少佐の記憶-Memoirs of a major-

アクセスカウンタ

zoom RSS ここから −アート・デザイン・障害を考える3日間−(国立新美術館)

<<   作成日時 : 2016/11/03 21:50   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

画像


 10/22土曜日。この日は(展示替えのある)鈴木其一展にまた夕方からでも出かけようかとNHK「生活笑百科」を見ながらのんびりし過ごしていた。ボーっとテレビを見続けているとその後のお昼のニュースで障害者関連の展示会(?)が告知された。

 2020東京オリンピック・パラリンピックに向け、パラリンピック関連のスポーツ用アシスト器具みたいなものをもっと知ってもらおうみたいな企画のようだ。それだけならスルーしていた。しかしその中に「障害者の方のアート」も展示されるという。以前からアール・ブリュット(アウトサイダー・アート)には興味がある。ニュースで映された作品はどれも異彩を放っていた(ように見えた)。

 会場は国立新美術館か。サントリー美術館の其一展に行くついでに寄れるじゃないか、これは行かねばと即断した(その名の通り3日しか公開期間がなくもう終わってるスマソ)。

 まだまだ盛況なダリ展には目もくれず、会場へ。国立新美術館は自前の保有美術品がなくただの箱なんだよね。そこんとこよくツッコまれるのだが、常に複数の展示会が行われるシネコンみたいな便利さはまあいいんでないの?


画像
 入場は無料である。どれどれアール・ブリュットは…お、絵ばかりでなく立体作品も少なからずあったのは驚いた。初めてかな…ん? あそこで見てたかも。

 思いの外たくさんのアーチスト作品に出会えた。特に印象に残ったのが、

澤田真一
 粘土の焼き物なのだろうか。縄文土器みたいに見える。異常な数のトゲトゲに覆われたドリアンみたいな容器? これはトカゲ? イグアナ? 数々の異様な妖気を放つ作品にマジで鳥肌立った(イボイボ系ダメなのよ)。HUNTERXHUNTERに出てくる「念」がこもっているようだった。


藤岡祐機
 アクリルケースに閉じ込められた、縮れ毛のような、髪を梳かす櫛のような、糸くずのような、水の中の藻のような、風になびく草原のような、、満開の藤の花のような…なんだろうと思ったら、クレヨンで色を塗った名刺くらいの紙片をハサミで細〜く糸状に切り分けているだけらしい。縮れているのはあまりに細く切るために自然とそうなっているようだ。
 藤岡氏による制作過程のビデオがそばで上映されていた。短髪で赤いTシャツ姿の兄ちゃんが(多分)ご自宅(熊本ご在住らしい)の二階から降りてきて、おもむろに制作机に座り、なにやら容器を取り出して怪しげな液体をかけてまぜまぜしだしたので、特別な絵の具を調合してるのか(そういう人いるし)と思ったら、カップの納豆食いだして思い切りコケた…。


なお丸
 樹脂粘土細工の異形のモノたち。昆虫のような動物のようなロボットのような…。造形、配置される色のバランス、東南アジアの人形たちを思わせる部分もちょっとある。実際、あのへんのでっかいコガネムシみたいな印象も受ける。先程の縄文土器みたいな焼き物も同様に、あのほとばしるエネルギーはそれだけ自然(原始)に近いところから生まれてくるのだろうか。


 ここで出てきた作家たちの名前はグーグル日本語入力でかなり一発変換される。すでに有名人なのかな。撮影は禁止でガッチリ著作権も抑えられている。ちゃんと中抜きなどされず報酬を得ていることを望む。

 アウトサイダーアートの作家たちの特徴として、(意味のない)単純作業を嬉々として執拗に、飽くことなく、あり得ない正確さでやり続ける制作態度がよくあげられる。こうした姿勢は伝統的な職人芸と何が違うのか? いつも考えさせられる。答えのない謎だ。いや本当は我々も知っているのかもしれないけど。


 その他、スポーツ用のアシスト器具みたいなものの展示も。こちらは撮影OK。車椅子なんか試乗もできる(乗らなかったけど)
画像



 こんなものを見世物にするなという向きもいるかもしれないけれど義手とか、かっちょいいぜ。匠の技でもあるし。
画像



 リオ・パラリンピックでは、ある種目ではフルオリンピックにおける健常者のものを超える記録が出て、常識を覆される快感に脳天ひっくり返ったものだ。近い将来、健常者の記録がこれ以上伸びなくなる壁が見えた頃、パラリンピックの方がメジャーになる日も来るのではないだろうか。
画像



 車椅子の試乗コーナーまであったのだから、せっかくならバネの具合とか重さとかわかるように触れる見本も置いといて欲しかった。
画像















テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ここから −アート・デザイン・障害を考える3日間−(国立新美術館) 少佐の記憶-Memoirs of a major-/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる