少佐の記憶-Memoirs of a major-

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zoom RSS 青森県立美術館

<<   作成日時 : 2016/03/20 12:55   >>

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 最初にこの美術館を知ったのは渋谷パルコで行われた成田亨さん中心の青森県立美術館展である。かれこれもう四年前か! 監視員さんのスモックみたいな制服がなかなかかわゆかったのを行ってから思い出した。あれ売ってないのかな。基本、作業着なんだから、別に男が着てもいいもんね? いや、あれを着込んでいけば関係者と思われてタダで入館されてしまう? そこまでするファンなら入れてやれよダメですかそうですか。

 自分初の東北ツアー。青森は未踏の地。東京からはやぶさで約3時間。新青森駅に降り立つ。そばに飯屋も繁華街もなにもありゃしない。「新」と名の付く新幹線駅はいつもそうだ。仕方がないので駅構内の食堂へ。


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 板さんにおまかせの海鮮丼。うまいけど高い。店の時計が10分進んでたのでバスの時間を焦る。電波時計が普及しているので狂った時計って最近めずらしい。青森時間か。ってうちの会社の掛け時計もPCの表示時間もいつも合ってなかったなw。

 「ねぶたん」なる安易なネーミングの周遊ミニバスに乗り10分。途中だいぶ雪か積もってる。毎日が雪かきなんだろうなあ。ご苦労様です。

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 HPのイメージからしたら、大雪原にぽつねんとあるのかと思っていたら、意外に住宅地のそばにあった。建物も意外にデカいのだな。収容面積(天井も高いから体積?)は国立新美術館のワンフロアと同じくらいあるんじゃなかろうか。

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 さいわいよく晴れていたのでまったく寒くはない。館内はむしろ暑い。北国の施設は暖房完備なのだ。どこも寒い所がない。東京では省エネもありトイレとかはけっこう寒い。北国生まれの人が東京に住んでみると「寒くてしょうがない」とこぼすのをよく覚えているがさもありなん。


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《マルク・シャガールによるバレエ「アレコ」の舞台背景画》 1942年
 入館して会場はエレベーターで下る。まず目に入る3枚のでっかいシャガール! それぞれ微妙に違うがサイズは縦890cm×横1450cmとのこと。何だこりゃ? どうやらロシアで催されたバレー作品の背景画みたいなものらしい。お馴染みの浮遊する人間やにわとり、月、カーニバル、シャガールレッドの建物…さすがに壮観で迫力はあるがやや大味かな。弟子が描いてたとしてもわからん。まあこの大きさじゃムリもなかろう。


 この日は企画展として、文化庁メディア芸術祭青森展「まぼろし村と、あなたとわたし」というイベントをやっていた。若手アーチストのインスタレーションアート集みたいなものかな。千葉で見たのと似たような感じ。でもあっちと違って写真撮影はダメみたい。ケチ。

 いくつか面白いと思ったのが、


《匂いをかがれるかぐや姫〜日本昔話 Remix〜》(原 倫太郎+原 游)
 絵本仕様の作品。なんだそりゃとエロい妄想かきたてて(制作者の思う壺状態)見てみると、「かぐや姫の物語を自動翻訳ソフトで英訳したものをまた日本語に機械翻訳させた」文章を絵本にしたものだそうな。ゆえにキテレツな日本語の羅列になっている。だからかぐや姫の「かぐ」が「嗅ぐ」と判別されてsmellになって「においを嗅がれた」と戻ってきたと。って、そんなようなのおいらも前に仁和寺の記事でやったぞ。パクられたか?ww

 ちなみに、横のパネルにその日本語原文と機械翻訳英文の一部が併記されて飾られていた。英文をつらつら見ていたら、「おじいさんとおばあさんが〜」の対応文が "Grandfather and grandfather" となっていた。ん?こりゃキカイじゃなくて打ち込んだ人間のミスじゃないかな?(コピペしてないのかなあ?) 指摘してあげようかと思ったがあまりに野暮なのでよしとしたw。やはり自動化の妨げとなるのは常にヒトかも知れない。


