少佐の記憶-Memoirs of a major-

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zoom RSS 『反応しない練習』(草薙 龍瞬)

<<   作成日時 : 2016/01/18 20:08   >>

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 『考えない練習』(小池 龍之介)のどじょう本かと思ったが、聴いてみたら(これもAudible本)意外によい本であった(そんなのばっかし)。値段もKindle版なら199円、無料期間中にAudibleで聞いてしまえばタダ!と良心的なのも気に入った(なんという煩悩まみれ)。

 仏教は京都にいる間、ちょっとはまりかけたことがある(環境とは恐ろしいものだ)。いや別に頭を丸めようとかではなく、「仏教思想ってクールじゃん!」みたいなノリである。

 現代日本での仏教の捉え方は、それこそ他力本願だの葬式仏教だののイメージしかない。本来釈迦の唱えた思想はむしろ科学・哲学に近い。合理的かつ功利的で人の世の役に立つことを本分とする。今では悪い意味に取られる刹那主義も「現実を見ろ・足元を見ろ(煩悩に惑わされるな)、今この瞬間を一生懸命に生きるのだ!」という修造みたいな訓示が本来の意味であった。「我慢」だって決して「わがままを言わない」ことではなかったらしい。

 どうにもなにからなにまで日本では釈迦の教えが歪められているようだ。でもぼちぼち「なんかおかしいぞ」「本来の仏教はこんなもんではない」と気付き、感化された人たちが増えだした。それが小池氏であり草薙氏であるのだろう。そして少なからずの人を救っているようだ。

 この本によれば釈迦の教えは実に具体的である。くよくよするな。ありのままの現実を見ろ。身体意識を大事にしろ。すべての悩みは頭の中にしかない妄想に過ぎない。「反応しない」とは無関心無感動ということではない。煩悩にそそのかされるなということだ。「振り切れない煩悩は声に出してみる」(そうすれば客観的に見れる)というアドバイスは予想を遥かに超える効果を感じた。

 数々の煩悩の内、私がいちばん身につまされたのが「承認欲」。「なんだ、結局寂しかっただけか」というのは少年マンガで悪の親玉の定番の理由だった。他人から承認を得たい、愛されたいが故に人は(他人から見れば)どうしようもないバカなことをしでかしていく。ダークサイドに堕ちるのも同じ。いわゆる中二病である。

 なんだ、オレも中二病なんだと(薄々感付いてはいたが)認めた瞬間、確かに心が安らかになった(-人-)。


<追記>これうまくまとまってるな
東洋経済記事:心が強い人は「不安は妄想」だと知っている 実体のないものに反応するのはムダ!
http://toyokeizai.net/articles/-/84567












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