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ポンピドゥと聞いてププッピドゥ♪を思い出すのは私だけだろうかきっとそうだろう。昨年のシャガール展もこちらパリのポンピドゥーセンターからのもの。前衛作品のメッカらしい。とはいえ、個人的にはその意味をふと考え直す結果となった。 つまり古臭いのだ(爆)。ほとんどの作品がもう百年近く前の物。そんな時代物を未だ前衛と呼んで良いのだろうか? 結局目に留まったのはお決まりのピカソ、ダリ、マックス・エルンストの一部の作品。すべてのレベルを越えて古典になってる巨匠たちだ。他はもはや過去の遺物や懐古趣味にしか見えなかった。 展示の仕方は(だだっ広い敷地に絵を並べてみましただけのことが多いここにしては)かなり細かく仕切り、迷路のように次の展示が見えないようにして、歩いて行くと突如現れる新次元みたいな粋な工夫が凝らされていた。各部屋中央には立体オブジェを起き、ブニュエルなどの映画も上映ブースもあった(また「アンダルシアの犬」だよ)。 入って最初に展示されるのは、ブルトン『シュルレアリスム宣言』の原本(?)。うーん、オーラが滲み出ている。しかしこういうのも電子書籍の時代になったら出来なくなるのかな(?) ジョルジョ・デ・キリコ 《ギヨーム・アポリネールの予兆的肖像》 1914年 お馴染みギリシャ彫刻風の絵だが、バストアップの彫像にサングラスかけさせている(笑)。他の画家の手によるパロディー作品かと思った。名画にグラサンって美術の教科書とかに必ずやるいたずら書きだよね(私はリーゼントにするのも好きだった)。 《二人の人物》 1928年 これもお馴染みのマネキンだが、いつもの無機質さではなくルノアールのようなまったりした描き方をされている。こんな試みもしていたのだな。 ルネ・マグリット 《秘密の分身》 1927年 ポスターにもなっている目玉作品。顔を切り取ってずらして並べてみる。今ならデジカメで撮ってフォトソフトで簡単に出来るなと思ったら出口に自分の顔をこの作品と同じような構図に出来るプリクラみたいな有料サービスが置かれていた(笑)。やんなかったけどさ。 サルバドール・ダリ 《不可視のライオン、馬、眠る女》 1930年 得意のだまし絵ですね。馬とお姉さんは見つかるんだけどライヨンはどこにいるんでしょうか…(;∀;) あ、不可視だから見えないのかも! パブロ・ピカソ 《横たわる女》 1932年 まあいつもの通りのピカソの描く夢見るような女性なんだけど、線のリズム、色の配置、やっぱり引き込まれるなあ。 ところでドラ・マールという人による写真が数点飾られていて、これはあのピカソの愛人だったドラ・マールなんだろうか。あの人も画家兼カメラマンだったはずなのであってもおかしくはない。この展示そういった当たりの解説が貼られてないのよね(あ!音声ガイド使えってことか)。 ジョゼフ・コーネル 《博物館》 1942年 川村美術館で観たコーネル。またお会いできた。例によって絵ではなく、フィギュアぽい感じ。今回はちっちゃいスーツケースに薬の小瓶みたいなものが詰められているオブジェ。…相変わらずピンと来ないw。 マックス・エルンスト 《三本の糸杉》 1951年 糸杉といえばやはりベックリンの《死の島》。ドイツの家庭には一家に一枚飾られていたそうだからエルンストの意識にもあの絵があっただろうか。 《最後の森》 1960-70年 森というより深海なんだよな。と思ったら前にBunkamuraザ・ミュージアムで観た《暗い海》とほとんど同じじゃないか。 あんまり満足いった展覧会ではなかったけれど、書き始めると随分感想が浮かんでくるもんだね。話長いだけか。 |
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