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英文法? そりゃ大事に決まってるじゃない。スポーツで言えばルールみたいなもんなんだから、ルールを知らずにどうやってみんなで遊ぶのよ? だからといって、ルールオタクになってやたらめったら詳しくなっても、グラウンドに出てボールを蹴らなきゃサッカーはうまくならない。語学学習における文法の位置づけとはそんなものではないだろうか。 英語に限った話ではないと思うが、純粋にルールに則って説明できる英語の語法は全体の70%程度といわれる。残りの30%はルール無視の「例外」。それらも、無理すれば説明できないこともないのだが、どうひいき目に見ても屁理屈の域を出ないと個人的には考えている。 前置詞の用法などが最たるものだろう。大まかなルールはもちろんあるが、すべてにキチンと当てはまるわけじゃない。おまけに「at と with どっちでもいいよ」みたいな場合もあるのでこちらの頭は混乱するばかりだ。これはもう考えずに丸暗記する他ない。この辺の技術をねちねちチェックする意地悪問題ばかり受験では出題されるので、文法嫌いはわんさか生まれてくるシステムである。 この本に習って、私が思う重要な文法項目は、「語順」、「5文型」、「関係代名詞」、「節」、「仮定法」、「時制の一致」、この辺であろう。前置詞の選択を多少間違えたからといって、意味が通じなくなることはそれほどないはずだ。しかし、よくいわれるように、語順を間違えるとまったく意味をなさなくなる場合がある。 「5文型」、「関係代名詞」、「節」は私が英語を話す&書くときに常に意識しているものだ。「5文型」の理解がしっかりしていないと文章の骨組みが作れない。これは読解時にも同様。全体の骨組みを素早く見つけ出せば正確に速読ができる。特に大事なのはSとV、いわば主語と述語。ついでにいえばSVOOとSVOCの区別はきっちり付けなくてもなんとかなる気がする。 「関係代名詞」や「節」はその骨組みに肉感や彩りを与えたり、複数の文章を組み合わせて表現力を増す助けとなる。だから時に人を惑わす「余計な情報」ともなる。何が本筋で何が装飾なのか区別が付けられるようになると飛躍的に実力は伸びると思う。 「仮定法」と「時制の一致」は、ロジカルな部分を受け持つ。故にこのエリアに"例外"はあまり出てこない。話している内容が現実のことなのか、なんちゃってのことなのか、現在・過去・未来いつの話なのか、これが相手に伝わらないとコミュニケーションが破綻してしまう。 大津先生の英語に関するエッセイは、NHKラジオテキストの巻末でいつも楽しみにしていた。デジタルテキストに変えたら、その手の連載がすっかり読めなくなってしまったのがどうにも困ったものだ。 英文法の疑問―恥ずかしくてずっと聞けなかったこと (生活人新書)
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