利です。検索スピード、ポータブルさ、コストメリット、どれをとっても紙と比べ、圧倒的な優位性はゆるがない。最初の(CASIO Ex-word XD-H7300)は外出先でハリポタを読みたいがために購入したようなもの。その後、上級者用の大きな英英辞書搭載の電子辞書が欲しくなり、ちょうど一年前にそんなのがでたのだけど、まだ進化するかなとじっと耐えました。今春新作が発表され、それほどすごい革新はなかったけど更に内容充実で即購入に踏み切りました。  あるわあるわ、29コンテンツ。ミニ(?... ...続きを見る

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2006/03/05 22:21
『マンガは今どうなっておるのか?』(夏目 房之介)
 言わずと知れた夏目漱石のお孫さん。マンガ評論家なんて職業を成り立たせた偉人でもある。  この本は「コミックパーク」というマンガ通販(復刊?)ウェブサイトに連載されたコラムを大幅加筆修正して編集されたものらしい(「コミックパーク」行ってみたが、会員登録しないと読めないようなのでやめた)。 ...続きを見る

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2006/02/25 20:38
『ピアニストが見たピアニスト』(青柳 いづみこ)
 この人の演奏は聴いたこと無いけど、ミステリ好きでエッセイなんかも著していることで有名な女流ピアニスト。現役ピアニストでもある作者と親交のあった変人ピアニストが紹介される。  プロのピアニストなら当然求められる「暗譜」を放棄したリヒテル、一人じゃリサイタルが開けないアルゲリッチ、傍らに置かれた花束を「余計な湿り気を放つから」と撤去させたミケランジェリ(あんたの吐く息は湿り気ないのかね?)。あんまりお友達にはなりたくない人たちばかりだ。でもとにかく私はクラシック音楽といえばオケではなく、ピアニス... ...続きを見る

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2006/02/25 20:37
『スティーブ・ジョブズ-偶像復活』(ジェフリー・S・ヤング, ウィリアム・L・サイモン)
 私はApple関係のハードもソフトもまったく触れたことがない。クライトンの小説でスティーブ・ジョブズの名が出てきた時はYahooを作った人かと思っていた。「トイ・ストーリー」もビデオで見てすんごく気に入ったが、ディズニー映画である以上のことは何一つ知らなかった。 ...続きを見る

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2006/02/20 21:01
『博士の愛した数式』(小川 洋子)
 今時の小説としては相当売れている。映画も大好評らしい。生きとし生けるものが全て愛おしくなるような美しい小説。ほほえましいエピソードがいくつも描かれているが、私が気に入っているのは「新しい家政婦さん」の似顔絵と逆さ言葉(笑)。あちこちで褒められていて、ちゃんとした解説は多くの人がしているだろうから、ここでは少し茶々入れてやろうかと思う。 ...続きを見る

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2006/01/22 21:53
『佐賀のがばいばあちゃん』(島田 洋七)
  映画化されるそうだ。「ALWAYS」の二匹目のどじょう狙ってるんだろうな。困るんだよね、こういう美化されすぎた昔の人情話ばっかりもてはやされ、泣ける話がいい話だと思われるのも。読んでいてあっちこちで泣いちゃったけどさ。 ...続きを見る

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2006/01/22 20:31
『戦下のレシピ』(斎藤 美奈子)
 当時の婦人雑誌などをもとに戦中食糧難の日本で食されたレシピを集めて論評してみた本。いかに節約するか、粗末な食材で立派に見える献立をこさえるか、今となってはほとんどギャグとしか思えない珍妙なレシピが楽しめる。  一番興味深かったのは最後の方の考察で、「どうして戦時下に食べ物がなくなるのか?」という問いかけ。そうだよね、日本の総人口は同じなのになんで食料が足らなくなるのだ? 大体、戦争で食べ物がなくなった苦労話って日本以外に聞いたことがないような気がする。難民は別ですよ。それならわかる。銃後の守... ...続きを見る

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2006/01/15 20:23
「耳から英語マガジン English Station」(アルク地球人ムック)
 耳から語学を学習するのは結構正しい。反論も諸説あるのはわかるが、個人的な経験則からするととても正しい。人の思考が言語で作られていることからすると、文字よりも先にあったはずの音声言語情報は後から出来た文字情報よりもよりダイレクトに脳に刷り込まれるのではないかという気がする。  私の英語リスニング学習は、古いところでNHKのラジオ英語講座に始まる。最近では英語のCDブックなんかもよく利用していた。MP3プレーヤーを入手してからはまた格段に利用率が上がった。そうしたところにAmazonで紹介されて... ...続きを見る

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2006/01/07 16:32
『京都名庭を歩く』(宮元 健次)
 思索的な思いが込められた一風変わった京都の庭園ガイド。作者は説く、「庭はその制作者の死生観を語っている」。冥土へ旅立つ準備のため、三途の川を渡る象徴を備えたり、極楽浄土を表す絢爛さを追い求め、何かに取り憑かれたように人は庭造りに励むという。ちょうどエジプトのピラミッドや天皇の古墳のようだ。  数年京都にいて、実は苔寺や桂離宮に足を運んだことがない。理由は事前に予約が必要だからというだけなのだが、この本を読んで京の庭の基本形が桂離宮にあると聞いては随分惜しいことをしたと感じた。  個人的には... ...続きを見る

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2006/01/02 23:24
『人生に奇跡を起こすノート術―マインド・マップ放射思考』(トニー・ブザン)
 この本は2000年に日本で出版され現在は絶版となっている。マインドマップの考え方は最近また流行ってきているようで、リニューアル版も再刊されたようだ。 ...続きを見る

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2005/12/25 20:03
『渋井真帆の日経新聞読みこなし隊』(渋井 真帆)
 世の中には自称経済音痴が存在する。資本主義の国に生まれ育っているのに自分には経済はわからないし興味がないと抜かす。形だけは雇われ人として職業を持っているが、精神的にはニートといえよう。 ...続きを見る

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2005/12/18 21:12
『ブルー・オーシャン戦略』(W.チャン・キム/レネ・モボルニュ)
 この本を読む前に、1000円床屋「QBハウス」の店舗でこの本の宣伝が出ていた。本の中で事例の一つとして紹介されているようだ。ただ安くて早いというだけでQBハウスを利用していたが、こんな海外の著述で紹介されるとはどういうことなのか。 ...続きを見る

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2005/12/11 21:59
『「幸福な偶然」をつかまえる』(日野原 重明)
 去年の紅白で審査員として紹介されるのを見るまで失礼ながら存じ上げていなかった。1911年生まれということなので、御年94才! 聖路加国際病院の大先生であられる著者の半生が綴られている。 ...続きを見る

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2005/12/11 21:57
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(小説版)ネタバレ感想
 このブログとしては順序が逆転しますが、映画版「炎のゴブレット」上映開始記念で載せます。(内容にかなり触れているので未読の方はご注意を) ...続きを見る

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2005/11/26 20:12
『未来をつくる図書館 ニューヨークからの報告』(菅谷 明子)
 私もおかげさまでここ数年はかなりの図書館ヘヴィユーザーになっている。ただしそれは悪名高き「無料貸本屋」としての扱い。昨今出版不況の中、図書館に対する風当たりも密かに強くなっていると聞く。個人的に本が売れないのは単なる供給過多だと思うが、出る先からベストセラーを何十冊もタダで貸し出しされては、さすがに出版社がお気の毒な気もする。ゲームの中古みたいに新作貸出許可に制限期間を掛けるなどの処置があっても良さそうなものだが、なかなかそうはならない。事実上図書館が購入してくれる分しか売れないような専門書籍... ...続きを見る

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2005/11/20 20:03
『「教えない」英語教育』(市川 力)
 『英語を子どもに教えるな』で帰国子女への幻想をぶちこわし、過熱する英語幼児教育へ警鐘を鳴らした著者の第二弾。より具体的な学習論になっているのは興味深い。英語を学ぶのではなく、英語で学ぶ姿勢が大事。突き詰めていくと教育論全般に行き着き、別に英語でなくてもいいじゃんってことになる。  英語を学ぶ目的は決して英語オタクになる事じゃなくて英語を用いて世界中のありとあらゆる最新情報をつかみ取ればいいんだよ。でもそう思って洋書を読み始めるとやっぱり英語力が足らなくてまた英語を勉強し飽きてきたらまた英語で... ...続きを見る

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2005/11/20 20:01
『世にも美しい数学入門』(藤原 正彦、小川 洋子)
 小学校の頃担任の教師が算数の時間にこんな事を教えてくれた。「実は三角形という物体はこの世に存在しない。この三角定規は三角形じゃないのかと思うかも知れないが、これは三角形の形をしたプラスチックの板であり、三角形そのものではない」  この世に存在しないものなら"さんかっけい"とはいったい何なのだろう? 後日幾何学はプラトンなんかのイデア論の思想から来ているものだと知ることになるのだが、当時私は結構衝撃を受けたのを覚えている。 ...続きを見る

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2005/11/19 18:01
『海底二万海里』(ジュール・ヴェルヌ)
 3年くらい前ジュール・ヴェルヌを読んでみたくなった時があった。とりあえず『80日間世界一周』を入手して読んでみたがイマイチで、それっきりになってしまった。この夏ふと積読していたこいつが目に付き読んでみた。  1869年の作。ノーチラス号という巨大な潜水艦に乗るネモ船長の冒険譚。『80日間〜』や一番有名な『十五少年漂流記(二年間の休暇)』はこの作品の後に来る。『80日間〜』よりは面白かったですが、どうも百科事典を読んでいるかのような海底生物に関する博覧強記はさすがに胃にもたれました。もうちっと... ...続きを見る

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2005/11/19 17:59
『智慧の実を食べよう 学問は驚きだ』(糸井 重里, 岩井 克人, 川勝 平太, 松井 孝典, 山岸
 「ほぼ日」スペシャル企画。「驚き」を見せてくれる人、これまでの常識がそっくり変わる持論を展開している「最先端」の学者さんたちを招いて行った講演会記録。『海馬』といい『調理場という戦場』といい「ほぼ日」の本は私の琴線に触れるものばかりだな。  それぞれの先生のお話はどれも目から鱗でした。凄すぎてまとめられないや。意味不明のレジュメと感想でお茶を濁します。著作未読の方は読んでから改めて触れよう。 ...続きを見る

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2005/11/06 20:27
神田古本まつり2005
 古本ハンター今日の仕事場は、毎年恒例の神田古本まつり。去年は風邪ひいて出遅れたんだよな。今年は天候が心配だったけど隙を見て朝から回ってきました。  やはり一番の見所は書泉グランデや三省堂や神保町の裏通りに集うワゴンセールス。華々しくマーチングバンドが行進すると各出版社がワゴンを通りの中央にドドドと寄せ、夜店スタイルで呼び込みを始めました。傷物処分らしく新刊も5割引とかで売りに出してます。どこも人だかりがすごいけど、行列が出来ていたのは、宮部みゆきや京極様のサイン本を(よくわからないけど)売っ... ...続きを見る

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2005/10/29 22:39
『ヨットクラブ』(デイヴィッド・イーリイ)
 このミスでもランクインしていた好短編集。異色作家ということでダールあたりと比較する人が多いけど、私としてはどっかパニック的な(笑)結末を迎えるパターンが筒井康隆あたりを思い出させました。「面接」や「オルガン弾き」あたりが好きですね。表題作はそんなに傑作かなあ? 私はピンと来なかった。この短編集のタイトルはオリジナル通り、力作中編の「タイムアウト」の方がふさわしい。 ...続きを見る

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2005/10/23 20:21
『一勝九敗』(柳井 正)
 ユニクロ創業者の半自伝。意外と知らない人も多いが、「ユニクロ」というのは柳井さんが展開している店舗ブランド名の一つであり、「ファーストリテーリング」というのが本来会社の社名である(柳井さんは今日現在ファーストリテーリングの代表取締役会長兼CEO)。SPA業態というものを日本でほぼ最初に成功させたケースの一つとしても有名である。  マスコミにいじられるのが好きとしか思えないような商売人がいる。ダイエーの故中内さんなんかそうだろうと思う。この柳井さんもその種の人間ではないか。「世界中でユニクロフ... ...続きを見る

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2005/10/23 20:19
『ハリー・ポッターと混血の王子(第6巻 仮題)』ネタバレ感想
(2005/12/05 追記) 第6巻は『ハリー・ポッターと混血のプリンス (仮)』として予約受付が始まりました。 邦訳題名はこれで決まりかな? ここの標題はそのままにしておきます。 ...続きを見る

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2005/10/10 13:53
『阪神タイガースの正体』(井上 章一)
 どれほど積読があろうとも、そのときの旬の本を最優先で読むことにしている私が手に取った一冊(ホントは3年前のタイガース優勝の時に読んだんだけど、まさかもう一回生きてる内に優勝するとは思わなかったよ)。なんだそりゃって感じですが、これは別にファンの戯言ましてや阪神を貶めるような本でもない。必ずしも関西ナンバーワンの球団でなかった(大阪)阪神タイガースがなぜ今のような関西人にとって唯一無二の球団となったのかをプロ野球黎明期から詳細データを集め論考した結構お堅い本である。  知られざる事実が次々と紹... ...続きを見る

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2005/10/01 07:21
『紅一点論』(斎藤 美奈子)
 また斎藤美奈子。意外とハマっています。ちょっと前の著作ですね。アニメの世界ではどういう訳か女性のキャラクターは「紅一点」になりがち。今回は誰も疑問にさえ思わないこうした設定を斬りまくってくれます。 ...続きを見る

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2005/09/25 19:26
『天城一の密室犯罪学教程』(天城 一)
 全世界のミステリーファンの皆様、すいません、本当にすいません。昨年の「このミス」国内3位『天城一の密室犯罪学教程』、やっと図書館からやってきたので読みました。しかし、何一つ面白くありませんでした(涙)  最初の短編数作を読んだだけでその先を読むことを躊躇わされたのも私にしては珍しいことです。ただし、「密室トリック講義」はとても楽しめましたよ(第一部の短編を飛ばして読んだのさ)。さすが本業は学者さんだけにとてもよく書けていると思います。  一つよくわからないのは、ミステリーに於いてトリックを... ...続きを見る

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2005/09/25 19:24
『お寺の経済学』(中島 隆信)
 朝日新聞の書評コーナーで見たんだったかな。私も昔から不思議でした。日本の仏教はどうして葬式の時にしか日本人の生活に関わらないのか。経済学者の著者は思想的なことはさておき、経済学の観点から日本葬式仏教の過去現在未来を論じる。それでもしっかり哲学出来ます。経済と宗教は似たもの同士という説が紹介されていたけど、科学と宗教/哲学も親戚みたいなものだしね。 ...続きを見る

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2005/09/18 20:26
『二人の妻をもつ男』(パトリック・クェンティン)
 私はハードボイルドをそれほど読む方ではないけど、ムカシの女、殺人、善悪の境、孤独といったお馴染みのアイテムが揃って登場しますね。  読み終わってみればネタはけっこう単純。本格物ではないので大仕掛けのトリックはありません。それよりも信じていた者に次々と裏切られる寂寥感、それまで主人公が見ていたのと違う本当の姿をあらわしていく瞬間の恐怖に比重が置かれている。こういうのは後のサイコ系に繋がっていくのかなとふと思いました。  エンターテイメントらしくストーリーは二転三転し、一応どんでん返しで小説は... ...続きを見る

