少佐の記憶-Memoirs of a major-

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zoom RSS 燕子花図と夏秋渓流図(根津美術館)

<<   作成日時 : 2017/05/07 23:29   >>

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 実は来週もここに来るのに、かきつばたはそれまで持たないだろうから敢行した。大型連休の中日(5/4)ということで混んでること。

《燕子花図》尾形光琳
 この中にきっとあなたに似た仏様がいらっしゃいます。京都の三十三間堂で言われること。このざっくり描かれたかきつばたの中にも自分に似たかきつばた(なんだそれ?)がいるような気がしてきた。繰り返すリズムは四季の移ろいから輪廻転生へ。


 かきつばたのかたちのリフレインは容易に発見できる。でもそれは、技法というよりも(そんな仕掛けを技法と呼ぶのはあまりに安易だ)、ちょうど初めて会うのにこの人よく知ってる誰かに似てるな、みたいな人生でよくある繰り返し事の様に思える。

 ゆく川の流れは絶えずしてしかも、もとの水にあらずでも、咲く花は毎年違えど花は花なのだ。

 先日学んだ観察力がほとんど役に立たない絵である。いつどこでだれがなにをしているか、なんて何もわからないし、そんな事を描こうとしたわけでもない。かきつばたが咲いている、ただあるがままを描く。

 もちろんこれは伊勢物語が背景にある。絵の中に描かれなかった、遠く離れもう戻れぬかも知れぬ都、二度と会えないかも知れない人びとへの思いが歌には込められている。それをこの絵の中に見つけるのはちと無理がありすぎやしないかい。

 それにしても、三年ぶりとはいえ、かきつばたの時期にはここに来るたび毎回見ていたはずなのに、ぜんぜん記憶と違っていた。あのスノコのある八橋かきつばたの方のイメージが強かったのだな。あっちはメトロポリタン美術館所蔵で来日し、「二つのかきつばたが並ぶ!」みたいな企画だったような事をうっすら思い出した。

 そもそも初めて見たときの記事を見ると絵の方はほとんど理解不能ですっ飛ばしてたみたいだ(笑)。



《夏秋渓流図》鈴木其一
 鈴木其一の方が断然迫力もあって分かりやすい。サントリーで見た時よりも清流の水がこちらに流れてくるように見えるな。屏風があそこよりやや高い所に置かれているからだろうか。

 木が林立する縦の構図が折り重ねられて飾られる屏風絵の特性を最大限に活かしている。白い百合、緑の笹の葉、舞い散る紅葉の落ち葉もやや不自然なくらい大きく描かれ不思議な存在感を与えている。



 現実の燕子花は満開である。こんな満開の時に 来たのは初めてかもしれないと思ったけれど過去の記事を見てみたらそうでもなかった(笑)
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 また少し遊んでみるか。
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