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たまに社内研修でインチキ講師役をする時がある。ある時、なんとか化けの皮が剥がれないよう誤魔化しつつ終わりほっとしてると、ひとりの新入社員受講生から「少佐センセイはなにを訊いてもすぐ答えが返ってくるのがすごいですね!」とお褒めの言葉を頂いた。「は?」センセイ役としてそんなのは当然ではないか(しかもほとんどは口からデマカセなのに)、とキョトンとしてしまった。 しかし後々考えてみると、その新人君は「なぜ?」と訊いても周りからちゃんとした回答のない日常に慣れきっていたのだろうと思い当たった。もちろんそれは「自分で考えなさい」という愛のムチもあるだろうし、単純に「俺もなんでかわからないけど昔からそうだから」という無知の知(恥)から来るものでもあろう。私も身に覚えが山ほどある。質問者としても回答者としても。 「考えるな」と説教する和尚さんがいる一方で「もっと考えなさい」と説くコンサルタントがいるw。身につければ間違いなく人に嫌われることで有名な「地頭力」シリーズ。今回は人のタイプを What型 と Why型 に分け "鋭いアウトプットを出せる人の「頭の使い方」" を教えてくれるらしい。 簡単に言えば What型 とはいわゆるノーブレイナーで言われたことを疑わず表面的にしか捉えないタイプ。Why型 はそのココロはなんだろう?と、常に「なぜ?」と疑うことを忘れないタイプ。 元々雑誌の連載記事をまとめたこともあり、以前の著書と比べ内容的にはずっとわかりやすいというか軽すぎる気もした。世の中そんな単純なもんじゃないだろう(さすが地頭力=ひねくれ力には定評ある私だ)。あまり参考になるところは多くなかったかな。 この本の趣旨からして、What人間が悪者にされるのは仕方がないけど、What の大切さももっと説いて欲しい。丸暗記も大事なんだけどなあ。どうも曲解されそうな気がする(それこそ「そのままくん」かw)。現実の世界では What型で終わる人間も必要みたいなことは書かれている。ただし、忘れちゃいけないのは同じひとりの Why型人間でも、ある場面では What型人間になる時もある。人はそれほど単純な存在ではない。 しかし出身地とか世代とか果ては血液型占いまで、日本人はカテゴライズに入れられるのが大好き。彼は○○大学出身だから自分よりデキる、とか社会人になってまで本気で言ったりする。分をわきまえすぎるというか、組織内で流動的(ダイナミックに変化する)に役目を果たす意識が低すぎる。 「国際会議で難しいのはインド人を黙らせることと日本人をしゃべらせることだ」。思わず笑ってしまったジョーク。インド人と議論したことはないが、沈黙の会議はニッポンサラリーマンの日常。別に日本人がなにも考えていないわけでもないし、口下手が揃っているわけでもない。自分は今ここでしゃべる役回りについていない、と考ええているから黙っているのだ。 もともとの日本はWhat珍重社会ではなかったはずだ。黒船以降急速に近代化せねばならない要請から手っ取り早い最適戦略をとったに過ぎない。お陰さまで(多くの犠牲も払ったが)日本は立派な国になった。さて大国らしく次のステップに進まなければという段階で何をやっているかといえば、「村人のみんなに嫌われたらオラ他の村で生きていけない。よそ者は絶対受け入れられないんだ…」という強迫観念から来る濃すぎる人間関係構築なのだから恐れ入る。 守 (先人や師匠の教えを守り、型を身につけることに精進する) 破 (先人や師匠と違うことをやってみる) 離 (自分独自の芸風を打ち立てる) 昔から守破離、と言われてきたが今は守だけでもう汲々である。どげんかせんといかんぜよ。 「WHY型思考」が仕事を変える (PHPビジネス新書) PHP研究所 細谷 功 ユーザレビュー: 理屈だけでなく、現実 ... 最近の社会が生き辛い ... 「頭を使う」クセを付 ...Amazonアソシエイト by ![]() |
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少し涼しくなったので、たっとこさ、地頭力(?)が働き始めました。 |
七海 2010/09/12 09:42 |
そういうお客さんがきっと一番助かりますねえ。私なんざ周りの迷惑も考えず思いついたことぽんぽん聞きまくって、飽きてくると「もういいです、次行って」みたいに放り投げる最悪聴衆でっす。 |
少佐 2010/09/12 20:43 |
聴衆としては出来るだけ異質な意見、質問を出すのが「親切」だと思うんですが、そうは思わないセンセイも多いんですよね。質問してるだけなのに、怒り出す人までいる。 |
彩季堂 2010/09/22 17:40 |
まあそういう化石はほっといても絶滅してくれるでしょうから。いやしぶとく生き延びるかな?w |
少佐 2010/09/22 22:04 |
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