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2005/09/18 20:25
『英語を子どもに教えるな』(市川 力)
 帰国子女かあ、かっこいいなあ、さぞかし英語ぺらぺらなんでしょうね。そんな言葉が彼らを傷つけるらしい。帰国後、英語が出来て当然という周囲から受けるプレッシャー(とやっかみ)。英語圏の国に住んだからって無条件に英語が得意になるわけではない。仮に日常会話は問題なくとも、例えばTOEICで必ず高得点が取れるとも限らない。自我の固まる前に他の国で育ったバイリンガルは、ともすれば自分の本当の母国語を持たないどっちつかずの状態に自我を追いやってしまう。 ...続きを見る

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2005/09/04 20:18
『春にして君を離れ』(アガサ・クリスティー)
 リンクは最新のクリスティ文庫にしましたが、私が読んだのは家にあった積読ウン十年のハヤカワNV。ミステリーじゃないと聞いていたので、もう一つ手が伸びなかったんですよね。実はクリスティーのノンミステリーもけっこう家にある。追々読んでいこう。 ...続きを見る

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2005/09/01 21:10
『1億稼ぐ! メールマガジン私の方法 銀行口座380円が2億円になった理由』(石田 健)
 「毎日1分!英字新聞」を最初に知ったのは「ウイークリーまぐまぐ」での紹介記事だったと思う。今や英語関係だけでなく日本中で発行される全メルマガ中でもほぼ最大部数を誇るモンスター誌だ。それを利用して発行者の石田さんは巨万の富を稼ぎ出したそうな。この本にはその成功への道筋が書かれている。  この本には著者の半生とメルマガ成功までの道のりがまず書かれ、後半「あなたもメルマガを発行して億万長者になりましょう」の方策が紹介される。キャッシュの源泉は広告収入やアフィリエイトが中心だ。だが本当に具体的なこと... ...続きを見る

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2005/08/21 09:32
『量子コンピュータとは何か』(ジョージ・ジョンソン)
 専門用語を知らない一般の方でも理解できるサイエンスナビゲーターとのふれこみだったが、とてもじゃないがついていけなかった…。  まずはコンピューターが動く基本的な原理原則から説明してくれる。つまりはどんな高性能コンピューターも1と0との組み合わせに過ぎない。性能の違いは早いか遅いかだけ。そこに革命を起こすのが猟師じゃなかった量子であると。  さらには暗号作成と解読の理論も興味深い。量子コンピュータの発想自体、暗号解読が発端になっているそうだ。人類ほとんどすべての発明は兵器開発から来ているとい... ...続きを見る

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2005/08/21 09:26
『ハリー・ポッター』5巻のネタバレと6巻について少し(ネタバレあり)
 現在第6巻(原書)"Harry Potter and the half blood Prince"を鋭意解読中です。以下は第5巻を読み終わり第6巻の翻訳を待ちわびる方のつなぎにでもなれば幸いです。(それより全部訳して載せろってか?) ...続きを見る

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2005/08/15 15:47
吉祥寺の古本屋
(2005.5 記)  少佐こと古本ハンターは飢えていた。このGWそれなりに古本屋は回っているのに未だ収穫はゼロ。そろそろ禁断症状が出てくる頃だ。うろうろしないで積読を読んでりゃいいじゃんなんて余計なお節介はやめて欲しいぜ。  今日の仕事場は吉祥寺。浪人時代を過ごした懐かしい場所。と同時にONIKICHI(荻窪・西荻窪・吉祥寺)の一角を占める最近お気に入りの重点エリアだ。 ...続きを見る

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2005/08/15 15:42
"The ABC Murders" (Agatha Christie) (ネタバレあり)
 (ネタバレ注意) ...続きを見る

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2005/08/13 09:24
『奇偶』(山口 雅也)
 (ネタバレ…はほとんどありませんが、作品を読んでいないと以下の文章は理解できません。) ...続きを見る

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2005/08/13 00:19
『本棚探偵の回想』(喜国 雅彦)
 前作の『冒険』もとても楽しめました。でも釈然としない部分もあったんですよね。共感できないところ。つまり、買った本は読みましょうよ、喜国さん!ってことです。私自身は稀覯本収集に対する熱情は持ち合わせていない。古本に対してもっているのはただ安く手に入れるという執念(こっちの方が不純かな)。ミステリー(それも昭和期くらいの日本ミステリー)に限定する意味もわからない。ただし、本を愛する気持ちが伝わってくるのは嬉しい。BOOKOFFに対する執拗な誹謗もそうしたところから来ているのだろう。でもたまに掘り出... ...続きを見る

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2005/07/24 20:52
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』を(ちょっと)訳してみた
 第一章だけですが。それに著作権があるだろうから、ここには投稿できないが。日本版が出る前に一部知人に配ったのです。今度は「6」を訳さなきゃ。 ...続きを見る

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2005/07/23 21:27
『高木家の惨劇』(角田 喜久雄)
 1947年終戦直後の混乱の中、日本でも本格的な探偵小説を作るのだっという意気込みでわずか二十日あまりで書き上げられたんだとか。『創元推理文庫 日本探偵小説全集3』で紹介されている。  たしかにツッコミ所満載ですな(笑)。のっけから紅茶の中に蜘蛛が入っていたのを注意されて逆ギレする給仕女。ああいうオープニングは都筑道夫の方法論を思い出す。もちろんホームズなんかに端を発しているのだろうけど。  理解不能な行動を取る高木家の面々。あの「機械トリック」のオチもどうかと思うけど。とにかく読みにくくて... ...続きを見る

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2005/06/26 20:17
『英国ワーキングクラス直伝「逆成功」のルール』(石原 由美子)
 『出世しない技術』の関連図書として読んでみた。まあ正直、あまり得るものはなかった。階級制度が未だに残っているイギリスで、したたかに生きる(貴族のような生活は一生望めないことが確定されている)ワーキングクラスの「親方」と知り合うことの出来た著者が、彼との対話を通じて「賢く生きる知恵」を紹介する、という形態を取っている。  私自身すでに貴族的な生活を送っているので、こうした市井の人々の生の声を聞くのもさぞかし新鮮だろうと思いきや、それほどでもなかった。いちいち感心するほどの言葉だったろうか。イギ... ...続きを見る

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2005/06/18 21:58
『村松友視の東海道中膝栗毛』(村松 友視)
 そういえばよく耳にする割には読んだことはなかった。これは十返舎一九の原作を作家の村松友視氏が口語訳したもの。最近古典落語を読んだのでそのつながりで引っかかってきた。落語というかもちろん漫才調でなかなか楽しい。  江戸時代の話らしく、けれんみたっぷりなのがよい。物語中に作者をニアミスさせたり、メタフィクションの工夫もあるが、それほど効果があったとも思えない。こうした技巧は当然ドン・キホーテを思い出す。だが申し訳ないがやはりドン・キホーテの方が読んだ時は大きな衝撃を受けたか。なにより性格創造とい... ...続きを見る

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2005/06/05 21:05
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』(山田 真哉)
 私の知人に意味のない計算と意味のないけちが大好きな男がいる。  本を読まない言い訳に「薦められた本を読みたくとも、図書館でのリクエスト待ちが百数十人。これだと1年待つ計算になる」等と事実とは言えない結論を導き出す。普通今の図書館は人気作を複数(それも尋常でない数)用意しているのでその計算は的はずれだとロジックの穴を指摘しても「単純計算での話だ」と胸を張る。何のために計算しているのだろうか? どうやら計算すること自体に彼は快感を覚えるらしい。  金がないと嘆く割に現代金食い虫の代表格であるク... ...続きを見る

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2005/05/31 21:45
『007/カジノ・ロワイヤル』(イアン・フレミング )
 私は007の映画を通してちゃんと見たことはない。無論原作を読むのも初めて。今回読んでみたのは、たまたま通っている英会話教室ではジェームズ・ボンドを題材に模擬ディスカッションをする企画があるので参考にしようと思っただけだ。 ...続きを見る

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2005/05/29 20:37
『アマゾンの秘密』(松本 晃一)
 IT革命とは何だったんだろう? ITビジネスの説明時には必ずAmazonのケースが紹介されていた。どうです、こんなに素晴らしいことが出来るんですよ! でもその他のケースは紹介もされず消えていった。結局IT革命はAmazonに始まりAmazonで終わったのか。もちろん商業的な目的のサイトということだが。 ...続きを見る

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2005/05/22 20:26
『市場調査の手引』(門山 允)
 マーケティング研修の講師に紹介されたものの生憎絶版で、しばらく探していた日経文庫。ブックオフで探し出し読んでみたら、これが絶版にするのはほんとうにもったいないくらいの良書。大正生まれの著者が書いた本なのに驚くくらい古くない。現在でも十分通用するマーケティング基礎理論が満載であった。 ...続きを見る

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2005/05/15 21:08
『先着順採用、会議自由参加で世界一の小企業をつくった』(松浦 元男)
 冗談みたいな題名だが、ほんとにこの本は実在するのです。樹研工業という、米粒より小さい歯車を作った世界一の技術を持つ中小企業。そこの社長さんが書いた本です。  この会社の方針を読んでいると巷の大企業とはまるっきり正反対のことをしている事に気づく。リストラはしない、開発会議はしない、開発スケジュールは立てないし予算組みも行わない。それで世界一の技術を創り出してしまう。社長曰く、計画を立てるとそれを守るのが仕事になる。メーカーたるもの、本来どうあるべきか改めて考えさせられる。メーカーというか、もの... ...続きを見る

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2005/05/14 21:52
『出世しない技術』(梅森 浩一)
『出世しない技術』(梅森 浩一)  さ、さすがにこういう題名の本を会社で読んでいてはまずいでしょうか? まあ出世しない技術で私の右に出る者はいないだろう。マジメに仕事をしないから出世しないのは当然ながら、額面給与が上がらずとも手を抜くことで時間当たりでは効率よく賃金を稼ぎ、また趣味と実益を兼ねおこづかいになるネタ探し(資格祝い金とかね)に奔走し、それでいてリストラの対象にはならないくらいの役立ち度は残す。絶妙だ。 ...続きを見る

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2005/05/11 20:53
『ビジョナリー・カンパニー2』(ジェームズ・C. コリンズ)
 当然先日アップした『ビジョナリー・カンパニー』の続編。今回はジェームズ・C. コリンズさん一人が書いている。片割れは切られたか?(爆) ...続きを見る

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2005/05/09 20:21
『ビジョナリー・カンパニー』(ジェームズ・C. コリンズ, ジェリー・I. ポラス)
 『エクセレント・カンパニー』と対で紹介されることが多いが、著者はまた別の人たち。「立派な会社を作るにはどうしたらよいのだろう」を出発点にして、長い間トップに君臨し続けている優良企業を「ビジョナリー・カンパニー」と称え、彼ら一律に通用する方程式のようなものがあるのかを研究した成果が綴られている。 ...続きを見る

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2005/05/08 20:59
『エクセレント・カンパニー』(T・J・ピーターズ R・H・ウォータマン 大前 研一:翻訳)
 ビジネス書としてけっこうな名著らしい。もう20年ほど前の著書。あの『ジャパン・アズ・ナンバーワン』みたいな今から考えたら何だったんだ?な本がウケていた時代に「アメリカ企業もやっぱスゴいんだぜ!」ってところを分析した、ちょうどシルベスタ・スタローンの白人復権映画「ロッキー」みたいな位置づけだったのだろうか。 ...続きを見る

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2005/05/08 20:58
『寵児』(津島 佑子)
 『妊娠小説』に出てきて興味を引かれ読んでみた。あまた紹介された妊娠小説の中でなぜこれを読んでみたくなったのか、もちろん全く覚えていない。果たして、う〜〜ん、どうなんだろう?? 私の苦手な女流作家小説のようだ。この女主人公、ちょくちょく追憶に耽るのだが、今現在の情景と絡めてムカシを思い出したりするので何の場面なのか読んでいて混乱する。私の書評は技術論が先に立ちいつも申し訳ないとは思うけど。  女主人公の高子は離婚して母子家庭。中学受験を控える一人娘はどういう訳か主人公の姉、つまりおばさんの家に... ...続きを見る

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2005/05/01 22:06
『愚か者ほど出世する』(ピーノ・アプリーレ)
 ここんところバカブームである。しかしいくら『バカの壁』が大ヒットしたからって、なんでも出しゃいいってもんでもなかろう。しかもご丁寧にこの本は「養老先生監修」とわざわざ名を連ねさせ、その「監修」の内容たるや、冒頭に養老さんの解説ともエッセイとも殴り書きのメモともおぼつかないような序文を申し訳程度に出しただけである。図書館で借りたもの(すぐ来た)を手に取るとまるきり新品でひもしおりが動かされた跡もない。初版以来半年近く経っているがどうやら私が初めて手に取ったようだ。思惑もこれくらい外れると気持ちが... ...続きを見る

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2005/04/15 21:32
『妊娠小説』(斎藤 美奈子)
 言われてみれば確かに日本文学に多いのかも知れない。もともと恋愛・青春小説みたいのは苦手で、個人的に触れる機会が少なかったので気づかなかったのか。あんまり孕み話が続くもんだから、こっちがつわりを起こしそうになった。  そういえば「妊娠小説」なるもの(若い男女が堕ろすの堕ろさないので悩みまくる青春小説)、海外の小説ではほとんど見た覚えがない。嬰児殺しのグレートヒェンで有名なゲーテの『ファウスト』くらいか。そういえば『舞姫』と『ファウスト』って似てるな(とっくに指摘されているんだろうが)。「掻爬」... ...続きを見る

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2005/04/13 21:02
『失敗の本質』(戸部 良一)
 『八甲田山』に続く企業研修用お薦め書籍。第二次世界大戦当時の日本軍の戦い方を詳細分析し、その敗因を突き止め現在の日本社会構造に鋭い提言を与える力作。  しかし、残念ながら気軽に読める読み物ではない。前半の日本軍の戦跡を描いた章は完全に資料集である。感動を起こすようなエピソードも、あっと驚く展開も、起伏なくたんたんと事実のみが羅列されていく。読み進めるのが非情につらい。  てことで、すいません、最初の資料編はほとんど読み飛ばしました。その後の章はそこから導き出される敗因分析や現在に通じる日本... ...続きを見る

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2005/04/11 21:54
『会社はこれからどうなるのか』(岩井克人)
 名前からしてリストラに脅えるサラリーマンの行く末指南でも書かれているのかと思ったら、これがかなり権威ある東大の教授が書いたきちんとした経済書であった。キャッチーな題名のビジネス本にしては装丁はかなり地味。このアンバランスも出版元の平凡社ならではか。イラストは皆無、図も少なく地の文がずっと続くのも正直予想外だった。どうもインタビュー原稿をもとに書き下ろしたらしい。最近こういうのはやってるな。  ほとんどの頁が「会社とはなにか?」に費やされている。(日本じゃ始まったばっかりの)「株主主権」の崩壊... ...続きを見る

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2005/04/10 20:26
『八甲田山死の彷徨』(新田次郎)
 子供の頃だが、これ映画化されて流行りましたねえ。「ああ野麦峠」、「二百三高地」など社会派系の題材映画がなぜか流行った時代。吹雪の中で高倉健の叫ぶセリフは今でも脳裏に焼き付いている。 ...続きを見る

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2005/04/09 21:09
『オーデュボンの祈り』(伊坂幸太郎)
 「新潮ミステリー倶楽部賞」受賞作、最後の刊行だそうだ。巻末に選考委員の書評が載せられている。太鼓持ちの「解説」に慣らされている読者にとって、気分良く読み終わった後に先生方の‘愛ある苦言’を読まされるのはいかがなものかと(笑)。  とはいえ、読んだ直後の感想は巻末に乗せられた評価におおむね準ずる。独りよがり的なところが多くて読み続けるのが辛い部分もあり。クドい割にあらゆる事の描写が弱いのだ。個人的に一番共感できるキャラ、警察官城山の設定もただそこに置いただけでリアリティがない。  この辺は後... ...続きを見る

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2005/04/08 21:42
『釈迦』(瀬戸内 寂聴)
 瀬戸内寂聴の本を読むのは初めてです。最新長編であるこの『釈迦』は特別新しい解釈で「瀬戸内釈迦」像を描くという訳でもないようだ。少なくとも私にはそう見える。釈迦の従者として終生仕えたアーナンダという凡人の目を通し、様々な説話でされている釈迦の逸話をそのままなぞり平易な文章で描かれている。近寄りがたい聖人というよりも、自分に厳く他人にどこまでも優しい修行者の姿。 ...続きを見る

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2005/04/07 21:01
『アポロってほんとうに月に行ったの?』(エムハーガ)
 斎藤美奈子『趣味は読書』をぱらぱら立ち読みしていたら、「最近の若い読者はロジカルなミステリーを敬遠する。伏線や暗喩を理解することができず見たままに捉える。ゆえに理屈のないホラーに流れていく」なんてことが書いてあった。そういえばいつだか行った芦辺拓さんらのミステリー対談講演会でもそんなことを危惧する声があったっけ。 ...続きを見る

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2005/04/03 15:13
『SINKER』(平山 夢明)
 気になっていた作家、平山夢明をやっと読みました。数少ない長編の一つ。トクマノベルから出されたが今はもう絶版のようです。結論から言えばまあ無理もない。小説としては今二つ。  時は現代、猟奇的連続殺人事件に震える警視庁。行き詰まった捜査員が助言を求めたのは服役中の天才異常殺人犯。って、こりゃ『羊たちの沈黙』の全くの模倣じゃないか。幼児虐待を描いているところも同じ。  『SINKER』という題名から、他人の意識に‘沈み’、意識を操る超能力を持つビトーという男が主人公に当たると普通思う。出世作『異... ...続きを見る

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2005/03/27 20:52
『モースコレクション / 写真編 百年前の日本』
 Amazonの新刊紹介で目を惹かれ、即購入してしまった写真集。100年前の日本がなんとカラー写真で写っている。もっとも、「着色写真は、明治に入って職を失った日本画の絵師たちの手によるもの」だそうだ。現在の白黒映画に付けるデジタル着色処理の走りだな。それでも当時の状況を推し量るにこれ以上のものはない。気分はまさにタイムスリップ。  京都の円山公園の桜、上野や神戸の大仏(そんなものがあったなんて知らなかった!)、アイヌの方々、よくもまあ短い滞在でこれだけあちこちの写真を撮ることが出来たと驚く。(... ...続きを見る

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2005/03/26 21:57
『文化を超えて』(エドワード・T・ホール)
 近頃ちょっと仕事で「異文化コミュニケーション」というのを学んでおりまして、研修会なんかもやってるんですが、そのネタ本としてエドワード・T・ホールという人の名前が出てきました。一応社会学者のカテゴリーに入るんでしょうか? 一頃本国アメリカではもてはやされたようですが、日本では翻訳が遅れたこともあり、あまりポピュラーな人ではないのではと思われます。もちろん私は知らなかったし、図書館でもようやく見つけたと思ったら書庫で眠っていました。 ...続きを見る

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2005/03/20 21:49
パーマンの右手
 小学館マンガ文庫 藤子・F・不二雄『パーマン』(全5巻)は過去様々な雑誌で掲載された同作品を再編集したもの。第5巻には最終話が載っているが、そこで見る絵は共に収録されている他の話と絵柄が明らかに違う。やや稚拙で、タッチや枠線の太さまで違う。最終話と名打ってはいるものの明らかに他の作品より以前に描かれたものだ。  「ドラえもん」も実は一度「最終回」が描かれているのは御存じの通り、子供雑誌なんていいかげんなもので以前の事実をすっかり忘れて平気で再連載が始まったりするのもよくある話。パーマンも恐ら... ...続きを見る

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2005/03/19 20:58
『赤い館の秘密』(A.A.ミルン)
 集英社が出している(た?)「乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10」も足かけ数年かけて結構読んできたものだ。  「クマのプーさん」も読んだことのない私。名作の誉れ高いこの古典作品もどんなものかと長らく思っていた。最初の作者前書きから好感を持つ。キングの前書きみたいで面白い。曰く探偵は素人でよい、その筋の人しか知らない知識をひけらかすタイプの作品は地獄に堕ちろみたいな論旨は直前に読んだソーン○イク博士を思い出して吹き出してしまった。  基本はやはりホームズのパロディ。ワトソン役の手記の形を... ...続きを見る

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2005/03/18 21:45
『南総里見八犬伝』(滝沢 馬琴 原作, 浜 たかや 編著)
 八犬伝と聞いてすぐ黒子の坂本九が浮かんだ人はかなり年配の人(薬師丸ひろ子主演角川映画を思い出すのはちょっとマニアかもしれない)。NHKの人形劇として制作されたのは私が小学校低学年の頃。ほとんど内容は覚えていないが、けっこう楽しみにしていたことは記憶の片隅に残っている。その後の「プリンプリン物語」や「三国志」にも結構ハマったクチだ。ちなみにもう一度見たくとも、「ひょっこりひょうたん島」や「プリンプリン物語」はまだビデオが残っていてリバイバルされているけど、「八犬伝」のビデオはもう失われているらし... ...続きを見る

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2005/03/17 20:58
『赤い拇指紋』(オースチン・フリーマン)
 古典的名作。やっぱり時代を感じますよね。実質的にキャラクターの設定はホームズとワトソンのほとんどパクリみたい。この時代のミステリーはほとんどがそうだが。  出てくるその他のキャラもみな類型的だし、どーして指紋の付いた紙切れが金庫に落ちていたと言うだけでその指紋の持ち主が犯人扱いされるのかが気になって仕方がなかった(それを言っちゃあおしまいだ)。最初から妙に読みにくかったのだが、最後にソーンダイク博士が指紋の謎を科学的に解明する熱弁はやはり素晴らしい。いうまでもなくあそこにこそこの作品の価値が... ...続きを見る

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2005/03/13 21:29
『最期の声』(ピーター・ラヴゼイ)
 まあ帯にも書いてあるらしいので、伏せませんが、なんでステフ殺しちゃったんだろう? 10人の読者がいたら10人とも思うでしょうね。それもあんな理由で。  思うに、この話のスタートはいつも追いつめる側のダイヤモンドが逆に被疑者となりあれこれ尋問を受ける姿を描き出してみようかというところから発していたのでは。それまで見えていた景色が180度転換してまったく新しい姿を現す。ラヴゼイさんの得意とするパターンだ。にしても、主要人物が大したドラマ性もなくあっさり亡くなってしまう展開は、シリーズ物に感情移入... ...続きを見る

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2005/03/12 20:57
『蚊トンボ白鬚の冒険』(藤原 伊織)
 『テロリストのパラソル』の作者の最新作。読む前に例によってAmazonでのレビューをちらちら見ると、意外に星が低い。マンガみたいだなんて評もあった。うーむ。  しかし私にはとても面白かったです。ある障害がもとで人生の目標を見失ってしまった水道職人、達夫の頭の中にシラヒゲと名乗る蚊トンボが住み込んでしまう。こやつなんと蚊トンボのクセに人の言葉をしゃべる。なおかつ宿り主の筋肉を超人的にパワーアップさせる能力まで持っている。おいおいちょっと待て、まるで「ど根性ガエル」だぞ(笑)  全てのキーを握... ...続きを見る

