少佐の記憶-Memoirs of a major-

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zoom RSS 北杜夫展(山梨県立文学館)

<<   作成日時 : 2016/11/19 15:14   >>

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 新潮社のTwitterで開催を(だいぶ遅れて)知る。もっと早く知っていれば斎藤由香さんのご講演とかにも馳せ参じたのに。まあとにかく情報を得たすぐの週末早朝、スーパーあずさに乗り込んだ。






 甲府駅からは市営バスで行くのがいちばん安いし便利なようだ。文学館行き…と、ん?県立美術館行き? なんだお向かいさんなのか。去年山梨旅行の帰りに県立美術館には寄ったのだ(疲れちゃってほとんど感想ブログに書く気にならずほっちゃってたわい)。
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 周りはちょっとした公園になっている。
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 ちっちゃいけどバラ園なんかもあったよ。
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 それほど広い会場でもなかったが、自筆生原稿が満載。以前世田谷文学館あたりで見たものも多いのかな。迫力はあるがまあ読みづらいこと。首を曲げて見下ろして読んでくのすごく疲れる。個人蔵と書いてあるのは要するに斎藤由香さんがお持ちの資料ということだろうか。

 北さんの書き文字。「あ」と「め」の区別が付かないw。北さんが喋っているのと同じようにボソボソつぶやいてるような小さな文字である。編集者はこれらを解読していかなければならなかったんだろうなあ。

 なんとか読んでいくと、内容はとにかく青臭い…。辻邦生さんが北さんに宛てた手紙も展示されていて、「マインリーべ」(愛する人よ、みたいな?)とか呼びかけてるよ。危ないんでないのか? お二人がそういう関係とかは聞いたことがないけど。

 『どくとるマンボウ航海記』は、最初の原稿段階では「どくとるマンボウ」が「ドクトルまんぼう」にひらがなカタカナが逆になってた。編集さんがひっくり返したのかな。って、これ前に見てた気がするんだけど。どこだったか。もう記憶が曖昧だ。

 三島由紀夫の推薦文と『白きたおやかな峰』への真摯な批評。他人にこんな厳しいアドバイスをくれる人なんてもう最近いない気がするな。

 軽井沢別荘の執筆机の再現。軽井沢のことはエッセイでもよく出てきたっけ。

 『月と10セント』で利用された「月乞食」の名刺他。
北さんご本人が集めた昆虫採集の表本もあった。昆虫って、乾燥させれば何年たっても劣化しないんだな。なんか薬剤処理してる?


 ふと気づけば文学館には映画「ぼくのおじさん」のポスターがあちこちに張り出されていた。この企画展は映画のプロモーション目的もあったのかも知れない(さもなきゃこんな企画やってくれなかったろうなあ)。北さんの小説を今映画化してくれるなんて…感謝感激である。





 北さんの作品、どれも久しぶりに読み返したくなってくる。それ以前に未読の大長編もそろそろ手を付けなければ。『輝ける蒼き空の下で』はKindleでもう入手してるのだ。




 これからの文学はどうなるんだろうねえ。絵画は一目でわかるから伝播も容易だが、それを言ったら音楽が至高の芸術だけど、識字や翻訳の絡む文字情報は大変だ。もともと選ばれた人たちの間でしか楽しめない芸術ではあったのだけど。

 しかしながらご承知の通りデジタルの情報はコンピューター「言語」で出来ている。1と0のみで宇宙の全てを表せるのなら言語芸術にもまだまだ可能性はあるとも言えるのだ。











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