少佐の記憶-Memoirs of a major-

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zoom RSS 描かれたチャイナドレス─藤島武二から梅原龍三郎まで(ブリヂストン美術館)

<<   作成日時 : 2014/06/29 22:20   >>

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 チャイナ服に焦点を当てた企画展なんて未だかつてあったんだろうか?w でも面白かったよ。みんな行っチャイナ!


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 ま、思ってたより展示数が少なかったけど、なかなか楽しめたな、チャイナドレスの模様ってどこかで見たことがあるなと思ったら、中国茶器の模様に通じるものがあるのだね。

 ボチボチ帰ろうかと思っていたところ、突如学芸員さん(?)の解説ツアー団体が雪崩れ込んできた。せっかくなのでそばに寄って聞いていた。非常に勉強になりまして、そのへんも今日の記事には織り交ぜておこう。でも金曜の夜にやるのはなんか変な時間だし、もしかしてこの日に来ていた団体客さんへの特別サービスみたいな感じもして、潜り込んじゃってよかたのかしらん( ゚∀゚ )


安井曾太郎
《金蓉》 1934年 東京国立近代美術館蔵 ※展示期間:6/10-7/21
 今回の白眉であろう。こういう骨格のしっかりしている(絵画的にね)人物画わたしゃ大好きなのよ。注文主の細川護立さんって、"殿" 細川護熙元総理のおじいちゃんだね。モデルの小田切峯子さんって誰なんだろか? 他の人の作品にも出ていたのでちょっとした有名人なんだろうけど。顔つきは原節子入ってる気もするが。

 学芸員さんの解説によるとやはり今回の企画展のポイントの作品だったらしい。もし国立近美からこれが借りれなかったら企画倒れになっていたとか。ちょっと交渉難航して会期の後半分のみなんとか貸してもらえたそうだ。これがある時に来れてよかった。安井個人のみならず1930年代の日本洋画を代表する作品と絶賛されているらしい。私もそう思う。

 この絵は峯子さんが実際にチャイナドレスを身につけてモデルを務めた訳ではなく、彼女が中国に滞在している間に安井がおおまかなデッサンを済ませ、彼女はチャイナドレスを残して帰国してしまったらしい。残された安井曾太郎はそれを元に絵の中で服を着せて行く製作過程を取ったらしい。かなり苦労したそうだ。

 ( ゚д゚)ハッ! するとこれはいわば「着衣の峯子」であり、きっと「裸の峯子」がどこかに存在しているに違いない!<バカ

 閑話休題。この「金蓉」は、ちょうどこちらの美術館に展示してある、やはり私の大好きなピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」と同じポーズをしている。椅子に腰掛けて画面を対角線上に占拠する存在感のある人物画。もちろんどちらが優れているとかいう話はできない。しかし安井先生が入念に苦労に苦労を重ね筆を入れて描いている(ように見える)のに対し、ピカソは実に省エネ(描き損じを消してもいない!)。ごく限られた線と単純な色のみで安井にまったく負けない安定感と迫力を生み出している。あの顔は(外人さんであるということもあるのだが)ほんと2Dで描かれながら3D彫刻にしかみえないし。まさに魔術である。

 いやはや、みんなでわっせわっせボール運んで枠に飛ばないシュートする日本チームをよそにパス三本くらいであっという間にゴールを決めるサッカー先進国との差みたいなものかなあ?( TДT)


藤田嗣治
《力士と病児》 1934年 大日本印刷株式会社蔵
 これどこかで見たような気もするがどこだったかな。パチパチパンチみたいなたくましい体した中国の大道芸人のおじさん。病気のこどもを連れたお母さん。二人は完全にそっぽ向いてのがかっこいい。
 解説に寄れば秋田の美術館にこの続編的作品があるらしい。力士は三人に増えているが、左下のおじさんはこの絵と同じポースを取っているらしい。よっぽどここのおじさんが気に入ってたんだろうということ。こういうの画家はよくやるよね。アングル御大もやってたし。


久米民十郎
《支那の踊り》1920年
 ヴォーティシズム?うずまき派??そんな派閥があったのかよ?w ググってみるとキュビズムの仲間みたいなものみたい。なにかの反抗心の表れじゃないのかな。この絵では渦巻きというか、剣の舞みたいな雰囲気。舞ってる部屋にあるかすれた壁画は伝統的な描き方に忠実なためその対比も面白い。


児島虎次郎
《西湖の画舫》1921年
 特に目立った絵ではなかったのだけど、学芸員さんが「上で座ってくつろいでる女性がスマホいじってるようにしか見えない」と教えてくれて、「ほんまやねん!ww」と笑いが止まらなかった。いったいなにを覗きこんでいたんだろう??
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 ま、ガラケー持ってる江戸の芸者さんもいたしなw
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