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2005/03/11 23:13
Alice's Adventures in Wonderland: A Pop-Up
Alice's Adventures in Wonderland: A Pop-Up Adaptation of Lewis Carroll's Original Tale(Robert Sabuda) ...続きを見る

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2005/03/10 21:52
『はじめての言語学』(黒田 龍之助)
 曲がりなりにも大学で外国語を専攻した私にしてみれば言語学はいつかやってみたい科目の一つであった(あれ?なんで大学のプログラムになかったんだろう?)  ほぼ私と同年代の先生による、ほとんど語るがままに書いたような文章は、ちと引いてしまうところもあったが、入門前の入門書みたいなレベルに落として書いてくれていたのは助かった。言語学というと語源を特定する学問みたいに思われるのが一般的な誤解だと最初に断じられる。言語学がカバーする分野はいくつかあり、ひとつひとつ優しくご教授してくれるのだが、簡単にしす... ...続きを見る

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2005/03/06 23:21
『反音楽史 さらば、ベートーヴェン』(石井 宏)
 それまでオフィシャルなものと思われてきた「歴史的事実」が実は多分に歪曲されていたものだった。こんな「自由史観」の歴史書の類が最近の出版界で流行になっている(気がする) ...続きを見る

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2005/03/01 22:46
『冒険手帳』(谷口 尚規)
 仲間内で誰が最初に見つけたのかもう覚えていないが、小学生当時入れ込んで読んでいた思い出の本だ。昔「主婦と生活社」が出していた「21世紀ブックス」の一冊。「ワニブックス」とか覚えておられる方もいるだろう(まだあるのかな?) ああいったシリーズです。この『冒険手帳』は、簡単に紹介すれば無人島で暮らすためのサバイバルハウツー本みたいなものか。私の保有しているのは「昭和51年 第141版」とあるから相当売れたものと思われる。すでに絶版であるようだが、Amazonでは書籍情報のみ参照され、それでも熱いレ... ...続きを見る

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2005/02/28 22:46
藤田嗣治画集
 『藤田嗣治−「異邦人」の生涯−』を読んで早速図書館で借りて参りました(買えよ)。でけえことでけえこと。A3版くらいあるのかな。おかげで小さな図版では気づかなかった多くのことがわかりました。  あまり具体的に指摘されることはないけれど、ある裸婦画を見ていたらアンリ・ルソーの絵とそっくりの表情に見えた。ルソーは最初に衝撃を受けた画家との記述があるので、私の見立てもあながち見当違いではないでしょう。絵の中にまた絵を置く構図はフェルメールを思い出すが、その辺の影響はよくわからない。  そしてテクニ... ...続きを見る

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2005/02/27 20:27
『藤田嗣治−「異邦人」の生涯−』(近藤 史人)
 エコール・ド・パリと呼ばれる一派に日本人画家が含まれているというのは知っていた。藤田嗣治の絵を間近に見たのは、京都国立近代美術館にて。目当ての絵ではなかった。常設展でふと目に留まったものだった。こんな人が日本にいたのだなと強烈に印象に刻まれた「素晴らしき乳白色」。本来見に行った展示の事はもう覚えていない。  おかっぱ頭にロイド眼鏡。表紙の肖像を見た瞬間、カトちゃんかと思った。天才によくある、奇行で知られた人だったらしい。日本の画壇では長く無視され、謎に包まれた生涯だったこともこの評伝を読んで... ...続きを見る

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2005/02/26 23:51
『外国語上達法』(千野栄一)
 数カ国語に長けた著者が「自分は語学が苦手である」と最初にぶちかますのは、なんかイヤミか?と思ったが、おおむね参考になるお話がたくさん聞けた。特に「忘れることを恐れるな」というのは多くの人が大いに勇気づけられるだろう。学習し続けることが大事なのだ。それができりゃ苦労はないけれど。  記憶のメカニズムについて、競馬のことは楽々覚えるのに英単語は一向に覚えない人の喩えを使い非常にわかりやすく説いてくれる。ようはモチベーションなのだ。 ...続きを見る

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2005/02/23 21:13
『やせる!病気が治る!石原式「朝だけ断食」』(石原 結實)
 な、なんとベタな題名でしょうか…。健康のためなら死んでもいい、意外と健康オタクな私。断食なるものにもいささか興味を持っています。この先生は「朝飯は食うな、昼も軽めに、夜は好きなものを食え」という世間の一般常識に反したことを勧めている。  まるで脅迫するかのような、朝食は必ず食べましょう!というスローガンはなんかどっかの業界の思惑が絡んでいるんでしょうか? かくいう私は、実は小学生の頃から朝食は食べませんでした。単に寝坊助だったからにすぎないんですが。でもここ数年なぜか朝に強くなり朝食を取るよ... ...続きを見る

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2005/02/21 20:53
『二分間の冒険』(岡田 淳)
 とあるメルマガで紹介されていた和製ファンタジー。なかなかよくできていました。  ごく普通の小学生「悟」が掃除をサボる口実に保健室に行く途中、不思議な猫に出逢い(不思議の国のアリスの模倣?)、異世界に飛ばされる。そこでは普段のクラスメートが子供達だけの世界で暮らしていた。そこであれこれあるのだが、どういう訳かクラスメートの一人の女の子と「竜退治」に行かされるはめになってしまう。…端折りましたが、まさにファンタジーの王道をいっています。  ミスディレクションあり、気の利いた「なぞなぞ」あり、意... ...続きを見る

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2005/02/20 20:52
『作曲家の発想術』(青島 広志)
 『音楽の基礎』を見つけたのはいつぞや店頭でちらっと見かけたこの本をAmazonで閲覧していてのこと。聞くのは好きだが、基本的に私に音楽の才能はない。カラオケなんかで歌う限り音痴ではないとも思っているし、たまにでたらめな歌詞ででたらめなを歌うことこそあれど(オヤジ化の始まりである)、ふとしゃれた曲想が思い浮かぶことはない。ギャグの作り方はなんとなく察しが付く(ほんとか?)が、作曲家がどうやって旋律を発想するのか、積年の謎であった。本屋でこの書名を見た時、即興味惹かれたのもそんな理由からだ。  ... ...続きを見る

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2005/02/17 21:32
『日産を甦らせた英語』(安達 洋)
 Amazonのレビューには「看板に偽りあり」の文句がずらりと並んだ。ゴーンさんが社長になって日産の「公用語」は英語となった。そのおかげで日産は競争力が付き、奇蹟の復活を遂げた! その苦難の歴史を綴る! 題名を読んだら誰もがそんな内容を期待するわな。  ところがそういう部分はほとんど期待しない方がいい。語学研修を受け持った(JALアカデミーという語学教育業者の契約講師)著者が行った英語研修のあれこれをずらりと羅列しただけの内容とも言える。企業で研修関係を担当している人なら大いに参考になるが、別... ...続きを見る

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2005/02/14 20:31
『音楽の基礎』(芥川 也寸志)
 別の本の情報をAmazonで閲覧していて、例の「この本を買った人はこんな本も買っています」で存在を初めて知る。なんたる不覚か。大変な名著を読み落としていた。無駄のない、精緻に磨き上げられた文章。読者に媚びず、逃げやぼかしもなく何事についても言い切る迫力。最近ではこんな文章を書ける人はもう思い当たらない。この辺の事情を即ワープロのせいにするのは安易な気もする。って音楽論じゃなくて文章論になっちまったよ。それくらい磨かれた文章だ。 ...続きを見る

