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<<   作成日時 : 2010/01/09 10:52   >>

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 電子辞書のレビューももう4回目になるのか(「エレクトロニクス」のテーマ参照)。新学期に向けたカシオの新製品が 2010/1/15 登場。進化した部分、進化して欲しい部分、脅威と機会といったSWOT分析(もどき)を(現物見てもいないのに)勝手に試みる。

 まず、ついにカラー液晶搭載である。個人的には興味薄いが、今時白黒じゃ誰も見向いてくれないのかな。勉強には関係ないと思うんだけど。

 もう一つの目玉は電子図書(?)。日本文学300作品と世界文学300作品。「DS文学全集」「英文多読DS 世界の文学選集」が霞むコンテンツの豊富さ。実はこれ前機種でも(手作業だけど)できた。でも青空から落として読もうとしたのだが、どうも画面がテカっちゃって見づらい。早々に諦めた記憶がある。

 大きな目玉は上記二点か。個人的には待ち望んでいた英英辞書 LONGMAN が復活したのがなによりも嬉しい。しかし、うーん、これらの目玉はそれほどインパクトがあるだろうか?


 電子辞書は出た当初は大革命だと思った。だが世界でもまれに見るこの日本技術の粋に(これもガラパゴスかな?)、ここへ来て新たな競合が出てきている。言わずと知れた黒船ガジェット。キンドルと iPhone である。

 自分のことで言えば、キンドルのおかげで電子辞書を引く回数は激減した。もちろんいろいろ不便さはあるし、キンドルの辞書機能が日本の電子辞書に追いつくにはまだまだ掛かると思う(今は英英だけだし)。

 だが iPhone の辞書アプリケーションには軽く負けてしまう。コンテンツ内容で勝てるとしても、価格、携帯性で圧倒的に差が付けられる。私自身 iPhone ユーザーでないのであくまで憶測に過ぎないのだが、iPhone を買った人が「もう電子辞書持ち歩かなくていいんだ!」と言うのを多々見かける。

 こうした中、電子辞書はどう棲み分けしていくべきなのか。自慢のコンテンツにしても、一時期デジカメが画素数のみを競ってきた様に、数で勝負するのはもう飽和状態ではないか。決して使われることのないだろう辞書が枯れ木も山の賑わいばかりに詰め込まれているのはもう末期症状。典型的な日本企業の "高機能戦略" である。

 ちょっとフォローすると、これはメーカーだけの責任でもないのだ。コンテンツを提供する出版社の手前、中身をメーカー主導でドラスティックにいじれないのが最大のジレンマではないかと最近思っている。

 例えば私が特にひどさを感じたのが XD-GF9800 に入っていた「新和英辞典」(研究社)。試しに「じしょ」を英語で何というか引いてみる。もちろん dictionary を期待してのことだ。ところが表示される日本語見出しの順番は、

 【地所】
 【字書】
 【自書】
 【自署】
 【辞書】

 なんと5番目にようやく出てくる。「じしょ」と聞いて「地所」を一番最初に頭に思い浮かべるのは不動産業界の人以外にそういるだろうか。ましてや字書、自書なんていつ誰が使うのだ? 自署なんて本官さんしかつかわんだろうが。




こっそり追記:ひえぇ〜。今日たまたま確認したら、「自署」って「自分で署名する」って意味なのか! 自分ところの署(署まで連行するの署)のことかと思ってた!バカだー orz


 これ一体何の基準で並べているんだろと思ったら、どうやら同梱の「デジタル大辞泉」(小学館)と同じにしている(?)。出版社が違うのにね。ついでに広辞苑調べたら同じような並びだった! なんか業界の掟とかあるの??

 ちなみに日本製の英和辞書とネイティブの英英辞書では、例えば一つの単語に複数の意味がある場合、優先順位が違っていたりする。洋書を読みながら引き比べるとやっぱりネイティブ向けの方が並びはリーズナブル。まあこれは仕方ないかも知れない。しかしながら、検索エンジンが「関連の高い準」に瞬時に並べてくれることに慣れている身としては毎回唖然としてしまう。やっぱりこれは変えて行かなきゃいけないんじゃないか?

 今後の方向性として、電子辞書の生き残りにはソフト面での進化しかありえない。電器屋だけのがんばりではムリだ。例えば検索機能に Google サーチ入れるみたいなこと出来ないのか。つまりデスクトップ検索のノリである。自分の経験から、なんだかんだいって同じ単語をくり返し引くことが多い気がする(バカなのかも)。ゆえにさっき調べた単語が一番最初に候補として出てきてくれるのが最も助かるのではないか。ヒストリー機能があるのは知っているけど、ちょっと違う。めんどいっす。

 更に、使われることのないだろう辞書を本当に生かすには、(搭載されてる全辞書を横断して検索する機能はもともとあるのだが)通信機能付けて全ユーザーから検索される回数を単語毎に記録して毎回順位を更新する工夫も考えられる。うむ、これぞロングテール。でもこれじゃ普通のグーグルか…。

 グーグルの日本語変換アプリが一部(ジャ○トシステムだけ?)に衝撃を与えている。私はまだ入れてないけどかなり使えるようだ(*追記:入れてみますた。すごいです。)。ただ難点としてインターネット用語(2ch語含む)に偏っているキライがあるそうなので、付け入る隙があるとすればもうその辺(正しい日本語AT○K!)だけかも知れない。

 妄想していくときりがないな。戦略のセオリーとしては、「どこまで機能を付加するか」ではなく、「どこで過剰機能追加を止めるか」が正解なんだろう。また現物を見た上での続編レポート乞うご期待(買わないと思うけど)。


 追記: あ、一つ書き忘れていた。「もしかしてGoogle」はすぐにでも入れて欲しいんだけど。本家の「もしかして」ほど凄くなくていいから、多少スペルがあやふやな単語を入力しても「もしかしてこれのこと?」と候補が挙がって来て欲しい。スペルチェッカーの仕組みはあるんだけどほとんどの人が活用してないと思う。


続報:京都のビックカメラでちょっと触ってきたので追記(笑)。まず目に付いたのは画面表示が実にはっきりくっきり。これは確かに見やすい。バックライト点灯はデフォルトなのかな? 旧機種にあったバックライトを点灯させるボタンがなかった気がするが、ちょっと触ってたら一段階明るさが落ちた(省エネモード?)。その反面、あんなにギラギラしてたらとても長時間の読書は無理だ。大体、電子ブック機能はちょっと文字フォントのクオリティがひどい。ラクに読める大きさにすると解像度の低さがモロばれ。ギザギザ文字になってしまう。申し訳ないが、本気で電子リーダーとして使われることをあまり想定していないと見た。青空テキストそのまま入れましたってのも芸がなさすぎではないか。ただ、いろいろいじるのは大人の事情でムリなんだろうな。文句ばっかり書いたが、旧機種よりも薄くて軽くなっている&反応速度もこれまでで最速であろう。この辺はさすが。











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内 容 ニックネーム/日時
電子辞書は肥大化し過ぎ!! カラー化なんかより薄型化・軽量化を考えてくれ!!
通りすがり
2010/01/26 15:23

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