《まだ かみさまが いたるところにいたころの ものがたり》 チームラボ
 参加型アニメーション作品。スクリーン代わりの壁に映る象形文字をタッチするとそれが意味するものを召喚する。まるで錬金術である! きっとこのアーチストはハガレンのファンだな。

 この作品は写真撮影OKだった。
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 なんかよくわからんがマンガがずらり置いてある会場もあった(文化庁のマンガ部門受賞作品ということらしい)。「進撃の巨人」とか「バガボンド」とか読んでるといつまでもいそうになったので、そそくさと退散した。

 まずまず面白かったかな、と会場から出てきてあれ? あおもり犬はどこにいたんだ? 棟方志功とか奈良美智とか成田亨の作品は展示されてないのか??

 受付で確認するとどうも企画展と常設展は入口が分かれていて飛ばしてしまったようだ。もう一度エレベーターで降りて入って行くと「こちらでございます」と係の人が次々案内してくれる。あれ?なんでわかるんだろ?と思ったが、きっとお腰に付けたトランシーバーで「いまへんなオヤジがあおもり犬探してふらふらしてるから適当にあしらっといて!」と情報が回されてたんだな。


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 無事あおもり犬とご対面。通路が雪で埋まるのでこの季節は会場からガラス越しに見ることになっているらしい。雪のない季節ならもっと近くに寄れるのだろうか?


《Hula Hula Garden》 奈良美智 1994年
 でっかい模型のような作品。小屋の中のまばらなお花畑、三人の女の子(たぶんマネキン)が腹ばいでくつろぐ。丸い電球がいくつも上から吊るされている。気付くのはこの照明が柔らかく、キンキラしたLEDとは違う昔の白熱電球風の光だ。ノスタルジックを狙って使ってるのかな。でもまだ白熱電球って売ってんのか?と思って監視員さんに聞いてみると「いやそこまではわからないですねえ…。ただこれ実は前の場所から移設されてその時に電球も変えてるはずで…」
 ググったら白熱電球はまだAmazonで売ってるな。LEDでも「柔らか光モード」とかあるかも知れないし電球型の蛍光灯もあるし、やっぱりよくわからん。。


 肝心の成田亨さんのコーナーもちゃんとあった。また逢えてよかった。パルコで見たウルトラマン関連のスケッチの他に、これは想定外の彫刻作品も展示されていた。もともとこちらが彼の本職なのだ。鬼や酒呑童子を大迫力で創造している。でかいのは3メートルもある。レリーフ風の作品も。

 しかしながら、成田亨といえば圧倒的にウルトラマンと怪獣。自分の本筋でない子供向けの作品ばかり脚光を浴びるのは辛いものもあったかもしれない。モロボシダンの森次晃嗣さんも一時悩んだこともあったそうだし。でも成田さんの生み出したキャラクターは不朽の名作だからな。こんな名誉なことはそうあるものでもない。

 彫刻の材質はFRPと書かれていた。鉄やブロンズではないのか。聞いたことあるけどなんだったかな。スモックの監視員さんに「FRPって何でしたっけ?」と聞くと「プラスチックです」とのこと。「やっぱそうですか。でもそしたらこれらは型もの? んなわけないっすよねえ(レリーフはともかく金棒持った銅像なんかは型抜きはムリだろ)。粘土みたいに加工できる材質のプラスチックなんですか?」「いや実際の制作工程まではちょっと…」
 監視員さんは学芸員ではないのだ。あまり追求するのはやめておいた。でもこちらの監視員さんはとてもフレンドリーでここに来る前もいろいろ積極的にいろいろ展示について教えてくれたりしてくれる。(さっき迷った時、受付の人も親切だったしね)

 「こちらの三体の作品はほんものは京都にあるんです」「あ、レプリカなんですか。そうですよね、京都の人から依頼されて作ったって書いてあるのになんで青森にあるのかなとは思ってたんです。でもレプリカと言っても本人が作った分ですからねえ…」

 普段は天敵の監視員さんと私がこんな会話をしてしまうなんて青森よいとこ一度はおいでである。


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 夜のライトアップまでいられないのが残念。青森の街も明るいうちにゆっくり見てみたかったのでぼちぼち後にした(つづく)




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