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2005/02/13 20:00
『白昼の死角』(高木 彬光)
 家に20年くらい転がっていたのを読んでみた。昭和の名作の一つ。角川で映画化されたので記憶に残っている人も多かろう。颯爽とした経済小説ってなイメージが残っていたけど、いざ読んでみたら印象がかなり違った。申し訳ないがリアリティをみじんも感じられなかった…。主人公はガキっぽいし、もうちっとありそうなウソを作って欲しかった。私も手形のしくみくらいちっとは知っているから余計にそんなことあるかいなといちいち気に障った。ただ、これはいわゆる「ヤミ金」を描いた小説でもあり、貸し渋りの現在もっとも元気のいい金融... ...続きを見る

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2005/02/12 21:25
『残された人びと』(アレグザンダー・ケイ)
 あの「未来少年コナン」主題歌の映像中「原作:残された人々」とクレジットされていて、長い間捜していた。最近になってようやく読んでみたが、「未来少年コナンとは、まったく印象が違う話だった。ただ細かいところは原作の設定を残している。ラナは機を織っているし、ラオ博士(「ロー」と表記されているが)は片目を布で覆ってパッチと偽名を使っている。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0

2005/02/11 14:26
『バーティミアス−サマルカンドの秘宝』(ジョナサン・ストラウド)
 ハリポタの大ブレイク以降、最近流行している翻訳ファンタジーものの一冊。ちょっと毛色が変わっているとの触れ込み。『エラゴン』よりは楽しめたけどそこまで面白いか?  いつの時代だかはわからない、魔術師が世の中を束ねているロンドンが舞台。この世界では魔術師(魔法使いと同義と思う)になる者は早くから親と引き離され、丁稚奉公のように師匠に師事しなければならない。ナサニエルという主人公、才能はあるようだがちょっとひねくれている。師匠のことはちっとも好きではないが、やさしいその夫人には思いを寄せていた。 ... ...続きを見る

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2005/02/07 21:21
『ロウソクの科学』(マイケル・ファラデー)
 古典中の古典。何を今更の極致だ。角川文庫はカバーデザインを一新したし、最近意外と見直されてロングセラーになっているようだ。子供の頃から名前は知っていたが読んだのは初めてのこと。日本でいう江戸時代でこれだけのことがわかっていたのかなあと、感心しきり。  ただあいにく挿絵+文字だけだと私みたいなアホにはちんぷんかんぷんなところが多いので、ファラデー先生が実演された数々の実験を再現映像とかどっかのテレビ局作ってくれないものか(もうとっくにあるのかな?) ...続きを見る

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2005/02/06 20:48
『樽』(F・W・クロフツ)
 「乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10」と名打った集英社の新訳古典ミステリーシリーズ。大昔読んだはずなのに一行たりとも覚えていない。 ...続きを見る

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2005/02/03 22:05
『本の愉しみ、書棚の悩み』(アン・ファディマン)
 本の整理というものをいつかはしてみたい。引っ越してきて以来、ほとんど荷物に手を付けていない。やってきた本は空いてるスペースにはめ込めるだけだ。とても分類などできない。強いて区別を付ければ、すぐ読む本は近くに、読まない本はそこいらに。…自分にもその違いはわからない。  私は本を汚せない。文庫本のカバーは必ず外して読む。上にずれてきて読みづらいのだ。また鞄に入れて持ち運んでいると角が擦れて摩耗してくる。せっかくの美品を少しでも長く保ちたい。  たまにカバーを裏っ返して読んでいるヤツがいる。許せ... ...続きを見る

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2005/01/30 20:00
『英語にも主語はなかった』(金谷 武洋)
 大学の頃ちょこっとだけラテン語を習ったことがある。audioとかvideoとかはもともとラテン語でそれぞれ聴く・見るの意であった。へーそうだったのか。レストランのことをタベルナという。へぇへぇへぇ…。それしか覚えていない。  ただ、語尾変化が異常なほど多く、私・あなた・彼・彼ら(性別でまで変えていたかは覚えていない)それぞれ変わるため主語がいらないらしいというのはなかなか便利だな、と思った記憶がある。ラテン語はもう話している人のいない言葉で事実上文語しか残っていないので、実際そのように話され... ...続きを見る

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2005/01/29 21:16
『魔女は夜ささやく』(R・マキャモン)
 一時引退宣言をしていたマキャモン10年ぶりの新作。04年版「このミス」では海外第3位。傑作の誉れも高い。  ただ今ひとつ食指が伸びなかった。最初「魔女裁判の話」と聞いてかなりためらったのだ。なぜ今更魔女裁判?? しかし読了してみて…いや面白かった。見事な冒険小説。きちんと王道を行っているのが偉い。ツボを突きまくられた。成長し、父を乗り越え悪の手から女性を救い出し、クールに去っていく。まるで西部劇。また宝の山を見つけて終わるのはトム・ソーヤーに始まるアメリカの偉大な集合的無意識なのか?  小... ...続きを見る

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2005/01/28 22:49
『日本文明の謎を解く』(竹村公太郎)
 雑誌に連載された国土交通省の元河川局長が書いたエッセイをまとめたもので、題名はちと大げさだろう(笑)。  でもこのおっさん語り口もよいし、発想もおもしろい、読んでいてめちゃくちゃ引き込まれる。(昨今では無駄な経費の代名詞になってしまったが)公共事業を担当していたお役人さんだけあって、社会インフラに関する視点がこの人ならではのユニークさだ。  日本は先進国として希有なほど道路事情の不備が目立つらしい。クルマ文化を本当に受け入れたのが明治よりももっと後だからだそうだ。馬車ならぬ人力車なるものを... ...続きを見る

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2005/01/23 20:51
『エラゴン』(クリストファー・パオリーニ )
 例によって「ハリポタを抜いて全米でベストセラーになった!」ファンタジーらしい。  スティーヴン・キングのハードカバーみたいにでっかい本で全645ページの分量。何とかかんとか読了してわかったことは、…どうも私はファンタジーってあんまり好きじゃないみたいだ。  私がハリポタに夢中になれるのは、決してファンタジーの要素ではなく、少年ジャンプやアニメ的な「友情・努力・勝利」の血湧き肉躍る展開、ミステリーっぽい大どんでん返し、そしてギャグも満載だぞ、みたいなところであり、あれがばりばりのリアル現代劇... ...続きを見る

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2005/01/16 21:47
"And then there were none"(Agatha Christie)
 講談社インターナショナルから出ているルビーブックスシリーズ。同シリーズは英語の原文の一部に‘ルビ’を振って、難しい単語や表現に日本語訳を付けたもの。ある程度英語の能力は必要とされるが、いちいち辞書を引く手間が省けるのがうれしい。学習用には非常に適していると思うが、残念ながらあまり増刷・続刊はされていないようだ。 ...続きを見る

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2005/01/15 21:03
『マイナス・ゼロ』(広瀬 正)
 ウエルズが最初に書いた「タイムマシン」とそのフォロワーには大きな違いがある。ウエルズの主人公は未来に行った。人類が未来でどのような進歩(堕落?)を遂げるかを描くことに科学的な考察を傾けている。だがウエルズ以降タイムマシンものは「タイムパラドックス」を描く面白さを追求するのが主流となった。つまり過去へ行っている。そしてウエルズにはなかったノスタルジーの要素を強く持ち始めた。そうした中で、和製のタイムパラドックスものとして究極の出来といわれているのがこの『マイナス・ゼロ』だ。 ...続きを見る

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2005/01/14 22:10
『冠』(沢木 耕太郎)
 韓日ワールドカップ観戦記『杯』と対をなすオリンピック観戦記。ただし、シドニーではなくアトランタオリンピックの記述である。あれからもう9年。 ...続きを見る

