少佐の記憶-Memoirs of a major-

アクセスカウンタ

zoom RSS MOMAT コレクション 特集:藤田嗣治、全所蔵作品展示

<<   作成日時 : 2015/12/13 17:47   >>

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

画像


 東京国立近代美術館ではときおり無料デーがある。ちょうど藤田全所蔵作品閲覧なんてのをやっていたので、タダより安いものはなし、と見てきた(12/6)。(たかだか400円程度の事だがw)

アンリ・ルソー
《第22回アンデパンダン展への参加を芸術家に呼びかける自由の女神》1906年
 フジタ見に行ったのに最初に気になったのがルソー。ちょくちょく見かけていた絵だが意味がやっとわかった。アンデパンダン展に自家製の絵を粛々と持ち込む黒服の人々。こんなにいたのかよ。なんでみんな真っ黒な服着込んでるんだ? ひとりだけ赤いドレスのご婦人がいたが、絵を持っていない。
 直立する肖像画では地に立つ人物がうまくかけなかったルソー(地に足が着かず浮いてるようにしか見えなかった)、この作品ではちゃんと人々の位置取りとか(一応)出来てる。女神は好きに浮かしているが。


藤田嗣治
《猫》 1940年
 かなり昔、京都国立近代美術館で見たのが最初ではなかったか。今見ると猫ちゃんたちのバトルロワイヤルの中に奥行きを持たそうとしている工夫がわかる。ダ・ヴィンチの《アンギアーリの戦》で見たあの螺旋も頭にあったりしたのだろうか(キュビズムも?)。右から左に猫たちが吹き上がってくるような躍動感。
 解説では《アッツ島玉砕》との類似点が指摘され、《アッツ島玉砕》の展示コーナーではそのまたパクリ元(剣で敵兵を突くところとか)紹介もあった。その作品もダ・ヴィンチの後だろうし、大元はダ・ヴィンチ?
 それはともかく、あっち(アッツ)は目を背けたくなるような地獄絵図なのに、こっちの可愛らしい猫ちゃんたちではユーモアや愛らしさしか感じられない。しかし画家の頭のなかではどっちも同じなのかも。ってか神の目からすれば猫の戦いも人の戦いも似たようなものか。


《五人の裸婦》 1923年
 これも既視感がある。見ざる言わざる聞かざるみたいな図だったのね。


《アッツ島玉砕》 1943年
 フジタは戦争画を多く制作した事で、戦後、戦争加担者として戦犯のように糾弾されたという。フランスに帰化したのはそのためもあった。なんであんなにいじめられたんだろうか。他にもメジャーな日本画家で協力していた人たちもいたのではなかろうか。要するにかばってくれるお友達が少なかったのかなあ。

 MOMATのHPでは

画家仲間から、戦争協力の責任を代表して負ってほしい、と説得されたといいます。

 なんてことも書かれていた。以前藤田に関する本も読んだはずだが(うわっ、もう十年前か)、そこに書かれてたのかなあ?(読み返せよ)












藤田嗣治「異邦人」の生涯 (講談社文庫)
講談社
2014-03-07
近藤史人


Amazonアソシエイト by 藤田嗣治「異邦人」の生涯 (講談社文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ひさしぶりですね
最近 見かけないのでどうしたの
か 何か変わった事でも
あったのか ちょっと気になって
いました
”スターウォーズ”最新作が公開
されますね 私も久しぶり映画観に
行こうと思ってます

来年も よろしく
winter
2015/12/14 19:36
winterさん
お気にかけて頂いていたとは恐縮です。死亡説でも流れていましたか(笑)
更新が滞っていた理由は特段ありません。美術館に行くことの多い金曜日夜に仕事がたまたま多く入っていたくらいですかね。ぼちぼち復活していきます。
スター・ウォーズ私も楽しみです!
少佐
2015/12/14 20:51

コメントする help

ニックネーム
本 文
MOMAT コレクション 特集:藤田嗣治、全所蔵作品展示 少佐の記憶-Memoirs of a major-/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる