少佐の記憶-Memoirs of a major-

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zoom RSS 琳派400年記念 箱根で琳派 大公開 第二部:江戸・大坂編―抱一・其一・芳中など―(岡田美術館)

<<   作成日時 : 2016/03/11 16:06   >>

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 夏ぶりの箱根。火山騒ぎも一段落。日本画の中でも私が面白いと感じる数少ない流派である琳派の特集が岡田美術館で開催中。400年記念行事は京都のは参戦できなかったので、この機会を逃してなるものか!


《月に秋草図屏風》 酒井抱一 江戸時代文政8年 1825年
 まずは二階に両巨匠の大作。黒い半月?と思ったら、貼った銀が錆びたものとのこと。くすんだ黒は銀と脳内変換して鑑賞するのがリンパーの習わし。
 ススキの名所箱根だけにこれを持ってきたかな。開いたススキは翼を広げた渡り鳥の群れの様に見える。
 なお、近くで見ていた時は気付かなかったが、ちょっと離れて見てみると半月から左下に月光ビームみたいな太い筋が確認できた。これは意図的なものなのだろうか?(図版で見てもわからない) 照明のせいではないと思うのだけど。


《月次扇面図屏風》 鈴木其一 江戸時代後期 19世紀中頃
 月替りカレンダーみたいに毎月の風物詩を一年分十二枚の扇子絵に描いたもの。こんなのもやってたんだねリンパー。江戸らしくちょっとひねったものも入れてるみたいで、この辺も其一さんらしいのかも。


《調布の玉川図》 酒井抱一 江戸時代 天明5年
 4階が本格的な企画展。リンパーがズラリ。この絵はなんか浮世絵っぽい美人画だなと思ったらその通り、仲良しの浮世絵師に習ったものだとか。浮世絵はポップアートなので、琳派みたいな正統派(なのか?)日本画絵師とお互いどういう関係にあったんだろうね? 北斎なんかとも活躍時代が被っているはずだが。

並べてみるとこんなイメージか。

酒井抱一: 1761年- 1828年
葛飾北斎: 1760年- 1849年
鈴木其一:   1796年- 1858年

 北斎さんは超長生きした人だから両巨頭に被ってるんだ。影響を受けたとか与えたとかあまり聞かないので(私が不勉強なだけかもだが)お互い相手にしてなかったのかな。


《木蓮小禽図》 鈴木其一 江戸時代後期
 やはり其一さんの作品に目が行くね。そろそろ季節の木蓮の花。ド迫力かつどこかバタ臭い。レンブラントのデッサンみたい。
 と思ったら、別室に「逸品」として速水御舟さん(焚き火に蛾が寄ってくる絵の人だね)の《木蓮(春園麗華)》があって、これまた凄かった…。墨一色の水墨画なのに濃淡の妙から立ち上るオーラが揺らめく。

《春秋図屏風》 鈴木其一 江戸時代後期
 これも其一さんらしい生命力にあふれた大作。赤くてまんまるな柿の実はルソーの描いたエナジーボールのようなオレンジと同じパワーを感じた。タンポポの葉っぱもビンビントンガッてるぜ。みんなみんな生きているんだ友達なんだ〜って感じ。


 作品に浸っていると「もうじき学芸員によるギャラリートークが始まります〜」とのアナウンスが聞こえてきた。お腹が空いてきてたけどせっかくなので参加してみた。担当の学芸員さん、このマンガのイメージみたいな方だったw。




 琳派の絵の解説をして頂けるのかと思ったら、「今日は焼き物をいっしょに鑑賞しましょう!」…。「尾形乾山はご存じですか? 知らない、という方…?」 周り(平均年齢高め)が誰も手を挙げなかったので挙げそこねた…。しらねーよそんな人…。(リンパーの始祖、尾形光琳さんの弟である)

 でもツアーはとても面白かった。当たり前だけど学芸員さんが展示物の配置(見せる向きも含めて)を決めて実作業までされてるんだね。思い入れも深くなるというものだ。おいら焼き物はさっぱりわからないけど、少しは見どころがつかめた気もする。

《色絵菊文透彫反鉢》 尾形乾山 江戸時代
 花びらのように口の反った鉢。「透かし」となっているがあれ「穴」じゃんねえ。描かれている菊の花の合間を縫ってポコポコ空いている。そりゃシースルーだけど。「その穴はなにか意味があるんですか?(゚∀゚)」と質問を受けることもたまにあるらしい。「いや別にないです。デザイン上のことだけです。むしろ実用的にはジャマ(穴から水こぼれるし)w」とお答えするそうだ。
 最近の陶磁器だと、釉薬で穴を埋めてガラス膜を作って透かしているのもあるが、あれは最近の技術なんだろうか?

《色絵竜田川文透彫反鉢》 尾形乾山 江戸時代
 重要文化財である。やはり透かし(穴あき)タイプ。こちらは紅葉があしらってある。よく見ると黄色と緑の他に白い紅葉が混ざっている。さてこれは?というと、工程上先に(色なしの)紅葉を描いて素焼きにし、それから色付をする際に「ゲッこの葉っぱ要らなかった、バランスが悪くなる」って事もあるそうな。その場合、色を塗らずに「なかったこと」にするらしい(そんな表現はされてなかったがw)。重要文化財作品でもけっこうアバウトなんだなあw。


 今回初めて開花亭という隣接するカフェに行ってみた。元々ここにあった民家をリフォームしたものとのこと。いつ来ても特製弁当は売り切れである。「名物 豆アジ天うどん」なるものを所望。

 いやでもこれおいしかった! うどんは喉越しよく、アジの天ぷらは小骨が一切なかったので下ごしらえで一本一本抜いてるんだと思う。お出汁も秀逸。いいお値段だけど、一度食べて見る価値はある。


 足湯もよかった♨
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