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2005/01/13 20:22
『杯』(沢木 耕太郎)
 今や旅のバイブル『深夜特急』を「観光ガイドにならない旅の本」と自嘲気味に語っているのを読んだことがある。どこへ行っても名所の見所や歴史的背景なんぞには一切お構いなく、いつでも自分の印象を最優先に描いているのだ。日韓ワールドカップ観戦記であるこの本でも、その日何を食ったとか(この人飯の心配ばかりしているような気がする)道に迷ったとか、ほとんどサッカーと関係のない話をくどくど書いている。でもそれが素敵に面白い。 ...続きを見る

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2005/01/12 17:08
『表の体育 裏の体育』(甲野 善紀)
 甲野善紀さんの事を知ったのは雑誌のインタビューか何かだったか。人間の潜在能力とかそういうのに私は昔っから興味あったので、この人の提唱する「古武術」なるものに俄然注目しています。最近巨人の桑田投手にアドバイスをして見事復活させたことでも有名になりましたね(翌年の桑田は調子落としたのでもう忘れかけられているが)。  この本は文庫で復刊された氏の旧著。内容は肥田春充さんという明治の超人的武道家の著述からの引用が中心となっている。これがまた凄い。幼少の頃病弱だった肉体を改善すべく、死ぬ気で修行を開始... ...続きを見る

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2005/01/11 20:26
『ドルリイ・レーン最後の事件』(エラリー・クイーン)
 結構高く評価している人もいるのでので読み返してみたのだが…。  大昔に多分読んだことがあるはずだけどまったく筋は憶えていなかった。ただ犯人の記憶だけが何となく残っていたのが最大の不幸だったかも知れない。読んでいるうちにはっきりしてきた。憶えているというよりも有名作品なのであちこちでネタバレを見ていたかな。  しかし読了一番、なんなんでしょうこれは? ただ読者を驚かせたいがためだけに作られた小説そのものです。ミステリーなんてそんなものさ、確かにそうではあるものの、この作品は考えさせられてしま... ...続きを見る

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2005/01/10 17:27
『「超」英語法』(野口 悠紀雄)
 曲がりなりにも大学で外国語を専攻した私にしてみれば英語学習のメソッドについてはそれなりに一家言ある。その信念に基づきこれまでやってきて、それなりの成功を収めてきた。この本で主張されているいくつかの方法論については共感できるものが多かった。っていうか私がやってたことと一緒じゃん。自己流も捨てたもんじゃなかったのね(ちょっと安心)。  なんでも言い切るところがこの著者のいいところだが、それが故に誤解を生み、批判を浴びることも多いのではと思う。今回も英会話学校から猛抗議が起きそうだ(笑) ...続きを見る

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2005/01/09 11:31
『8時だョ!全員集合伝説』(居作 昌果)
 番組プロデューサーによる内幕本。1999/09というから長さんの『だめだこりゃ』よりも早く世に出されている。長さんの回想録とは重なる部分が多いも微妙に食い違い(ニュアンスやまったく触れられてなかったり)があるのも面白い。  お手軽本かと思ったら意外と中身のある本だった。数々の批判を受けた「怪物番組」の責任者として、より社会的な立場での発言が目を引く。政治批判、教育批判、『だめだこりゃ』にはなかった(敢えて出さなかった?)視点。これは芸術家とビジネスマンの違いだな。日本の場合作品に対する抗議は... ...続きを見る

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2005/01/08 21:23
『だめだこりゃ』(いかりや長介)
 考えてみればコメディアンの自伝で笑かしてくれるものはほとんど無いように思う。このいかりや長介自伝も荒井注へのリスペクト溢れる弔辞から書き始められる。長さん曰く、トリスのおじさんに似たピアノの弾けないピアニスト。初期ドリフターズを引っ張った(今にしてみれば)伝説のコメディアンだった。単行本には彼との最後の仕事になったフジカラーのCM「七福神」の記念撮影写真が載せられいる。ドリフの‘6人’が七福神のコスプレで田中麗奈を囲む。その中で懸命に笑顔を作る荒井は生気を感じられず、見るのも辛い(その後長さん... ...続きを見る

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2005/01/07 23:01
『気まぐれスターダスト』(星 新一)
 出版芸術社「ふしぎ文学館」の一冊。星新一全作品集に漏れた作品を収録とのこと。なるほど出来不出来が分かれる。ちょっと読むのが辛い作品も。中でも初期の力作と紹介されている「憎悪の惑星」「火星航路」。今となっては貴重だし駆け出し作家の情熱も感じられるけど長いっす(爆) オチもないっす(爆)  それでもいくつかは見るべきものがありました。星さんといえば「三禁」(時事ネタ、暴力、SEX…だったかな?)なのに珍しくSEXを描いた「平穏」。露骨な描写はもちろんありませんがお子さま向けでない専門用語満載でど... ...続きを見る

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2005/01/06 23:12
『あのころの未来』(最相 葉月)
 『絶対音感』で一躍有名になった最相葉月さんは、漠然ともっと若い人なのかと思っていたら私よりも年上の人なんだな。ほぼ同世代、似たような読書体験も有してるようだ。それが星新一。この本は最新科学のトピックスを星新一のショートショートに絡めて紹介しているエッセイ集だ。  星さんのショートショートは手軽に読め、そのため「自分にも簡単に書けるのでは」と思い違いをされがち。事実一頃はブームに乗って安易な粗悪品が世に反乱し、その結果このジャンルそのものが他の文芸よりもかなり貶められていなかったか。  星作... ...続きを見る

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2005/01/05 21:04
『英語の会議にみるみる強くなる本』(スティーブ モリヤマ)
 結構ベタな題名ですね(笑)。私自身は英語の会議に出る要件などなにもないけど、まあなんか仕事のネタになるかなと読んでみました。よくある欧米と日本のコミュニケーションに関する差異と、「こういう時に使え」みたいなお決まりの英語慣用句もたくさん載っています。一読、コミュニケーションスキルがお手軽に学べることは請け合います。  こういう異文化の考察については河合隼雄先生なんかの本を読んでいるので、それほどびっくりするような記述はないものの、初めて知って意外に感じた点をいくつか。 ...続きを見る

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2005/01/04 17:16
『葉桜の季節に君を想うということ』(歌野正午)
 2004年度版「このミス」1位作品。昨今の「驚愕の大どんでん返し」には、がっくりきてただヘコまされるならまだしも、生理的な拒絶感を喰らうものもあるので用心しいしい読んでいました。結論から言えばすごく楽しめた。私好みの作品です。とにかくあの明るいエンディングはとても幸せな気分にさせてくれた。Amazonでレビューを見ると酷評している人も少なくない。たしかに稚拙に感じる部分もあろう。けど、「このミス」でこれを推した人は絶対に主人公のポジティブさに共感し惹かれたんだと思う。 ...続きを見る

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2005/01/04 14:25
『海外ミステリ誤訳の事情』(直井 明)
 さすがに最近はもう見かけなくなったが、海外の文献で、ちょんまげ結って着物を着て草履のまま畳の部屋で過ごし、ハラキリがまだ執行されるような現代日本が紹介される。まだまだ日本も知られてないねと物笑いのタネになる。『海外ミステリー誤訳の事情』を読んでいるとそんな日本だって海外のことをそれほど理解しているわけではないのだと今更ながら空恐ろしい気分になる。  これは海外事情に詳しく、ミステリーマニアの直井明氏による翻訳ミステリー悪役誤訳の徹底チェック本。まあ普通なら見落とすであろうミスを重箱の隅をつつ... ...続きを見る

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2005/01/02 22:10
『文章読本さん江』(斎藤 美奈子)
 いやいや、こんな面白い本を今まで知らなかったなんて。『はじめてわかる国語』(清水 義範& 西原 理恵子)で紹介されていたおかげで巡り会えた。抱腹絶倒、こんな笑わせてくれるまじめな評論は初めてだ。 ...続きを見る

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2005/01/01 16:47

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少佐の記憶-Memoirs of a major- 本のテーマ/BIGLOBEウェブリブログ
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