少佐の記憶-Memoirs of a major-

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zoom RSS ストラスブール美術館所蔵 語りかける風景@Bunkamura ザ・ミュージアム

<<   作成日時 : 2010/07/10 21:06   >>

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 「語りかける風景」なんてロマンチックな副題を付けたからってやはり風景画は地味である。ましてやそれほどのビッグネームや誰もが知っている名作が来ているわけでもない。こんな思い込みから会期終了間近まで訪問を逡巡していたが、行ってみればそれなりに盛況であった花金雨の渋谷。


 風景画も嫌いじゃない。風光明媚な場所も大好きだ。しかしそればっか並べられてもさすがに飽きてくるよな。どれも同じように見えてきた。それにしても地味すぎる。「コロー、モネ、シスレーからピカソまで」ったって、それほど代表作があったわけでもなかったからね。コローなんてどこにいたんだか、すっかり見落としていた。。それでも興味を引かれた品をいくつか。今回ピックアップしたのはどれも主催者側のイチオシではないと思う(公式HPにどれも出てないw)。でもどの作品の前もそれなりに人だかり&食い入るように見入っている人はいたので私が特にマニアックであると言うことはないw。


パブロ・ピカソ
《闘牛布さばき》 1956年
 これは風景画なのかな? スペイン人なら誰もが興奮した闘牛場の思い出を描いているのか。ピカソ後期の作品。ざっくりした筆遣いだが、緻密な計算もあるのだろう。ゲルニカに通じるような幾何学的アプローチもあるようだが、ちょっと壊しすぎで私にはさっぱりわからん。


マックス・エルンスト
《暗い海》 1926年
 有名な前衛画家エルンスト。これは今回並んだ中でまったくの異質な絵。数色の光りを薄いネオンサインのように漂わせ静かに波立つ、擦り絵の技法で描いたという夜の海(?)。海上にはなぜか途切れた弧が浮かぶ。水平線の上にはレコードの溝のように細く均一に並ぶ多数の弧で出来た逆向きの暗い単色の虹。何をいわんとしているのかはわからない。そういう絵でもない。ただ沈黙の海に同調し静かな気分に浸る。


テオドール・ルソー
《木の幹の習作》 1833年
 自然ありのままの姿を追求したバルビゾン派。この絵も題名通り二本の枝付き丸太を転がせて几帳面に描いてるだけだ。しかしこれが凄い執念。幹の朽ちかけている様子、まとわりつくキノコみたいな寄生植物、そんなもんをそこまで綿密にこれ以上なくリアルに模写して誰得状態w。まあだから習作なんだろうけど。でも丸太には椎茸でも植えた方が世のため人のためになろう(私はしいたけ嫌いだけど)。


アリスティッド・マイヨール
《5本の木のある藁ぶきの家》 1900年頃
 あのエロい裸婦像で有名なマイヨールである。この人絵も描いてたんだ。添え書きに寄れば元々画家で目を悪くしてプラスティックアートに転向したそうだ。知らなかった。なるほど、あの生々しい質感のある蠱惑なおしりにはそんな秘密があったのか(?) いやお嬢さん、ぼく目が悪いんでちょっとじかに触らせてくれないかな、ふむふむ…ほおぅ…いやこれはゲージツのためだから…(あくまで妄想です)


ヴァシリー・カンディンスキー
《サン=クルー公園》 1906年
 天敵カンディンスキー(笑)。これはまだ初期の段階で意味不明の抽象模様ではない。しかしスーラもびっくりの点描画。それも点の一個一個がでかい。公園を描いてるため緑色が多くソラマメ並べたみたいだ。じっと見ていると見つめ返されているようで気色が悪くなる。後の無機質系の作風からは想像できない妖怪系のなんか悪いオーラが滲み出ている。うーん、あのわけわからない図形の背後にはこんな怨念がおんねんな。カンディンスキーの見方が変わりそうだ。


 前半は退屈したが最後の方はなかなか面白かった。行って損はなさそう。でも会期は明日(7/11)まで。…スマソ orz。









ストラスブール―ヨーロッパ文明の十字路
未知谷
宇京 頼三


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
終わってるやんけ〜(怒)
まあ、知ってても行けなかったけど(笑)

ところでマイヨールの像ってそんなに色っぽかったけかな〜^.^;
彩季堂
2010/07/12 20:48
わたしもそれほど数見た訳じゃないけど、とにかくいいケツしてまっせ。
少佐
2010/07/12 20:53
・・・・へぇ〜〜
・・・・おやおや〜〜
花の端境期に本音を落っことさないの===
七海
2010/07/13 12:01
ほんとなら蓮の花を撮りに行きたいんですけどねえ、どうも京都への出張が減ってしまいまして。
少佐
2010/07/13 22:40

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